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10 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/10(日) 23 53 31.08 ID nYX9CyuqO [1/2] 良子「イエス、打ちましょう」 京太郎「……ぷ……プロだ」 ――― 良子「……」 京太郎(おもちでけえ) ――― 良子「ロン」 京太郎「ぐはっ」 ―― 良子「なかなか筋が良かったですよ」 京太郎「本当……ですか?」 良子「イエス」 良子「色々と必要な物もありますが、今はまだ大丈夫ですよ」ニコッ 良子「また……会いましょう」 京太郎「は……はい!」 良子 好感度上昇安価下 15 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/10(日) 23 58 55.05 ID nYX9CyuqO [2/2] 良子 66 朝 行動フェイズ 京太郎「……」 1.学校に行く 2.サボる 安価下2 21 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 10 41.32 ID c4qEX4WSO [2/31] 哩「……」 京太郎「部長駄目ですって……」 哩「気にする事なか、私の勝手けん」 京太郎「……」 哩「さっ……学校行くと」 ――― 煌「あまりすばらではありませんね……」 煌「どうしましょうか」ムムムッ 哩 好感度上昇安価下 煌 好感度上昇安価下2 25 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 18 21.26 ID c4qEX4WSO [3/31] 煌 98 哩 266 放課後 京太郎「どうしようかな」 1.部活行く 2.帰る 3.街をうろうろ 安価下2 31 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 30 34.78 ID c4qEX4WSO [5/31] 姫子「きょーたっ……」 哩「ここはこう」 京太郎「あ、はい」 哩「まだ筋が悪か」 京太郎「……」 哩「まだ私の事見てくれなかね」 京太郎「部長……」 姫子「……きょーたろー」 哩 好感度上昇安価下 34 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 35 09.68 ID c4qEX4WSO [6/31] 哩 336 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 44 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 40 45.15 ID c4qEX4WSO [8/31] ――― 部長には困っちょる どうしよう 無視が一番 それは流石に出来ないですよ 京太郎は部長が好きなの? そんな訳じゃ…… ごめんなさい いえ……俺の方こそ ――― 京太郎「どうしよう……」 45 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 00 41 12.99 ID c4qEX4WSO [9/31] 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 54 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 02 27.86 ID c4qEX4WSO [11/31] あのさぁ……ヒロイン忘れてない? 煌 148 煌「おや……京太郎君」 京太郎「煌……さん」 煌「……打ちましょう」 京太郎「……はい」 煌「辛い……ですね」 京太郎「はい……」 煌「大丈夫……大丈夫ですよ?」 煌「――私が守りますから」 煌 好感度上昇安価下 56 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 04 38.41 ID c4qEX4WSO [12/31] 煌 178 朝 行動フェイズ 京太郎「……」 1.学校に行く 2.サボる 安価下2 59 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 06 55.43 ID c4qEX4WSO [13/31] 京太郎「サボるか!それがいい!」 京太郎(今日ぐらい伸び伸びとな!) 行動フェイズ朝 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 69 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 22 04.55 ID c4qEX4WSO [16/31] 姫子ちゃんに愛を 煌「私もサボリです」 京太郎「えっ……?」 煌「さぁ……遊びましょう」 煌(許されないでしょうね……) 煌「ごめんなさい……」ボソ 煌(芽生えてしまいました) 京太郎「……」ゾクッ 煌の無償の愛が。 煌 好感度上昇安価下 73 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 25 27.70 ID c4qEX4WSO [17/31] ゾロ目出ないの最高 煌 228 行動フェイズ昼 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 76 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 28 45.14 ID c4qEX4WSO [18/31] 京太郎「電話するか」 この周で出会ったキャラ 安価下2 79 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 34 32.36 ID c4qEX4WSO [19/31] 部長 max 哩「なぁ……姫子の事で話があっんだばってん」 京太郎「姫子さんの事で……?」 哩「だから、よければこれから近所の公園に……」 京太郎「……?」 1.姫子に確認をする 2.行く 安価下2 82 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 39 50.63 ID c4qEX4WSO [20/31] prrrr 姫子「もしもし」 京太郎「実は――」 ――― 姫子「怖い……怖い」 姫子「きょーたろー」 姫子「ぶちょーが怖か……」 京太郎「姫子……」 京太郎「――」 1. 部長は極力避ける 2.とりあえず公園にはいかない 安価下 88 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 44 54.83 ID c4qEX4WSO [22/31] 姫子「きょーたろー」 姫子「私はきょーたろーの事信じとるよー?」 京太郎「姫……子さん」 姫子「さん付けやめて」 京太郎「姫子……分かった」 京太郎「明日二人でデートしよう」 姫子「……」 姫子「愛してるよ、きょーたろー」 0~30 すばらっ! 31~99 ある事をしに姫子を迎えに行く 90 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 47 17.93 ID c4qEX4WSO [23/31] 京太郎「今、行くからな」ガチャ 京太郎「姫子」スタスタ ――― 学校 京太郎「えっと……姫子の教室は」キョロキョロ 0~30 部長 31~99 姫子の教室 92 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 50 04.06 ID c4qEX4WSO [24/31] 京太郎「失礼しまーっす」ガララッ ザワザワ 姫子「きょーたろー?」 姫子「がっこ……」 ガシッ 京太郎「来てくれ」グイッ 姫子「ちょっ……きょーたろー!?」 0~30 哩ANDすばらっ! 31~99 屋上へ 95 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 52 51.56 ID c4qEX4WSO [25/31] 屋上 姫子「ちょっ……きょーたろー!?」 京太郎「よし……」 姫子「何するつもり!?」 京太郎「愛を叫ぶんだよ……」 姫子「!?」 姫子「正気なの……?」 京太郎「おう、あの人を黙らせるぞ」 0~30 哩ANDすばらっ! 31~99 愛を叫ぶ 100 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 01 56 20.87 ID c4qEX4WSO [26/31] 京太郎「行くぞ――」スウゥ 姫子「……///」スウゥ この二人の行動は数十年は語り継がれる伝説となったのは言うまでも無い。 ――― 数日後。 京太郎「軽い謹慎で良かった……」 姫子「ねー///」スリスリ 京太郎「ちょっと姫子……!」 姫子「んー?」 京太郎「いや……なんでもない」 姫子「うん!」スリスリ 0~30 ぶちょー 31~99 エピローグ 106 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 02 00 03.11 ID c4qEX4WSO [27/31] エピローグ 京太郎(なんやかんやで) 姫子「きょーたろっきょーたろっ」ギュウウ 京太郎(学校を代表するバカップルになりましたとさ)チラッ 姫子「?」 京太郎「いや……なんでもない」 ――― 哩「……」ゴゴゴ 煌「ほらほら、落ち着いてください」 哩「ぐぬぬ……」 ――― 京太郎「会えて良かったよ」 姫子「お互い様!」 . ´ / / \ニ\ \ ΛУ /i{ i| | \ \ ∧ ,./ / / レ八 「゛ー__\ \ \ハ // / / ‐__′ \| x庁示 、ト、 〉 \ト / / |i /ィ竹冬 ∨ソ' | ∨ \ \ ヽ />/ 八;ハ 乂ソ , /i/i/i レ⌒ヽ \ } // 〃. / | ./i/i/i 人 . ノ ′ ( /; ;/ |i . v´ ) ,.イ´ | \ \ | / { / |i 込、 ,イ l ;| ハ } 〕 l { / ,八 > _,. |_ /l/ }/ | / ∨ \ トミ _;〕__,.,イ´ ̄〉=─-ミ }/ ヽ} __,ノ УΛ / -‐= 〈/⌒ヽ_/⌒ / {⌒// ./ / /′ / Λ / / / / ___∧ / / ノ' //ニニニニハ 京太郎「ああ――幸せだ」 カンッ 108 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/11(月) 02 02 36.20 ID c4qEX4WSO [28/31] 復讐編は一旦中断です。もし再開をしたかったら、復讐編再開と打ってください 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が通う高校は?(まだキャラが固まっていない高校はナシだヨ!) (プロ編解禁!プロ編が良かったらプロ編と打ってください) 安価下10 174 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 17 13.61 ID wZYzqQpsO [1/24] 鹿児島 霞 私室 霞「……」 京太郎「……」オズオズ 京太郎(どうして俺は呼ばれたんだ?) 霞「京太郎君を呼んだのは他でも無いの……」 京太郎「は……はぁ……」 霞「プロ雀士5人が鹿児島にロケでやって来ます」 京太郎「はぁ……」 霞「その五人の付き人をしてもらいたいの」 京太郎「!?」ビクッ 霞「大丈夫、怖いのは最初だけだから」 京太郎「なんですか!?その犬と触れ合う前みたいな謳い文句!?」 ガララッ 霞「ほら……噂をすれば」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 180 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 22 51.53 ID wZYzqQpsO [2/24] ついに宣言通りゾロを出す人が…… 理沙 126 理沙「こんにちは!」プンスコ 京太郎「うわっ……」ビクッ 京太郎「こんにちは」ビクビク 京太郎(怒ってるー!?) 理沙「よろしく!」プンスコ 京太郎「よ……よろしくお願いします」 理沙「……///」 理沙 好感度上昇安価下 184 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 26 02.21 ID wZYzqQpsO [3/24] 理沙 146 京太郎「さて……スケジュール管理と案内役と身の回りの世話か……」 京太郎「マネージャーかよ!?」バンッ 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 187 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 28 56.88 ID wZYzqQpsO [4/24] 咏「ぬふふ、粋が良さそうだねぃ……」 咏「よろしく少年」 京太郎「あ……よろしくお願いします」 咏「知らねーけど」 京太郎「ええ!?」 咏「私は咏。君は?」 京太郎「あっ……」 京太郎(そういうことか……) 京太郎「須賀京太郎です」 咏 好感度上昇安価下 189 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 31 08.43 ID wZYzqQpsO [5/24] 咏 95 京太郎「えーっと……これから海の案内か」 京太郎「どうすっかな……」 京太郎「うーん……」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 191 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 33 56.80 ID wZYzqQpsO [6/24] 良子「ノープロブレムです。私は理解していますから」 良子「親戚に教えて貰いました」 京太郎「それなら良かった……」 良子「それでも海の案内はお願いしますよ?」 京太郎「今大丈夫って言いませんでしたか?」 良子「念のため、です」 良子 好感度上昇安価下 194 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 36 23.25 ID wZYzqQpsO [7/24] 良子 56 京太郎「えっと夜は……旅館の料理に舌鼓」 京太郎「それには俺が必要……なのか?」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 197 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 46 52.97 ID wZYzqQpsO [8/24] 健夜「あ、こんばんは~」オズオズ 京太郎「こんばんは」オズオズ 健夜「今日はよろしくお願いします」 京太郎「どうもご丁寧に」ペコッ 京太郎(常識人で良かった……) 健夜「……」 ゴゴゴゴゴゴ 健夜 好感度上昇安価下 199 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 50 05.12 ID wZYzqQpsO [9/24] 健夜 75 京太郎「あとは……タオル等のセットか」 京太郎「おもち……戒能プロ……」ウヘヘ 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 202 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 52 06.28 ID wZYzqQpsO [10/24] 咏「おっ……助かるじゃん知らねーけど」 京太郎「ちっ……」 咏「失礼な少年だなー?」 京太郎「タオル、置いときますね」 咏「ゴミを見る目初めて見たよ」ワッカンネー うたたん 好感度上昇安価下 205 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 54 52.09 ID wZYzqQpsO [11/24] 咏 105 京太郎「ん……最後は……子守唄?」 京太郎「ガキかよ……」 京太郎「週刊誌に売れるかな?」 京太郎「無理か……」ハァ 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 207 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 57 35.53 ID wZYzqQpsO [12/24] 健夜「よろしく……ね///」 京太郎「ねーむれーねーむれー」 健夜「ええ!?」ガーンッ 健夜「話が違うよこーこちゃん!」 京太郎「え?」 健夜「あ……なんでも無いです」 京太郎「良かった……じゃあ」 京太郎「はーはーのむーねー」 ――― 健夜「……」スヤスヤ 京太郎「子供だ……」 健夜 好感度上昇安価下 210 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 00 59 31.50 ID wZYzqQpsO [13/24] 健夜 105 朝 京太郎「なになに……プロの朝はラジオ体操から始まる」 京太郎「学校の先生かよ……」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 213 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 01 21.59 ID wZYzqQpsO [14/24] 良子「グッドですね」 京太郎「いい朝ですね」 良子「今日はラジオ体操は無しです」 京太郎「えっ……?」 良子「大丈夫です」 京太郎「でも……」 良子「……大丈夫です」 京太郎「は……はい」 良子 好感度上昇安価下 233 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 08 03.25 ID wZYzqQpsO [19/24] はやり 146 はやり「……」 京太郎「おっ……!」 京太郎(霞さん程ではないけど……やべえ) 京太郎(このおもちマジやべえ) はやり「ねえ」 はやり「触って……みる?」☆ はやり 好感度上昇安価下 235 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 09 55.18 ID wZYzqQpsO [20/24] はやり 176 京太郎「えっと……お昼ごはんの用意」 京太郎「配膳の人間の手伝いか」 京太郎「雑用だな……本当」 京太郎「まぁ給料分はやりますよ」 0~20 うたたん 21~40 良子 41~60 はやりん 61~80 プンスコ 81~99 アラさん 238 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 12 52.22 ID wZYzqQpsO [21/24] 良子「イエス、アイラブユー」 京太郎「はいはい、今用意しますからね」 良子「……」ショボン 京太郎「よしっ…出来た」 良子 好感度上昇安価下 249 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 22 48.04 ID wZYzqQpsO [24/24] 三連続 ゾロ目ボーナス! 良子max 良子「……ここで終わりです」 良子「ハッピーエンドです」 京太郎「?」 良子「京太郎、私は貴方が好きです」 京太郎「またまた冗……」 良子「……」 良子の目は本気だった。 京太郎「本当……ですか?」 良子「本気……ですよ」 京太郎「俺は――」 1,好きです 2.ごめんなさい 安価下2 253 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 45 45.09 ID mnICoZpnO [1/4] 京太郎「俺も好きです」 良子「そうですか、良かった」 京太郎「……?」 京太郎「あれ?」 京太郎(随分とあっさり……) ガチャンッ 血の気が引いた。 京太郎「え?」 良子「手錠ですよ、手錠」 京太郎「は……?」 良子「逃げられないように……ですね」 良子「大丈夫です。衣食住は困らせません」 京太郎「嫌……嫌だ……」 良子「……」ギュッ 254 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 49 03.01 ID mnICoZpnO [2/4] 良子「ノープロブレム。手錠はいずれ外します」 良子「さぁ家に帰りましょう」 京太郎「――!」 良子「――逃げようとしても無駄ですよ?」 良子「地の果てでも追いますから」 京太郎「……」 良子「従順ですね」ナデナデ 良子「さぁ行きましょう」 良子「バージンロードへ」 256 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 56 54.40 ID mnICoZpnO [3/4] 翌日 良子「本当、偶然ですね」 良子「たまたま鹿児島で運命の人に出会えたのですから」 京太郎「……」 良子「京太郎、ご飯です」コトッ 京太郎「……」 良子「レトルトでは不服ですか?」 京太郎「……」 良子「なら出前を取りましょう」ポイッ 良子「お寿司がいいですね、京太郎の為なら安いものです」 京太郎「良子さん……」 良子「心配無用ですよ、私は稼いでいます」 良子「貴方が望むのなら毎日出前でも大丈夫ですよ」 良子「あっ……分かりました。私の手作りが食べたいんですね?料理を必死に勉強するから待っていてください」 257 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 01 59 58.22 ID mnICoZpnO [4/4] 京太郎「出してくれ……」 良子「出す……どこから?」 京太郎「ここから……」 良子「答えはノーです」 良子「諦めてください。それだけは無理です」 良子「大丈夫。きっと両想いになれます」 良子「私の胸、好きですよね?」 京太郎「……」 良子「なら、大丈夫です」 ピンポーン 良子「ほら、出前が来ましたよ」 良子「待っていてくださいね」 260 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 06 33.59 ID z60TvbLkO [1/5] 良子「高級店ですからお口に合うと思います」コトッ 良子「さっ……口を開いてください」 京太郎「……」 京太郎は意地でも口を開かない。 良子「仕方ないですね……」パクッ クチュクチュ 良子「はむっ……この時の為に開口具を……クチュ……用意しました」 京太郎「っ……!」 ガチャグイグイ 良子「グッド……」 デロォ 良子の口から京太郎の口へ流し込むように。 口移しをするように、良子の口の中で咀嚼された寿司が京太郎の口の中へ垂らされる。 良子「んっ……♡」 良子「これが……ハッピーライフですね」ニコッ 261 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 15 46.29 ID z60TvbLkO [2/5] 翌日 良子「漏らしましたね」 京太郎「……」 良子「取り替えてあげましたから大丈夫です」 良子「身体も洗ってあげましたから」 京太郎「…….悪魔」 良子「さっ……朝食にしましょう」 京太郎「……」 良子「喜んで欲しい物ですが……」ハァ 良子「仕方ないですね。時間をかけましょう」 270 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 40 56.90 ID z60TvbLkO [5/5] ゾロ目ボーナス! 良子「……」 良子「仕方ないですね」 良子「私の力で……」 スッ 良子の手が京太郎の瞳に触れる。 京太郎「!?」 違和感。 違和感どころじゃない。 目が見えない。 京太郎「嘘……だろ?」 良子「ノー」 良子「京太郎の目はずっと――」 良子「使えません」 京太郎「え……」 良子(嘘……ですけどね) 良子(私の気分次第……ですが) 272 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 47 19.41 ID x3nxVbajO [1/2] イッチのコンマ自体ゾロ目が多いんですよ。暇な人は良ければ見返して確認してみてください 京太郎「あ…….あ……怖い」ガクガク 良子「大丈夫ですよ、私がいますから」ギュッギュッ 京太郎「良子さん……?良子さんですよね?」 良子「ふふっ……可愛い」 良子「大丈夫ですよ。私です」 京太郎「どうしてこんな事を……」ブルッ 良子「愛を深める為ですね」 京太郎「どうかしてる……どうかしてる」ガクガク 良子「……」ギュッ 274 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 02 52 59.20 ID x3nxVbajO [2/2] HAPPY ENDING 282 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 11 36 02.91 ID EOOOPjKVO [1/3] ――epilogue 光 283 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 12 26 49.20 ID EOOOPjKVO [2/3] 数日後 京太郎「あ……あぁ」 手錠も足枷も無い。 でも、出られない。 京太郎「良子さん……良子さん……!」ポロポロ 京太郎「良子さんっ……!」ガクガク 良子「どうしましたか?」ガチャ 京太郎「良子さん……!」 良子「ふふっ……ずっと一緒ですから安心してください」ギュッ 良子「ほら、キスしましょう」 チュッ 良子「んっ……はむっんんっ」 284 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 12 30 13.04 ID EOOOPjKVO [3/3] 喜びだった。 ついに。 目が見えるようになるらしい。 良子「目を開けてください」 京太郎「は……はい」 ゆっくりと目を開く。 ゆっくりと。 京太郎「……」パチッ 眩しい。 でも…… 良子「……」ニコッ 京太郎「……良子」 怖くない。 良子「愛していますよ」 光と一緒だから。 カンッ 285 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 20 02 35.93 ID xx/LrdSGO [1/2] 復讐編は一旦中断です。もし再開をしたかったら、復讐編再開と打ってください 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が通う高校は?(まだキャラが固まっていない高校はナシだヨ!) (プロ編解禁!プロ編が良かったらプロ編と打ってください) 安価下10 313 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 21 11 31.15 ID jgjKKvFwO [3/3] これ終わったらおしまいかな 怜 98 泉 65 セーラ 49 裕子 5 竜華 74 京太郎「千里山に入学してずいぶんと経ったなぁー」 京太郎「よし、行くか」 京太郎「行ってきまーす」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 セーラ 61~80 浩子 81~99 竜華 317 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 08 23.59 ID cx8mSARYO [1/14] 怜「ん?」 京太郎「あ、怜さん」 怜「おはようさん」 怜「!」ピコーンッ 京太郎「?」 怜「あー……ゴホゴホッ」 怜「倒れそうやわ……」フラッ 京太郎「大丈夫ですか!?」 怜「お……おんぶ」 ――― 京太郎(騙された気が) 怜「♪」 怜(心地ええなぁ……)ギュッ 怜 好感度上昇安価下 319 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 17 55.71 ID cx8mSARYO [2/14] 怜 108 放課後 京太郎「どうしようかな」 1.部活行く 2.帰る 3.街をうろうろ 安価下2 323 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 20 42.70 ID cx8mSARYO [3/14] 京太郎「部活に行くか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 セーラ 61~80 浩子 81~99 竜華 326 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 25 33.07 ID cx8mSARYO [4/14] ... -―━━..、―- .. / \ \ / { \ \ / ∧ \ \ . / | \ 、 \〉 l | . // l l | \ {≧=┤ 从{ . __ | | l ト、从 y'´_)心}〉 / .. \\ 八{ l |∧y'心 V炒 l/ /⌒ . __ \\__ r┐\ハ八ハ`Vリ . . / /_/ . \\ /´} ∨//し' /. ∧ . ' ___ / / / . _____ 、  ̄ ', 〈 1i { / .、 Vノ / / イ . `_ー‐ァ ∨∧ \ } / 介 .. _... ´ /」__| . ゝ-‐ァ _ ∨∧ )ノ / /≠ニ二フ~ ̄Ⅴl | || . / ', ∨ } ' / / /∠二ニ=- l l | || .. ' ∨ { / /{ /∠~\ l | || \ ', ‘, _」' / ̄|从/\ \ /ノl | || \ \ ', ∨/ / ∨∧ /´ l .| || \ \ /∧ ‘, / /'∨∧/ l .|_|| {\ \ \ ..... --//∧ ‘、/ ,/⌒ヽ∨/ | 从 { \ \ \ ... {///∧ / / ̄/~~\ _ _ \ \ ̄`丶 \.  ̄| ̄‘, / / / } _/\ \ \ \. | ^`ー=彡 / ー┬ 、 \ \ \. |__ . -‐ / / \ \ \ } 〉 ノ / { \ \ \ \// { / { \ }\ }\ \ / { __〉 | \ | \}\ 〉 / }  ̄\ | } | } / /___ } \ ノ | / / /__/  ̄ ‐- { 、 \ | / /匚_/__ . -- . _ ○| \___∧ j/ ∨ ` . .___」 \○ ∧ /  ̄ .{ / \ 竜華「ん、ちゃんと来たんやな」 京太郎「部員ですし」 竜華「怜がおんぶしてもらったって喜んでたで~?」コノコノ 京太郎「あぁ……やっぱり」 竜華 好感度上昇安価下 328 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 32 35.09 ID cx8mSARYO [5/14] ゾロ目ボーナス! 竜華 124 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 336 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 44 56.23 ID cx8mSARYO [7/14] 熱いりゅーか推し 竜華 134 竜華「も、もしもし!?」 京太郎「いやー明日練習ってありましたっけ?」 竜華「……」 竜華(人の気持ちも知らんで……このアホ) 竜華「毎日あるで」 京太郎「マジですか!?」 竜華(怜がおるのに……なんでや……) 竜華(怜がおるんやろ……?) 竜華(うちは……うちは……) 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 344 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 51 05.22 ID cx8mSARYO [9/14] 泉 75 京太郎「お前明日部活出るの?」 泉「当たり前やろアホ」 京太郎「ひ……ひどい」 泉「ちゃんと部活にきぃや?」 京太郎「おう!」 泉「もう……真面目にやってや」 京太郎「俺は至って真面目だぜ?」 一日が終わりました 345 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 51 35.40 ID cx8mSARYO [10/14] 朝 行動フェイズ 京太郎「……」 1.学校に行く 2.サボる 安価下2 353 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 22 59 31.07 ID cx8mSARYO [12/14] セーラ「どーん!」 バチコーン 京太郎「いたい!」 セーラ「手加減したで?」 京太郎「もっと手加減して下さい!」 セーラ「あはは、ごめんな」 京太郎「もう……」 セーラ「よし、学校行くで」 セーラ 好感度上昇安価下 355 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 04 25.44 ID cx8mSARYO [13/14] セーラ 79 放課後 京太郎「どうしようかな」 1.部活行く 2.帰る 3.街をうろうろ 安価下2 362 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 18 03.10 ID dHfnyyn4O 怜「ええなー」 京太郎「何がですか?」 怜「幸せってことや」 . \. / 丶 / / / / ∧. / / / / / ⌒ / i |/ ──- / ∧ | | . l | / / / // /___Ⅵ | ,′ / /| Ⅳ笊示ミ、 厶イ i| | /! 八| | 乂 ソ ァ==、 ,i| | ,/ | / | i| | メソ' / | | l/ l| i| | '' , `¨ / | i| ' 八 /i| ト、 _ '' / i| i| リ ∨从 | \ , イ.! /i| /! / _.ノマ'\ | ーr ≦/ /| / | / |/ _,.‐=ニニニニニ\ ∧\ // _ノ'′ノ' ∠ニニニニニニニニニ\ { ∨ニ=‐- .,_./ `\ニニニニニニニニ丶 ‐=- Ⅴニニニニ7 、i \ニニニニニニニニ\ 〕ニニニニニニ∧ 京太郎「?」 怜「ふふっ……」 怜「最萌no1のウチには敵なんておらんで」 京太郎「やめてください」 怜 好感度上昇安価下 364 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 20 39.54 ID PCatDGXfO [1/5] 怜 138 行動フェイズ夕方 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 374 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 38 14.57 ID PCatDGXfO [4/5] セーラ「ロン」 京太郎「」 セーラ「また俺がトップやな」 京太郎「勝ち目……無いですね」 セーラ「でも、上手くなっとるで?」 京太郎「そうだと良いんですけどね……」 セーラ「ま、そう気を落とすのはアカンで?」 京太郎「はい……」 セーラ「元気だしぃや!」パンパン セーラ 好感度上昇安価下 376 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/12(火) 23 41 54.10 ID PCatDGXfO [5/5] セーラ 109 行動フェイズ夜 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 安価下2 386 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 00 57 35.07 ID 4E+GEz7rO [1/6] 怜「なぁ……結婚しようや」 京太郎「え?」 怜「結婚や結婚」 京太郎「またまたご冗談を」 怜「うちは本気やで?」 京太郎「……」 京太郎「恥ずかしい事を平気でいいますね」カァァ 怜「養ったるで?」 京太郎「それはプライドが……」 怜「ふふっ……その代わり京太郎はうちの看病してや?」 怜 好感度上昇安価下 391 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 01 13 38.45 ID 4E+GEz7rO [3/6] 怜「駄目……なん?」ゴホッ 怜「うち……このままやと死んでまうで?」ゴホッ 京太郎「……え?」 怜「うち……後少しの命なんやで?」ゴホッ 怜「冗談やけど」 京太郎「おい」 怜「……」ジッ 京太郎「……」ドキッ 怜「なぁキス……してや」 京太郎「怜さん……」 怜「それで返事……聞かせてや」 怜「嫌なら嫌でもええから……」ウルウル 1.キス 2.キス 3.キス 安価下 京太郎「おい」 394 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 01 29 07.79 ID 4E+GEz7rO [4/6] 京太郎「……」 スッ 怜「……!」 触れるようなキスのひとつで。 でもそのひとつで二人は分かり合えた。 お互いの気持ちが通じ合えた。 怜「京太郎……!」 京太郎「これが……俺の気持ちです」 怜「……!」 京太郎「大好きですよ、怜さん」 怜「うちも……うちも大好きや」 405 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 17 17 07.31 ID HYm4q2x/O [1/4] 京太郎「公園にでも行きましょうか」 怜「早速デートに誘ってくれるなんて照れてまうわ~///」テレテレ 京太郎「公園で遊ぶってデートなんですかねぇ……?」 怜「デートや」キッパリ ――― 公園 京太郎「早速ベンチですか」 怜「うち疲れたし」 京太郎「まぁ……こうノンビリするのも悪くないですね」 怜「京太郎は常に動き過ぎやねん、うちみたいになってまうで?」 京太郎「まぁ……気を付けます」 怜「分かればよろしい」ナデナデ 406 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 17 24 31.92 ID HYm4q2x/O [2/4] 怜「ん~」 怜「眠くなってもうた」ウトウト 京太郎「……」スヤスヤ 怜「……」 怜「ちょっと足借りるで?」 ボスッ 怜「んっ……」 陽射しが暑い。 でも、心地いいからこのまま寝てしまおう。 怜「……」スヤスヤ 京太郎「……」スヤスヤ 0~50 京太郎が先に起きる 51~99 怜が先に起きる 408 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 17 37 12.03 ID HYm4q2x/O [3/4] 怜「っ……んんっ」パチッ 怜「まだ……寝とるんか?」 京太郎「……」スヤスヤ 怜「ふふっ……」 怜「髪が濡れとるなぁ……雨でも降ったんやろか?」スッ ベチャア 涎。 怜「……」プチッ 怜「ふふっ……ええ度胸やないか」プルプル 怜「……」スゥゥ 唾を舌先で溜めながら京太郎の顔に接近する。 怜「んんっ……」レロォ ベチャア 怜「なんやろ……うちが変態みたいやないか……!」 413 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 20 37 56.42 ID drn0xxVyO [1/6] 怜「ゴホッゴホッ」 京太郎「大丈夫ですか?」 怜「家やから平気やで?」 京太郎「そうですけど……」 怜「親おらんからよろしゅうな」 京太郎「え?」 怜「……///」 京太郎「いやいや!」ブンブン 怜「連れない奴やなぁ……」プンスコ 京太郎「もう……」 0~50 スケベハプニング 51~99 ドキドキハプニング 417 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 21 01 22.06 ID drn0xxVyO [2/6] 京太郎「……」 風呂。 とても広い風呂。 京太郎「どうして怜さんはいきなり風呂に入れって……?」 京太郎「まっいっか……」 京太郎「きもちいいし――」 怜「失礼しまーす」ガララッ 京太郎「もべー!?」 怜「うへへ」 怜「ゴホッ」 怜「スケベしようや……」 京太郎「逆だろ!?」 422 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 21 36 49.90 ID drn0xxVyO [4/6] 怜「ゴホッゴホッ」 怜「体調悪いー面倒くさいーだるいー」 怜「あー撫でてやー」 京太郎「……」ナデナデ 京太郎「風邪で大袈裟な……」 怜「一度倒れたからなぁ……ごめんなぁ」 京太郎「ま……いいけど」 怜「ふふっ……」 怜「ゴホッ」 0~50 事情を知る 51~99 事情を知らされない 426 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 21 53 12.31 ID drn0xxVyO [6/6] ――epilogue 怜 427 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 23 30 23.82 ID JkYSWmxuO [1/2] 屋上 怜「……」 京太郎「――なぁ見えるか?」 京太郎「空だよ、怜」 怜「……」 京太郎「綺麗だろ?」 京太郎「これからもずっと一緒だ」 怜「……」 京太郎「……絶対一緒だ」 「当たり前やろ」 京太郎「!」キョロキョロ 京太郎「……」 京太郎「ああ、一緒だ」 437 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/13(水) 23 55 12.01 ID dREVS7NVO [5/5] 京太郎「……海だぞ怜」 カラカラッカシャッ 怜「……」 京太郎「綺麗だなぁ……」 怜「短い時を共に過ごして来た二人。 怜の身体には限界が来ている事を京太郎は承知の上で愛を契った。 遂には意識を失った怜の身の周りの世話すらも献身的に行う京太郎……/// そして余命が宣告された今日。 京太郎は怜の大好きな場所で大好きな怜と別れを告げるのだった――」 京太郎「はぁ!?」 怜「何勝手に別れようとしとんねん!」ゲシィ 京太郎「なんで生きてんの!?」 怜「[ピーーー]なアホ!」 怜「奇跡や!奇跡!」 怜「これで文句無いやろ?」 京太郎「もういいよ……疲れた」 怜「ほらっ」 白いワンピースを着た最愛の人。 440 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 02 40.76 ID Rfw78qS2O 怜「怜ちゃんは信じとったからな、こうなる事も予想済みや」フフンッ 京太郎「もういいよ」 怜「京太郎……」 京太郎「今、ここに居てくれるだけで十分幸せだ」 怜「また惚れさせるなぁ……///」 ′ / // /j / l l. ′ / / ′| / ,' / | } ′ /,斗-++! / ' /─--.+ !_ l / | i .|j .| / ./ / | l .} | ! |l { .| l .|l l / ./ / .j / | ∧ .| { l | l |--+-弋 / .// _'_ j / | ′ l ∨≧=≠≦ミ、/ ノ' ,升=≠≦ミ〈 | . l l /´ _ )o い _ )o 刈 ヽV ′ 代. トiv li! ,刈 トiv li! rf;} }.| ′ |. ∨ っ ∨ っ /.| ./ ト ゝzz r,ノ ゝ zz ツ | |.} .| | l. 〃〃〃 , 〃〃〃 .| | } .| ` l | l ノ´ 、 ── ' イ > ,< > < .| > 、 <. | __ } |r ⌒j _ 斗'´ ! .| //j / r ' j /// ' ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | / // / / 京太郎「――怜」 怜「さっ……次はどこ行くん?」 京太郎「うーん……公園?」 怜「お互い様やな、もう」 京太郎「あはは……」ポリポリ 怜「ほらっデートするで」 その人が大好きだった。 お わ り 443 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 06 36.92 ID ijjTqgUjO [1/6] ――last epilogue 軌跡 444 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 18 50.36 ID ijjTqgUjO [2/6] 白望「ご飯出来てる」 京太郎「どわぁぁぁ!ちこくだぁぁぁ!」 「ちこくだぁぁぁ!!」 白望「ここまで要領が悪いとは」 白望「親子揃ってダルイ……」 京太郎「行ってきまぁぁす!」 「お母さん!ご飯!」 京太郎「裏切ったな息子め!」 白望「できてるよ」コトッ 京太郎「シロも裏切った!?」 カンッ 448 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 25 30.47 ID ijjTqgUjO [3/6] 絹恵「キャァァァ!」ガバッ 京太郎「どうした!?」 絹恵「怖い夢見たねん……」 京太郎「怖い夢……?」 絹恵「うちが犯されて自殺したと思ったら生きてて、お姉ちゃんが失明とか色々したけど奇跡的に治って何故か由子先輩が生き返ってる夢」 京太郎「俺そんな夢見たら腹筋使い物にならなくなるって」 カンッ 454 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 35 10.45 ID ijjTqgUjO [4/6] 一「京太郎」 京太郎「ん?」 一「部屋から盗聴器と小型カメラが……」 京太郎「は――?」 京太郎「それは不味いな」 京太郎「透華さんだったら……」 一「もうっ!透華はそんな事しないよ!」 京太郎「俺がひっ捕まえてやるよ……」 一「頼りにしてるよ……?」 ――― 深夜 某執事「……」コソコソ 龍門渕家の執事「一はまたこんなふしだらな服を……けしからんですね」 執事「今度は精密な盗聴器を……」 一「お・と・う・さ・ん・?」ゴゴゴ ハギヨシ「はっ!?」 京太郎「生きてるんかい!」 ハギヨシ「身体が資本ですから」 京太郎「墓入ったよね!?」 ハギヨシ「イリュージョンです」 一「お父さんの馬鹿ぁぁぁ!!!」バチコーンッ ハギヨシ「ぐはっ!?」 カンッ 457 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 41 54.28 ID ijjTqgUjO [5/6] 衣「……」ギュッ 衣が抱き締めるのはハギヨシの亡骸。 衣「立派な賢人だった」 衣「……」ギュッ 京太郎「衣」 衣「京太郎……」 京太郎「俺……こんな立派な人になりたいな」 衣「なれる……絶対」 京太郎「二人で追い越そう」 衣「ふふっ……」ニコッ 衣「うん!」 カンッ 459 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 00 49 59.50 ID ijjTqgUjO [6/6] 怜「お医者さんごっこは飽きたなぁ……」 京太郎「プロになってから精神年齢落ちたな」 怜「やっとることは大人やからええやろ!?」 京太郎「ま……そうだな」 怜「せやせや」 怜「というわけで……次はキスを」 京太郎「朝したじゃん」 怜「足りんの……あかん?」 京太郎「喜んで」 カンッ 461 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 17 45 45.80 ID xgcmY51LO [1/2] ゆみと京太郎とモモの家 ゆみ「おはよう」 モモ「おはようっす」 京太郎「おはよう」 ゆみ「モモ……私の下着をどこにやった?」 モモ「!」ビクッ 京太郎「俺の下着も……」 モモ「テヘッ☆」ペロッ ゆみ「ベランダで縛っておこう」 京太郎「そうだな、それでいい」 モモ「ごめんなさい~っ!」 ギャーギャー カンッ 462 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/14(木) 17 53 18.18 ID xgcmY51LO [2/2] 千里山 麻雀部 憩「んー出来たっ」ニパーッ 京太郎「何が?」 憩「指輪やでー」 京太郎「医者の娘ってレベルじゃねぇ……」タラリッ 憩「ふふっさぁさぁ……指輪をはめて!」 京太郎「今日は元気だなぁ」スチャ 憩「似合うで~!」ギュッ イチャイチャ 雅枝「そろそろ千里山に編入させたろか」 怜「千里山の優勝まったなしですねぇ」 466 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/15(金) 15 15 55.16 ID HqhRHntCO 山 ガサガサ 京太郎「居るか?」 穏乃「あ、見つかっちゃった」 京太郎「何やってんだ?」 穏乃「うーん……散歩」 京太郎「そっか、まぁ怪我しないようにな」 穏乃「京太郎が居たら大丈夫。ね?」 京太郎「……」 穏乃「次は、何処に行く?」 京太郎「時間はいくらでもあるんだ」 京太郎「ゆっくりと決めよう」 穏乃「……うん!」 カンッ 469 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/15(金) 17 49 23.42 ID 0N6x4UmxO [1/2] 洋榎「若い頃に見た夢を教えたるわ」 京太郎「……」 洋榎「絹恵が犯されて自殺したと思ったら生きてて、うちが失明とか色々したけど奇跡的に治って何故か由子が生き返ってる夢」 京太郎「なんだそれ」ハハハッ 洋榎「そして、昨日は京太郎に告白をする夢を見たんや」 洋榎「初めて見た時から好きでしたって――」 京太郎「今も?」 洋榎「当たり前やろ」ゴホゴホ 洋榎「でも。どっちの夢も幸せそうな顔をしとった」 洋榎「京太郎のおかげやで?」 京太郎「ああ、ありがとう」 洋榎「あとはよろしく頼むわ」ニッ 春「……約束は守る」ポリポリ オカーサン……オバーチャン…… 洋榎「先……言ってますね?」スゥゥ 洋榎「――貴方」ガクッ 京太郎「洋榎。綺麗な花が咲いてるよ」 京太郎「お前が残した子供達だ」 カンッ 475 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/08/16(土) 00 59 10.33 ID NyyKJlpqO 訂正 洋榎「若い頃に見た夢を教えたるわ」 京太郎「……」 洋榎「絹恵が犯されて自殺したと思ったら生きてて、うちが失明とか色々したけど奇跡的に治って何故か由子が生き返ってる夢」 京太郎「なんだそれ」ハハハッ 洋榎「そして、昨日は京太郎に告白をする夢を見たんや」 洋榎「初めて見た時から好きでしたって――」 京太郎「今も?」 洋榎「当たり前やろ」ゴホゴホ 洋榎「でも。どっちの夢も幸せそうな顔をしとった」 洋榎「京太郎のおかげやで?」 京太郎「ああ、ありがとう」 洋榎「あとはよろしく頼むわ」ニッ 春「……約束は守る」ポリポリ オカーサン……オバーチャン…… 洋榎「先……行ってますね?」スゥゥ 洋榎「――貴方」ガクッ 京太郎「洋榎。綺麗な花が咲いてるよ」 京太郎「お前が残した子供達だ」 カンッ 476 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 13 54 44.46 ID H7wAwuI1O 愛の巣 煌「……」 京太郎「煌……」 煌「おや……あなたは……えっと」 京太郎「京太郎……だよ」 煌「そうですか、貴方が京太郎ですか」 煌「素敵な方ですね」 京太郎「昔の方がかっこ良いさ」 煌「ふふっ……思い出しましたよ」 京太郎「煌……」 煌「私……もう長くないみたいですね」 京太郎「……」 煌「ありがとうございました」 京太郎「こちらこそ」 煌「本当にすばらな人生でした」 京太郎「またな」 煌「はい。また会いましょう」 京太郎「おやすみ」 煌「おやすみなさい」 477 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 12 39.68 ID kSm1N8KvO 淡「じゃーん!」 京太郎「あれ……胸が」 淡「ヌーブラだよ!」 京太郎「……」ハァ 淡「えっ……?」ウルッ 京太郎「そんな事しなくても淡は十分……その……魅力的だから気にすんなよ」 淡「京太郎……」 淡「大好きっ!」ギュウウウウ カンッ 478 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 35 52.94 ID FlHkyIZPO [1/7] 照「……」ナデナデ 京太郎「……うえぇん」グスグス 照「どうしたの?」ナデナデ 京太郎「だって……だって……」グスグス 照「どうしてお酒飲んだの?まだそういうのは駄目だよ?」ギュッ 京太郎「監督が……監督が」ヒックヒック 照「へぇ……」ゴゴゴ 京太郎「それと……はい」 カチャ 照「ペンダント……?」 京太郎「とっても似合ってるよ、照」 照「……」 照「今日は寝かさない」ガバッ 京太郎「それは逆だろ!」 照「でもね、色々あっても私は幸せだよ」 京太郎「照……」 照「ずっと一緒」 カンッ
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京太郎「えーっと頼まれてた買い物はこれで全部ですね?」 智葉「おう。ご苦労さん」 京太郎「切らしてた消耗品と明華さんのカフェオレとハオの中華まんとネリーのお菓子とダヴァンさんのラーメン……代わりにベビー●ターラーメン」 ダヴァン「最後!最後なんデスカ!?」 京太郎「いや、智葉さんが控えさせろって」 ダヴァン「サトハー!!」 智葉「お前……こないだの豚骨の苦情忘れたのか?軽い異臭騒ぎになっただろ?」 明華「アレは酷かったですね……」 ネリー「怪しいくらい安いの買うからだよ」 ハオ「アレは食べ物のにおいじゃないです」 京太郎「というわけでしばらく部室でのラーメンは駄目です。ベ●ースターで我慢してください」 ダヴァン「うぅ……こんな見かけと名前だけのラーメンなんて……日本人こういう見かけだけの物を…すいませんこれ大きいやつありマス?」 ネリー「早!一口しか食べてないよ!?」 ダヴァン「こういうラーメンもあるんですネ……」 ハオ「しみじみと言ってますけどお菓子ポリポリやってるだけでしょう……あ、京太郎。半分こしましょう?」 京太郎「いいんですか?」 ハオ「買ってきてくれましたし……はい、あーんして…」 明華「カフェオレどうぞ」 ハオ「む」 京太郎「あ、ありがとうございます」 明華「大きいタイプですからね。1人より"2人"で飲むべきです……本当はワインがいいんですけどね」 京太郎「日本じゃ未成年は飲めませんからね。前少しだけ飲んだことあるんですけど、ちょっと酔いそうになりましたよ」 明華「酔っぱらった京太郎くん……」 ネリー「おお……なんか怪しい感じ……」 京太郎「怪しいって……」 ネリー「よし!ネリーが買ってくる!」 京太郎「止めろ!お前なら確実にアウトだ!!」 ネリー「えー?」 京太郎「ただでさえちっこいんだから……ああほら、チョコ顔に付いてんぞ。じっとしてろ」 ネリー「んー……有料だよ」 京太郎「顔拭いただけだろ!?」 智葉「そろそろ練習するぞ」 ダヴァン「はい。あ、これの大きいやつ……」 智葉「後にしろ。部室の掃除すらまだ…」 京太郎「あ、やっときました」 智葉「あ?」 京太郎「後、卓の整備と牌譜の整理と、みなさん用のドリンクも冷蔵庫の中です」 智葉「……おう」 京太郎「それじゃ、俺監督に力仕事頼まれたんで行ってきますね」 ネリー「……優秀すぎてお金払いたくなるよ」 ハオ「おまけに顔もよくて」 明華「性格もいい。彼、紳士ですよね」 ダヴァン「後ラーメンもおいしい」 智葉「それはお前だけじゃないのか?」 ダヴァン「いえ、この前作ってもらったものが…」 ネリー「京太郎の手作り!?」 ダヴァン「イエス」 ハオ「羨ましい……」 明華「おのれラーメン……」 ダヴァン「私ラーメン違いマスヨ?」 智葉「なんとなく分かるからいい」 ハオ「……では、またいつものように」 ネリー「トップが京太郎と帰れる、で」 明華「負けませんよ?」 智葉「この前のトップのメグは外れろよ」 ダヴァン「ハーイ。ポリポリしてます」 智葉「それじゃ、始めるぞ」 京太郎がマネージャーになってから、明らかに臨海のレベルが上がったとか カンッ!!
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特別編 side阿知賀 ※京太郎は昔から阿知賀にいたという設定です。日記発見から中身拝見までの流れは省略します ○月×日 今日はみんな用事があったらしく、俺と玄さんだけだった いい機会なのでおもちについて徹底的に語り合った やはり玄さんの方が柔らかさや形など詳細まで分かっている 実際に触れることができない俺では到底届かないところまで知っているのが羨ましい 小さいおもち、穏乃や灼さんのおもちについても褒めていたのは意外だった 曰く、2人とも小さいがその分とても綺麗でささやかな自己主張がすばららしい 憧のおもちについてはバランスの取れたすばらなものだと言っていた。大きすぎず小さすぎず、そっちが好みの人にはたまらないらしい そして一番熱弁していたのは宥さんのおもちについてだ 厚着してなお、はっきりと分かる大きさ。何より形と柔らかさが一級品らしい 手を激しくワキワキさせながら語っていた とてもいい話を聞けたのだが、玄さん自身は自分のおもちについて無関心っぽいんだよな 玄さんは何も言わなかったが、充分な大きさで俺にはとても魅力的に見えていたのに やはり一回本人に言わないと駄目なんだろうか 灼「…………なにこれ」 宥「……玄ちゃん?」 玄「えっと……あ、私用事が」 憧「シズ」 穏乃「確保ー!!」ガシッ 玄「は、離してー!!あ、背中に感触が……微かにある!!」 憧「ったく、2人っきりってだけでも羨ましいのに、ずいぶん言ってくれたみたいじゃない?」 玄「褒めただけ!褒めただけだよ!!」 灼「小さい……小さいって褒め言葉?」 穏乃「うん、玄さんちょっとこれは駄目ですよ」 宥「形とか柔らかさって……京太郎くんに言っちゃったの?」 玄「ばっちりきっかり隅々までですのだ!!……あ」 憧「へぇー……こういうのって、みんな平等じゃないと不公平よねぇ?」 宥「う~ん……でも私達じゃ玄ちゃんみたいに伝えられないよ?」 穏乃「いっそ見せます?ほら、百聞は一見にしかずって言いますし」 灼「それがい……」 憧「じゃあまずは上を脱がして……あ、こら玄、暴れない!宥姉も灼も手貸して!」 玄「ご、ごめんなさい~!!」ジタバタ ※ある程度揉みくちゃにされたら許してもらいました △月◇日 久しぶりに子供麻雀クラブのみんなに会った 結構会ってなかったがみんな俺のことを覚えていたみたいで歓迎された 懐かしさからか抱き着いてきたり、俺の膝に座って打ちたがったりで結構大変だった 何人かの女の子が「私が勝ったらチューして!」とか言いだして大変だった そこから何故か女の子みんなそうしてと言い出し、結局は全員と対局することになった 流石に本当にキスするわけにもいかないから、額で誤魔化したが それが不満だったのか、帰り際、綾と凛とひなにいきなりほっぺにキスされたのは驚いた そういうのは好きな人にやってやれ、と言ってはおいたが、最近の子はませてるのかね 憧「き、きききキスって……」 穏乃「お、落ち着いて憧!ほっぺだから!」 玄「でも京太郎くんからしてくれたんだよねー」 灼「うらやまし……」 宥「私達なんて全然なのにねー」 穏乃「これ、本気かな……」 憧「本気でしょ。京太郎は気づいてないっぽいけど」 玄「こうなったら私も京太郎くんに勝ってしてもらおう!!」 灼「…………できるの?される直前に逃げたりしない?」 玄「……おねえちゃ~ん」 宥「多分私もそうだし……」 憧「悔しいけど、同じだわ」 穏乃「私も……うぅ、小学生に負けてるのか、私達」 灼「言わない方がいいとおも……」 ☆月●日 今日は松実館で話し込んでいたら遅くなってしまったので泊めてもらった しかし、大浴場で風呂に入っているとき、宥さんが「背中、流します……」と言って入ってきたのは驚いた 何が驚いたってあの宥さんがタオル1枚だったのが驚いた 大丈夫と言っていたのでありがたく背中を流してもらっていたが、途中でやっぱり寒かったのかいきなり抱き着いてきた 背中に当たるタオル1枚隔てたおもちの感触がすばらすぎて色々あぶなかった 宥さんが「あったか~い」とか言いながら抱き着いていると、今度は玄さんまで入ってきた 玄さんは「お姉ちゃんずるい!私も!!」とか言って抱き着いてきた 色々な意味で限界だったので、そこで俺は意識を失った 目が覚めたら部屋で2人に謝られた。おもちの感触がすばらだったのですぐに許したが その後はゆったりと3人で麻雀をして過ごした ……そういえば倒れた時全裸だったのに、どうやって浴衣着たんだ俺? 憧「アウト」 灼「アウト」 穏乃「アウトです」 玄「元々はお姉ちゃんですのだ!!」 宥「私!?く、玄ちゃんも入ってきたじゃない~」 穏乃「いや、そっちもですけど、最後の方ですよ」 憧「そうそう。その、きょ、京太郎の……アレを……」 灼「京太郎の裸見たの?」 憧「あ、ああ灼!?」 玄「…………」 宥「…………」 憧「ふ、2人とも?どうして黙ってるの?」 玄「……立派、だったね」 宥「……あったかかった、よ」 穏乃「え!?やっぱり見たんですね!!京太郎の…」 憧「す、ストップシズ!!それ以上は駄目ー!!」
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362666103/ 新人戦当日。 私は暗い顔で清澄高校の控室にいた。 女子日程は無事に終わり、これから男子日程が始まる。 私は睡眠不足と昨日の「あれ」からか体調は最悪だった。 そして須賀君の出番が近づくにつれて私の心の動揺は強くなっていった。 「久、顔色が悪いぞ。大丈夫か?」 こうやってまこに心配されるぐらい、私の体調の悪さは傍目に見てもよくわかるらしい。 「大丈夫、ちょっと寝不足なだけ。昨日眠れなくてね……」 「なんじゃ、緊張でもししたんか?」 「そうみたい……。まぁ、教え子の晴れ舞台だからね」 嘘はついていない。 彼が新人戦でどの程度やれるのかというのは非常に心配していることだ。 だが、それ以上に私が落ち着かないのは昨日の一件からだ。 ちらりと須賀君に目をやる。 「きょ、京太郎。あー腹とか減ってないか? ほら、タコスとかどうだじぇ?」 「ゆーき、落ち着きましょう。まずは落ち着いて落ち着けば落ち着けるはずです」 「いや、お前らが落ち着けよ」 優希と和はひどく落ち着かない様子で須賀君に話しかけている。 肝心の須賀君はそんな二人を呆れながら見ていた。 「あーここまで来たらなるようにしかならん。とにかくおとなしくしとれ」 まこにそう窘められ和と優希は渋々といった感じに椅子に座った。 まぁ、気持ちはわかる。 やるべきことはやった。教えるべきことはすべて教えた。 後は、全て須賀君次第だ。 聞きたいことは、ある。それでも今は須賀君の勝利を祈ろう。 「あれ? 咲ちゃんは?」 「そういえば、先ほどトイレに行ったきり帰ってきませんね」 優希と和がきょろきょろと辺りを見回すが咲の姿が見当たらない。 「まさか……」 まこが呻くような声を出す。 控え室に妙な空気が流れた。 「いや……まさか、この会場が初めてってわけでもないですし」 和がフォローを入れるが声に力が全くなかった。 「咲ちゃん、携帯置いてっちゃってるじぇ……」 そんな優希の言葉が引き金だった。 須賀君が立ち上がる。 「俺、ちょっと咲を探してきます。多分また迷子に……」 「待って」 私は、反射的に声を上げた。 殆ど無意識に。 「須賀君はすぐに試合なんだから、ここでおとなしくしていなさい。私が行くわ」 もっともらしい理由だったけど、それ以上に須賀君の口から咲という言葉を聞きたくなかった。 「そうですよ須賀君。じゃあ、私と優希と染谷先輩で探しに行きますか」 「仕方ない咲ちゃんだじぇー」 「むぅ、すまんが頼んだぞ。何かあったら連絡するけぇ」 他の3人が私の言葉を支援してくれる。 須賀君は渋々といった感じで座ってお願いします、と言って頭を下げた。 やはり、私は悪運が強い。 こういう時ばかり、どんなに低い確率でもその結果を掴み取る。 「た、竹井せんぱいー。よかったー」 私と優希と和でそれぞれ別のところを探しているというのに、私が一番に見つけてしまった。 咲が、私のところに近寄ってくる。 「お、おトイレ見つけたのはいいんですけど、帰り道が分からなくなっちゃって。け、携帯も置いていっちゃって」 咲は涙目になりながらも私に合流できたことに安堵しているようだ。 私はそんな咲を見ながら、私の心に芽生える嫉妬心を抑えることに必死だった。 なんで なんで、こんな子に 麻雀意外にろくに取り柄がないような、こんな子に 私の方が 私の方がずっと…… そんなことを考えてはいけないと必死に抑え込む。 一緒に歩んできた仲間。 大切な仲間なのだ。 こんなこと、考えてはいけないのだ。 「……竹井先輩?」 返事を返さない私に不思議がったのか、咲が再び声をかけてくる。 私は思考を切り替え、無理矢理笑った。 「咲の方向音痴も筋金入りね。戻る前に皆に連絡するからちょっと待ってね」 私はメンバーにメールを送りながら咲をちらりと見る。 いつものように、気が抜けるような柔らかな顔をしている。 思わず、心の中で舌打ちをした。 「さて、行きましょうか?」 メールを送り終り、控え室に向けて歩き出す。 咲も返事をして私の横に並んだ。 横に並んで歩く咲を見る。 こうなって初めて分かった。 私にも女としてのプライドがあるようだ。 私と比べると大分背が小さい。 顔つきもまだまだ子供っぽい。 体型だって中学生、下手すれば小学生でも通じるかもしれない。 そんな子に、須賀君が……。 そう考えるだけで言いようのない感情が爆発しそうになる。 「ねぇ……」 そんな精神状態だからだろうか。 思わず、私は咲に問いかけた。 「須賀君と付き合ってるの?」 「えぇ!?」 突然の話に咲は素っ頓狂な声を上げて驚いた。 「この前、休みの日に2人で寄り添って歩いているのを見ちゃってね。ずいぶん仲よさそうだったわよ」 そういうと咲は心当たりがあるのか顔を赤くした。 そして、何かを考え込んでいるのか、迷っているのか、落ち着かない態度を取っている。 「えっと」 ――否定しろ 「その」 ――違うと言え 「……」 ――違うと、言ってほしい 「はい……」 「ふぅん、いつから?」 意外と冷静にその言葉を発することができた。 叫びさなかったこと、泣き出さなかったことに驚いた。 いや、違う。 その咲の嬉しそうに、恥ずかしそうにする肯定する姿を見て私の心は凍りついたのだ。 「えっと、あの、長野予選の後ぐらいから。京ちゃんちょっと落ち込んでる時期があって」 咲は何かを懐かしむように、目を細めた。 「それで、一緒に居て励ましてるうちに……その、京ちゃんのこと、すごくすごく大切に思えて」 咲は頬をますます染める。 自分で言ってることが相当恥かしいようだ。 「その、それで、私が京ちゃんに好きって言って……それから」 あぁ、なるほど。 須賀君が負けたあの時から。 つまり私はそもそも出る幕がなかったということか。 余りにも、滑稽すぎる。 「ご、ごめんなさい黙っていて! その、新人戦が終わって落ち着いてから言おうって京ちゃんと……」 「別に怒ってないわよ」 笑って言った。 笑った、つもりだった。 ちゃんと笑えているかはわからなかった。 「仲良くやっているみたいね。それで、どこまで行ってるのかしら?」 私は心の中の嵐を抑えながら、いつもの人をからかう時の表情を顔に浮かべた。 咲はそれを聞いて慌て始める。 「ど、どこまでってっ!?」 「そりゃあ、ねぇ。年頃の男と女じゃない? そういったことも……」 「してません!」 咲が私の言葉を慌てて遮る。 「きょ、京ちゃん優しいから、べ、別に焦らなくていいって」 「あら? そこまで聞いてないわよ?」 くすり、と笑ってみせる。 内心、咲に対する嘲りの感情もあったが。 咲は恥ずかしさが限界まで来たのか顔を伏せた。 私は、それを聞いて芽生えた感情に無理矢理蓋をして控え室までの道を急いだ。 その後、控え室に戻って須賀君の新人戦を見守った。 メンバー的にはとくに有名選手がそろっているわけではないので、須賀君にも勝ち目がないわけではなかった。 だが、この日彼は運に恵まれなかった。 とにかく手が入らない。 仕掛けを入れるのも難しかったり、そもそも他家の手が早く太刀打ちができないなど、悲惨な状況だ。 『ツモ。1,000-2,000』 そして今、南3局。須賀君の最後の親が流された。 モニタを見つめる全員の瞳は暗かった。 「厳しいのぅ。この親で何とかアガりたかったが」 まこが苦しげに呻く。 私は和が描いているメモを横から覗き込んだ。 『オーラス開始時点』 上田 18,200 松本 34,300 京太郎 17,400 須坂 30,100(親) 「満ガンツモでは届かないというのが厳しいですね……直撃なら満ガンでもいいんですが」 「でも2着でいいこの個人戦、オーラスどこまで前に出てきてくれるかわからないじぇ」 「……何とか、逆転の手が入ってくれることを祈りましょう」 私はそう言って手を組みあわせた。 そう、いろいろ悩みはある。でも今は彼に、彼に勝利を。 控え室の全員がモニタを見つめた。 そして、配牌が配られた。 『京太郎配牌』 1125699m3s28p西西白 ドラ7s 「混一色……か」 その配牌を見てまこがポツリと呟いた。 「やむなし、ですね。この手で跳満を作るにはそれぐらいしか見えません」 「苦しい形だけど……頑張って、京ちゃん」 だが、これまでの不幸の反動を受けるように須賀君の手は目覚ましい伸びを見せていった。 【1順目】 1125699m3s28p西西白 ツモ3m 打3s 【3順目】 11235699m28p西西白 ツモ西 打2p 【6順目】 11235699m8p西西西白 ツモ7m 打8p 【7順目】 112356799m西西西白 ツモ8m 打白 そして、9順目。 そのツモを見た控室は歓声に包まれた。 【9順目】 1123567899m西西西 ツモ9m 「引きおった! よく引いたぞ京太郎!」 望外の聴牌。ここまで順調に引けるとは予想外だった。 だが、優希が嬉しさ半分といった表情で告げた。 「でも、4萬がすべて切れてちゃったじぇ。跳満の種が……」 「いえ、この引きならまだ未来があります」 和が断言する。思わず、そちらに視線が集まる。 「須賀君が九萬を暗刻にしてくれたので符が高くなりました。黙聴で構えて、1-4萬か5-8萬で直撃が取れれば……」 「あっ、逆転! 混一色のみだけど、6,400点直撃なら100点差で逆転できるよ!」 メモを見ながら咲が嬉しそうな声を上げていた。 「えぇ、とは言え簡単に取れるものでもありませんから……リーチをかけてツモ裏狙いで跳満を狙うというのも選択肢の一つです」 モニタの中の須賀君は必死に何かを考えているようだった。 場況を必死に見て考え、決断を下そうとしている。 そして、ゆっくりと1萬を切り出した。 4578萬待ち。 だが、4萬はさっき優希が言ったように枯れているし、5-8萬でなければ符が足りないため実質そこだけの待ちだ。 直撃狙い。 須賀君はそれを選択したようだ。 「8萬切りで1-4萬受けなら、2萬3萬を引いてきた時にリーチしてツモればぴったり跳満! ってできそうだじぇ?」 「悪くないとは思うんですが、1萬が1枚場に切られてて4萬は全枯れ。 2萬も2枚場に切られてますからちょっと厳しいって判断したんでしょうね」 「京太郎……こういう微妙な計算もできるようになったんじゃな」 まだ勝負が終わったわけではないが、まこは嬉しそうにそういった。 なぜか、自分か褒められた気がして私も嬉しかった。 場は進む。 次巡は何も起こらず、2着目も当たり牌を切らずに終わった。 そして、その次の順目だった。 【11順目】 1235678999m西西西 ツモ東 ドラ7s 場に1枚切れの東。 私だったら思わずそれでリーチを打ってしまいそうなツモだった。 まぁ、さすがにツモ切るだろう。 控え室にいる人間は全員そう思っていただろう。 だが、須賀君は長考に入った。 「手を変える気ですか? まぁ、確かに6,400点確定でまだ直撃がとりやすいかもしれませんが……」 「だが、残り2枚。少し、苦しいじゃろうな」 いつかのインターハイでの出来事が思い出される。 あの時の彼は私の真似をして悪い待ちを選び、それで敗北した。 どこか似た状況に私の心は高鳴った。 小さな期待があった。 散々そんなことはしてはいけないといったけれども。 なぜかどこか私はそれに期待をしていた。 あんなことがあったからだろうか、私はそんなことを想っていた。 そして、長い長考の後、須賀君はついに決断した。 「リーチっ!」 1235678999m西西西 ツモ東 打8m ドラ7s ――あぁ 私は、その打牌を見た瞬間に言いようのない幸福感に包まれていた。 それとは対照的にそれを見た和はいつかのように叫び声をあげた。 「な、何でリーチを!? 直撃狙いなのに何故!?」 「て、点数が足りてないからリーチしなくちゃとか思ったのか?」 「いや、そうじゃったら聴牌の時点でリーチを打っとるじゃろう」 優希もまこも慌てている。 直撃狙いなのに、わざわざ聴牌を告げるリーチ宣言。 わざわざ自分で悪い方へ打っている。 だが、それが私。 私の打ち方なのだ。 彼の心の中に、まだ私があるのだ。 この数か月彼と接し続けて、彼の中に私が残したものが、残っているのだ。 まだ、私に憧れてくれているのだ。 私があれほどやめろ言ったのに、それでも捨てきれずにこうして打ってくれたのだ。 そして、咲に対する優越感があった。 須賀君はあなたじゃない、私を選んだ。 貴方の大好きな須賀君に、貴方の大好きな麻雀の中では、貴方はないのだ。 麻雀という人生の中に占めるにはほんの少しの部分かもしれないけど。 咲じゃない、私があるのだ。 ざまぁみろと、言ってやりたかった。 「須賀君、あれほどしないと言ったのに……。なぜわざわざ悪い待ちを」 和が何か呻いているが、耳に入らない。 ――本当に、いい子。 ――私の大切な子。 ――大好きよ。須賀君 ――私の…… 「違うよ」 はっきりとした咲の声が、控室に響いた。 慌てていた3人も、幸福の中に落ちていた私もその声に反射的に顔を向ける。 私は何か水が差されたかのように不機嫌を隠せずに咲を見た。 「咲さん。違う、とは?」 和が訪ねる。 そうだ、何が違うというのだ。 あれは、私の麻雀。 私が残し、彼が選んでくれたもの。 それの、何が違うというのだ。 そんな私の思考を断ち切るように、咲は微笑み、愛しげにモニタを見て呟いた。 「悪い待ちなんかじゃないよ」 咲はすっと、軽くモニタを撫でた。 その言い方が、ひどく腹が立った。 私の残したものなのだ。 咲にそのように言われる筋合いは…… 「悪い待ちじゃなくて……」 「カンできる待ちを、選んだんだよ」 それは、いつか私が言った言葉。 冷や水をかけられたように私の心が冷たくなっていく。 違う。 そんなはずが、ない。 彼は私の打ち方を、私を選んでくれたのだ。 そこに、咲の姿があるわけがない。 あっては、いけない。 そんなことが、あるはずがない。 歯がガチガチと鳴る。 動揺が隠せない。 それに対して咲は落ち着き払って、慈愛に満ちた目でモニタを見つめていた。 倒れこみそうになりながらも、私もモニタを見つめた。 1発目は空振りで、今からその次の牌をツモるところだった。 酷く、悪い予感があった。 私の足元から全て崩れていくような。 全て終わってしまうような。 そんな予感があった。 モニタの中の須賀君が、ツモを手に取る。 ――やめて。 ――引かないで。 ――そんな、そんなこと、あるわけがない。 ――だから、引かないで。 「カンっ!」 123567999m東西西西 ツモ9m ドラ7s 「嘘……」 和が口をぽかんと開けていた。 優希もまこも呆然としていた。 咲は、それを当たり前かのように微笑みながら見守っていた。 須賀君は震えながらも新ドラをめくった。乗っていない。 そして、須賀君は嶺上牌に手を伸ばしていく。 頭がまた痛くなってくる。 体が震える。 思わず吐きそうになる。 逃げ出したくなる。 ――ありえない。 ――なぜ、なぜ? ――私を選んでくれたんじゃ、ない、の? ――お願い ――私が残したもの、私が残そうとしたもの ――そこまで、そこまでは咲に渡したくない ――そこだけは、私のものなの ――だから、お願い ――お願いだから ――引かないで、須賀君! その時、私は確かに須賀君の『敗北』を願った。 「ツモ。立直、ツモ、混一色。……それと、嶺上開花で3,000-6,000!」 123567m東西西西 カン9999 ツモ東 『終局』 上田 15,200 松本 31,300 京太郎 29,400 須坂 24,100 控え室が歓声に包まれる。 咲が涙を流しながら飛び跳ねている。 優希が近くにいたまこに飛びついて喜んでいる。 まこがそれを受け止めて同じように喜んでいる。 和が何か言いたげだけどそれでも、嬉しそうに笑っている。 そんな4人を私は遠い世界のものを見るように眺めていた。 須賀君は、咲を選んだ。 咲は、私が残そうとしたそれまで奪い去っていった。 不条理な理屈だとは思う。 自分でも混乱していると、どこか冷静な自分もいた。 それでも、その感情は止められなかった。 「嫉妬」という、暗い感情を。 許せない 全て、咲に持ってかれてしまう そんなのは嫌だ あんな、あんな子に あんな子にすべて持って行かれてしまうなんて そんなのは絶対に嫌だ ――してません! ――きょ、京ちゃん優しいから、べ、別に焦らなくていいって ふと、先ほどの咲の言葉を思い出した。 あぁ、まだ まだ、間に合うかもしれない 私の欲しいもの まだ手に入るかもしれない そう、あの子はもともと もともと私の「おもちゃ」だったのだ 咲のじゃない 私のだ 私のものなのだ だから 「渡さない」 ぼそりと言った、私の呟きは控室の喧騒にかき消され、誰の耳にも入ることはなかった。 須賀京太郎は、対局室から全力で控室に戻る道を走っていった。 皆に今すぐにでも伝えたかった。 特に、受験や進路のことで多忙を極めるのに自分のために時間を使い丁寧に指導してくれた久に、一番に報告したかった。 貴方の弟子は何とか勝てたと報告したかった。 「はぁ、はぁ……」 息が切れるが、それすらも幸せだった。 控え室前にたどり着き、扉を勢いよく開けた。 「勝ちました! やりました!」 そう勢いよく叫ぶ。 そんな彼を麻雀部のメンバーが取り囲んだ。 「京ちゃん! すごいよ!」 「やってくれたじぇ京太郎!」 「まったく、また非効率なことを……。まぁ、裏ドラは乗ってなかったですし、あのアガリじゃなければ跳満は届かなかったですし、その、えっと」 「全く、和は素直じゃないのう」 和やかな空間。 喜びを分かち合えることに京太郎はさらなる幸福感を味わっていた。 そして、視界の端に久の姿を捉えた。 「竹井先輩! 勝ちました!」 その声を聴いて、うつむいていた久はゆっくりと顔を上げた。 無表情だった。 その姿に京太郎はどきりとする。 だが、そんな京太郎を気にせず、久は口を開いた。 「おめでとう、須賀君」 にぃ、と今まで見たことのないような笑みを見て、京太郎は何か、ぞくりとする何かを感じた。 だが、その笑みも気が付けばいつもの悪戯を思いついた子供の笑みに変わっており、再度確かめることはできなかった。 「あーあ、残念だったじぇー」 新人戦を終え私たち清澄高校麻雀部一同は帰途についていた。 歩きながら、全国進出を決めたはずの優希がそんな声を漏らす。 「あぁ。ほんの1枚ツモがずれてたら俺が700-1,300アガって逆転だったんだけど」 あの後、須賀君は2回戦に進出し、そこではそこそこ手に恵まれ、危なげなく3回戦に駒を進めた。 3回戦では軽い手をアガった後に1人が飛んである種棚ボタな2着通過。 だが、次の4回戦ではオーラスで2着まで2,000点差状況まで漕ぎ着けたのだが、2着目とのめくり合いに競り負け、そこで敗退が決まった。 「もうちょっとで決勝卓だったのにね。そうすれば京ちゃんも全国にいけたかもしれないのに……」 咲は須賀君以上に残念そうな顔をしている。 それを見た須賀君は苦笑しながら咲の頭を軽くぽん、と叩いた。 「もちろん全国には行きたかったけどな。でも、やれるだけのことはやった。悔いはないさ」 「えぇ。高校で初めて麻雀を覚えてここまで勝ちあがれたんです。立派だと思います」 「総合18位かー。確かに中々のもんだじぇ。あの人数の中ではかなり上のほうだし」 普段厳しい和やよくからかってくる優希の言葉に須賀君は照れたようにそっぽを向いた。 そして何かをごまかすように少し言葉に詰まりながら喋りだす。 「ま、まぁ、せっかくだったら、11位ぐらいにはなりたかったな」 「なんでだじぇ?」 「ほら、今日11月11日だろ? 11位だったらなんか得した感じじゃん?」 「なにそれ」 少し暗い顔をしていた咲だったが、須賀君の言葉にようやく笑みを見せた。 それを見て何かを安心したかのように須賀君は笑った後、ふと真剣な顔を見せた。 「まぁ、皆に比べれば吹けば飛ぶような実績だけどさ。それでも勝てたことが、結構嬉しいんだ」 「うむ。この調子でこれからもっと力をつけていけば、もっといい成績を残せるじゃろう。全国だって、見えてくるかも知れん」 「全国……」 須賀君は何か酷く尊いものを見たかのような口振りでそう呟いた。 「頑張ってね、須賀君」 私はそんな姿の須賀君を見ていたら気がついたら口を開いていた。 「来年になれば、男子部員だって増えてくるかもしれない。そしたら、男子も団体戦に出られるわ」 「そうなると京太郎は男子団体戦の大将じゃな」 私の発言にまこがニヤニヤと笑いながら続いた。 「ちょ、やめてくださいよ」 「何を照れておるんじゃ。男子ではおんしが最上級生になるんじゃぞ? あながちありえない話でもあるまい」 「そうよ、須賀君。それに」 その光景を想像すると、私の心は高鳴った。 「私も見てみたいわ。須賀君が男子を率いて団体戦に挑むところ」 そうなったら応援に行くわよ、と付け足すと須賀君は何か真剣な表情をして、ポツリと呟いた。 「……団体戦かぁ」 須賀君がどこか遠い目をしている。 その気持ちは私にも痛いほど分かった。 私だってずっと同じ思いだったからだ。 「大将じゃなくてもいいから、出てみたいですね」 「そうだね。来年は、男子も女子も一緒に団体戦、出たいね」 そう話しながら、当たり前のように須賀君の隣を歩く咲に軽く苛立つ。 まぁ、今はいい。 今は。 だがその場所を私のものにしてみせる。 そんなことを考えていると秋の冷たい風が強く吹いた。 優希が体をすくませながらコートのポケットに手を入れた。 「うー、寒いじぇ……」 「もう11月ですからね。最近朝も寒くて寒くて」 「あー、わかるわかる。布団から出るの辛いよな」 「京ちゃんのそれはいつもことでしょ」 楽しそうに話している1年生を見ていたまこが何かを思いついたように口を開いた。 「そうじゃな。暖まりがてら、茶でも飲んでいくか?」 まこが指差す先には喫茶店があった。 時間的にはまだ夕方だし、お茶を飲む時間ぐらいはあるだろう。 1年生全員は乗り気なようでまこの言葉に賛成していた。 「ごめんなさい、私はちょっと先に帰らなくちゃいけないから。皆で行ってきて」 だが、私はその誘いを断った。 いろいろ考えたいことも多いし、早く一人になりたかった。 「む、そうか。残念じゃな」 「えぇ。それじゃあ、私は先に失礼するわね」 そう言って一同に手を振る。 それぞれ残念そうに私を見送ってくれる。 そして私は去り際に須賀君のほうをチラリと見た。 須賀君も何か言いたげに名残惜しそうに私を見ている。 本当に、かわいい子だ。 「それじゃあ、また、ね」 私はそう言ってその場を立ち去った。 心の暗い感情を、押し隠したまま。 私はその日の夜、私はベットに横になっていた。 そして、これからどうするかと言うことに思考を巡らせる。 須賀君を、咲から引き離す。 そうするにはどうすればいいか? 話を聞く限り、いわゆる「そういうこと」はまだしていないらしい。 ちょっと意外。 あのエッチな須賀君が手を出していないとは。 確かに咲は奥手だろうが男の子と言うのは「そういうこと」をしたいものではないのか? 私とてそこまで色恋沙汰の経験があるわけではないが、そう言ったものだと聞く。 咲に対して見栄を張っているのか、はたまた男の意地と言うやつなのか。 ともかく2人はまだいわゆる「清いお付き合い」と言う奴なのだろう。 2人の間に決定的な何かは、きっとまだ無い筈だ。 その上で考えられる手段。 「やれる、かしらね。私に」 その手段を考えたとき、思わず口に出た。 ふらりと立ち上がり、クローゼットの扉を開いた。 扉の内側には大きめの鏡が付いており、私の体を映していた。 鏡の中の自分と目が会う。 疲れきった顔だった。 ふと、咲の朗らかな笑顔が思い出された。 それと同時に黒い感情が、私の心を支配していく。 無意識に、私は着ていたシャツのボタンに手をかけた。 「負けて」 呟きながらボタンをはずし、シャツを脱いだ。 それと同じように、履いていたスカートにも手をかける。 「負けてない」 ぱさりと音を立てて床にスカートが落ちた。 鏡に下着姿の自分が映された。 その姿をじっと見つめる。 こうやって自分の姿を見つめ続けた経験など殆どなかった。 ましてや下着姿だ。 どこか、滑稽な感じもした。 それでも、私はその姿を見て、自分に暗示をかけるかのように呟いた。 「私は、負けてない」 和と比べてしまうと霞むだろうけど、胸はそこそこに膨らんでいる。 腰だってくびれている。 お尻もまぁ、いい形をしていると思う。 そんなことを考えて若干優越感を抱いた。 そしてすぐに、自分の惨めさに涙が出そうだった。 でも、仕方ないのだ。 咲になくて、私にあるものはもう、これしかない。 その現実に心が痛くなる。 この数ヶ月、私が彼に残したと思っていたものは、結局咲には勝てなった。 須賀君は、あの状況で咲を選んだ。 そして勝った。 私の打ち方をしたときは勝てなかったのに。 その現実が、咲と私の差を見せ付けられているようで。 私の滑稽さを、惨めさを突きつけられているようで。 それらが 「咲には、渡さない」 私に暗い決意をさせた。 ―――――――――――――――――――― それと同じころ、須賀京太郎は自室で牌譜を眺めていた。 「本当に引けたんだな、俺」 その牌譜は新人戦1回戦の牌譜だった。 和の綺麗な字で書かれたそれは京太郎がオーラスで跳満をツモり逆転2位になったことを表していた。 「……俺、勝てたんだ」 大会が終わって時間が経った今でも、京太郎は喜びに包まれていた。 この数ヶ月ひたすら麻雀に打ち込み、ひたすらに努力を重ねてきた。 無論、あの新人戦に参加した殆どの人間が京太郎と同じように努力してきただろう。 京太郎より長く麻雀に打ち込んできた人間もいただろう。 そんな中でも、京太郎は小さいとは言え勝利を掴むことができた。 京太郎にはコンプレックスがあった。 自分のやっていることなど無駄なのではないか? 自分は皆と同じように勝つことが出来る人間なのだろうか? いつか、麻雀部の皆から弱さを指差され、嘲笑われてしまうのではないか? そんな不安を抱えていた。 でも、勝つことは出来た。 本当に小さいものではあったが、勝つことが出来た。 その事実が嬉しくてたまらなかった。 そして、心の中で決意を固めた。 (うっし、また来週から頑張るか) (大会後だから来週の練習日少なめだけど、自主練だ自主練) (んで、これからも必死に練習して、来年のインターハイは全国を目指して……) そこまで考えたとき、ふと蘇った言葉があった。 ――それでも申し訳ないと思うんだったら、新人戦で勝ってちょうだい―― ――そうすれば、私も報われるわ―― 「そっか、竹井先輩……」 京太郎はインターハイ後、新人戦までの教育は久が受け持つとまこから言われていた。 事実、夏からこの新人戦までマンツーマンといっていいほど、ひたすらに指導を受けてきた。 だが、それは新人戦が終わった今、もう終わりと言うことを理解した。 「馬鹿。これから忙しくなるんだから、無茶言うな」 久は将来に向けて大事な時期でありこれ以上時間を割かせるわけにはいかない。 そう考え心によぎった気持ちを振り払い、頭を振った。 (でも……ちゃんとお礼ぐらいは、言いたいなぁ) 京太郎は大会後、ドタバタしており、久とあまり話ができていなかった。 帰り道でも久は先に帰ってしまい話すチャンスがなかった。 「どうすっかなぁ」 そう、呟いたときだった。 机に置かれた京太郎の携帯が震え始め、ガタガタと音を立てた。 京太郎は携帯を手に取り、液晶画面に目にやった。 「竹井先輩?」 そこには『部長』と表示されていた。 毎回毎回直そうと思うのだが忘れてしまうその登録名を見て首を傾げつつ、電話を取った。 『須賀君? 遅くにごめんなさいね』 「いえ、大丈夫っすよ。まだ起きてますし」 『ありがとう。とりあえず、今日はお疲れ様』 「いえ、こちらこそ応援に来てくれてありがとうございます」 『いいのよ、後輩の晴れ舞台なんだからね』 そこで久は電話の向こうで一呼吸を置き、言った 『本当に、よく頑張ったわね。立派だったわ』 「……あ、ありがとうございます」 久のその言葉、電話越しでも伝わってくるその優しさに満ちた言葉に京太郎は心を弾ませた。 これまでの礼を言うつもりだったのだが、それ以上言葉が出なかった。 『で、私は残念ながら受験に集中しなくちゃいけないから、これからはあまり部に顔を出せなくなるわ』 「はい……」 京太郎自身わかっていたことだが、本人の口からそう言われるとやはり心に来るものがあった。 『あら? 寂しい?』 からかうような口振り。 京太郎は電話の向こうで久がいつもの笑みを浮かべているのを思い浮かべた。 いつものように、軽く返そうとした。 だが、それができなかった。 これまでのことが蘇り、思わずポツリと本音が出た。 「……寂しいです」 『えっ?』 「竹井先輩にはいろいろ教えてもらいました。練習は厳しかったですけど、それでも」 京太郎はこの数か月のことを思い出していた。 毎日毎日麻雀ばかりやっていてろくに遊んでいなかった。 久に振り回されることもしょっちゅうだった。 からかわれることもしょっちゅうだった。 それでも、とても充実した数か月だった。 尊敬する先輩の元、日ごとに自分が強くなるのを感じられるのが楽しかった。 久にたまに褒められるのが嬉しかった。 これほど幸せな時間というものは、そうそうあるものではなかった。 だから、京太郎は素直にこう思った。 「この数ヶ月すごく楽しかったです。だから、それがなくなっちゃうのは、やっぱり寂しいです」 ―――――――――――――――――――― 『先輩?』 電話の向こうで返事を返さない私を心配した須賀君が声をかけてくる。 でも、私は言葉が出なかった。 どうして、どうしてこの子はこうなのだ。 そんなことを言われると期待をしてしまう。 本当は私のことが好きなのではないかと期待をしてしまう。 そこにあるのは私に対する敬意だけだというのに、なぜそんなに夢を見させようとするのだろう。 諦められない。 この子を諦められない。 須賀君は酷い子だ。 でも、そんな子だから私は好きになったのだろう。 だから、渡したくない。 咲には渡したくない。 「なんでもないわ。ちょっとびっくりしちゃっただけ。須賀君がそんな可愛いことを言うなんて」 軽く、笑ってみせる。 電話の向こうで照れているのかちょっとうめき声が聞こえてきた。 「それでなんだけど、最後にひとつだけお願いがあるの」 『お願い、ですか?』 心臓が高鳴り始める。もう引き返せない。 だが、それでも、進むしかない。 自分が欲しいものを手に入れるために。 「えぇ、大したことじゃないんだけどね。須賀君の教育のために私、本やら牌譜やらいろいろ持ち込んだでしょ?」 『あぁ、はい。そうですね』 「それで、部室に置きっぱなしになっている私物を後片付けも兼ねて回収しに行こうと思って。悪いんだけど、手伝ってくれない?」 嘘はついて居ないが、これは当然彼を呼び出す口実だ。 なるべく不自然でないものを考えた。 『いいですよ、それぐらいでしたら。手伝わせてください。』 乗ってきた。 彼の性格上、断られることはまずないだろうと踏んでいたが、安心した。 「ありがとう。早速なんだけど明日、月曜日って大丈夫? 来週は活動日って水曜日だけらしいし、そこを避けて行きたいのよ」 『月曜日ですか? はい、だいじょ……』 そこまで言って須賀君の言葉が止まった。 その時まるで悪戯が見つかりかけている子供のように、心臓が跳ねるのを感じた。 『……あー』 なにやら間抜けな声が聞こえる。 何を悩んでいるのだろう? 『すみません、月曜日には用事がありました。火曜日じゃ駄目ですか?』 ほっと胸をなでおろす。 それと同時に小さな疑念が沸いた。 「月曜日はバイト?」 『いや、その、ちょっと家の用事で早く帰らなくちゃいけなくて』 言葉を濁したその言い方。明らかに何かを隠している。 咲とデートだろうか? 思わず拳を握った。本当のことを問い詰めたくなる。 落ち着け。仮にデートだとしてもあの2人だ。 昨日の今日でどうこうなるものじゃない。 だから、落ち着こう。 「わかったわ。じゃあ、火曜日の放課後に」 『はい。その日は皆用事で居ないはずなんで丁度いいですね。全部済ませちゃいましょう』 「そう、ね」 確かに、丁度いい。 この後まこに電話してその日は他のメンバーを部室に近寄らせないように頼むつもりだったのだ。 大方まこには私の気持ちなんて悟られている。 彼と2人で話がしたいと頼めばきっと協力してくれただろう。 まぁ、ここまでのことを考えているとは想像してないだろうけど。 だが、その必要はなくなった。 本当に、丁度いい。 『うぃっす。じゃあ、火曜日に』 「えぇ、よろしくね。ちゃんと手伝ってくれたご褒美あげるから」 『マジですか!? なんだろ、楽しみだー』 口元に笑みが浮かぶ。 そう、私も楽しみだ。 「ふふ、それじゃあ、おやすみなさい」 『はい、おやすみなさい』 電話を切り、大きく息を吐いた。 もう賽は投げられた。 後は私は私の全てを使ってでも、彼を振り向かせて見せる。 不安はある。 拒絶されないか。 軽蔑されないか。 体に触れられることに対する僅かな怯えもある。 惨めさもある。 だが、不思議な胸の高鳴りもあった。 私が彼の体に触れること。 彼が私の体に触れること。 そのことを想像すると、大きく心臓が鼓動する。 その感情が、心地よかった。 あぁ、やっぱりそうなんだ。 醜い嫉妬もある。 酷く歪んでいるかもしれない。 あまりにも愚かかもしれない。 それでも、彼のことを想うと胸が高鳴って、とても幸せなのだ。 だから、間違いなく―― 私は彼に恋をしているんだ。 それから火曜日までの時間は熱に浮かされたようだった。 学校にも行っているし、議会室にも顔を出したはずなのだが、ほとんど記憶がない。 副会長から何か心配された気もするが、おぼろげだ。 気が付けば、火曜日になっていた。。 帰りのSHRの時間になると、こんな日に限ってダラダラと話す担任を酷くじれったく感じた。 ようやく話が終わり、挨拶が済んで放課後となった。 やってきたのだ。彼との時間が。 胸が高鳴る。 まるで初めてのデートに行く気分だった。 これから私がしようとしていることはそんな綺麗な物ではないのだけれど。 それでも、この胸の高鳴りは本物だ。 あぁ、楽しみだ。 まずは何を話そう。 まずは何をしてみよう。 須賀君の喜ぶことなら何でもしてあげよう。 須賀君の望むことなら何でもしてあげよう。 きっと、そうすれば……。 「ふふっ」 思わず笑みが漏れた。 カバンを片手に立ち上がり旧校舎に向けて歩き出す。 思わずスキップの1つでもしたくなる気分だった。 軽い足取りのまま、歩みを進めた。 385 : ◆CwzTH05pAY [saga]:2013/03/24(日) 04 16 33.55 ID AOdJqAWXo 旧校舎に近づくと、見知った姿があった。 「あっ……」 旧校舎前に須賀君がいた。 携帯を触りながら入り口前に立っている。 私はわずかな緊張感を胸に軽く息を吸った」 「須賀くーん」 手を振ってみる。 その声に気づいた須賀君は顔を上げながらわずかに携帯を操作した後にこちらに手を振り返してくる。 それを見て慌てて駆け寄った。 「どうしたの? 先に行ってればよかったじゃない?」 「いや、先輩もうすぐ来るかなぁ、って思って待ってたんですよ。一緒に行こうと思って」 可愛い子だ。 まこも言っていたように本当に犬みたい。 「ふふ、ありがとう。じゃあ、行きましょっか?」 「はい」 あまり人気のない旧校舎の中を2人並んで歩く。 たったそれだけなのに胸の中が温かくなってくる。 恋とは偉大だ。 その熱に浮かされたまま須賀君に声ををかけてみる。 「手伝ってもらっちゃってごめんね? 部室に元々あったものとごちゃごちゃになってるから整理が大変そうでね」 「あー、なるほど。確かにそれは仕訳がめんどくさそうですね」 そういうと須賀君は何か楽しそうににっこりと笑った。 「でも手伝うぐらいは全然かまいませんよ。それに、ご褒美も貰えるみたいですし」 「あら? しっかり覚えているのね?」 「もちろん! で、なんですかご褒美って?」 「ふふ、いいものよ。楽しみにしてて」 私はそう言って笑った。 そう、私にあげられる最後のものだ。 だから、愛してほしい。 「部長?」 須賀君に声をかけられて我に返る。 気が付けばもう部室の前まで歩いていたようだ。 須賀君が部室の扉を半分開けた状態できょとんとしていた。 「あ、大丈夫よ。行きましょ」 「はい」 そう言って須賀君は先に部室に入った。 まずは、後ろ手に鍵を閉めないとね。 熱に浮かされたような頭のまま、私はそう考えながら須賀君に続いた。 「先輩、お誕生日おめでとうございます!」 部室に入った途端そんな声が聞こえた。 それと同時にパン、と何かがはじけるような音が聞こえる。 そこには須賀君だけじゃない。 まこも、咲も、優希も、和も。麻雀部の全員がいた。 須賀君を除いた全員、手にはクラッカーを持っている。 「……えっ?」 状況が、理解できない。 何が、起こっているんだろう? 何故みんないるのだろう? なに? なんなの? 「どうした久、驚きすぎて言葉もでんか?」 まこが笑いながら話しかけてくる。 思わずきょとんとした顔を向けてしまった。 私の顔を見たまこはどこか訝しげな顔をした。 「……まさかとは思うが、自分の誕生日忘れとったんか?」 「あっ……」 11月13日。 確かに私の誕生日だ。 この数日あまりにもいろいろ考えていたせいだろうか? なぜかその意識がすっぽりと抜けていた。 「えっ? 竹井先輩気づいてなかったんですか? 絶対バレてると思ったんだけどなぁ」 須賀君がちょっと驚いた顔をしている。 つまり、あの時1日引き伸ばしたのは……。 「後から聞いてあきれたじぇ。そんな露骨に自分の誕生日に会う日を合わせればバレるのが当たり前だじぇ」 「い、いや、俺だって電話中にギリギリで思い出して咄嗟だったんだからしょうがないだろ」 「てっきり気づいて乗ってくれてるものだと思ったじょ。意外意外」 優希が須賀君のことをからかいながらつついている。 和がくすくすと笑いながら私に近づいてきた。 「須賀君の企画なんですよ。で、月曜日にみんなで集まっていろいろ考えて」 「この部室も今日の朝早くにみんなで集まってやりました!」 和と咲の言葉に周りを見回すと部室がまるでパーティ会場のように折り紙やらビニール紐やらで飾りつけされている。 ホワイトボードには「お誕生日おめでとうございます」と大きく書かれており、その周りにはいろいろイラストが描かれている。 いつもの麻雀卓は脇によけられており、代わりにテーブルが置かれている。 そしてそのテーブルにはケーキとお菓子が並んでいた。 「さっ、先輩座って座って!」 咲がいまだに混乱している私の手を引いた。 そしてテーブルに備え付けられた椅子に座らされる。 私はそれにされるがままだった。 頭が混乱している。 この状況は一体なんだろう? 何故、こういう状況になっているのだろう。 部室に入る前までの高揚感がどこかに行ってしまった。 その分、抜け殻のようになった私の心はいまだに現状が正しく理解できないでいる。 「ふーむ、こりゃ驚きすぎてネジが飛んでおるな」 まこが私の顔をまじまじと見てから須賀君に向き直った。 「京太郎。いっちょ目の覚めるような挨拶をしたれ」 「えぇ、いきなりですか!?」 「何を言う。もともとおんしが久に礼を言いたいと言い出して始めた会じゃろう。ほれ、さっさと言わんかい」 「マジっすか……」 そういいながら須賀君は私の座る椅子の対面に立った。 そしてポケットから何やら紙を広げた。 私はどうしていいかわからず、それを呆然と見つめていた。 「……あー、なんか改めていうのも恥ずかしいんですけど」 須賀君がそんなことを言うと1年生3人娘からからかいの声やら応援の声が飛ぶ。 須賀君は、大きく息を吸い込んでから、口を開いた。 「竹井先輩。お誕生日おめでとうございます」 「その、誕生日のあいさつとはあまり関係ないかもしれないんですけど、この場を借りてお礼を言わせてください」 「竹井先輩、本当に、今までありがとうございました」 須賀君はそこまで言って頭を下げた。 そして再び顔を起こして、言葉を続けた。 「最初は初心者の男一人で正直不安でした。やってけるかって」 「けど、先輩は皆との練習の合間を縫って、ネト麻しながらいろいろ教えてくれました」 「俺、それがすごくうれしかったです。先輩に見捨てられてないんだって。ちゃんと、見てもらえるんだって」 その言葉に心がずきりと痛んだ。 違う。 本当は、本当はあなたを利用しようとしていただけ。 辞められると困るから適当に折を見て声をかけていただけ。 貴方にうまくなってほしいとかはその時は考えてなかった。 「だから、練習でも雑用でも、頑張れました」 「先輩が勝ってくれるなら、って思えば辛くなかったです」 やめて。 私はその気持ちを利用することしか考えていなかった。 その気持ちに報いるとか、そんなことその時は全然考えていなかった。 「本当にそれが嬉しくて……。だから、夏の大会の時、俺がポカしたとき見捨てられるんじゃないかって、不安でした」 「先輩に呆れられて、見込みがないとか思われたらどうしようかと思うと、不安でした」 私はその時ようやく自分の愚かさに気づいたころだった。 貴方がそんな不安を抱えていた何で思いもしなかった。 「でも……」 「でも、先輩は俺みたいなやつのためにいろいろ考えていてくれました」 違う。 それも、違う。 福路さんに言われてようやくたどり着いたこと。 きっと彼女に言われなきゃ有耶無耶にしてあなたのことを忘れようとしていた。 「練習プランとか、バイトとか、テストとか、本当に」 須賀君の眼が、潤んでいる。 心がざわざわと騒ぎ出した。 「本当にいろいろ考えててくれて、受験とかいろいろあるのに、俺の、俺のため、ために」 ぐすっと鼻をすする音が須賀君から聞こえる。 心が痛い。 酷く痛い。 「俺のためにたくさんたくさん時間割いてくれて。申し訳ないって思ったんですけど、それ以上に嬉しくて」 「それに、先輩、俺が勝ってくれればそれが嬉しいって、言ってくれて」 違う。 それは須賀君が私に言ってくれたこと。 私はそれを、そのまま返しただけ。 それに、私は、私はあなたが負けることを、祈って……。 「だから、一生懸命、頑張りました。全国には行けなかったけど……」 「勝てました。先輩の、おかげです。先輩の指導を無駄にせずに済みました」 「俺が、ここまでやってこれたのは先輩のおかげです」 ふと須賀君を見ると、ぽろりと涙が一筋零れていた。 胸が締め付けられる。 何かが、私の心を蝕んでいくのを感じていた。 私は、今日この日彼に何をしてでも奪い取る気でいた。 その決意を固めてきたはずだった。 だが、その決意に何かがジワリとしみこんでくるのを感じた。 須賀君は目元の涙を拭っている。 後ろでほかのメンバーと並んで聞いている咲が小さく頑張って、と声をかけている。 優希もそれに乗って小さくしっかりしろ、と言っている。 須賀君はそれを受けて大きく息を吸った。 「先輩は、酷い人です」 その言葉に心臓が激しく跳ねた。 「悪戯好きで」 「人のことをからかうし」 「悪巧みばっかりするし」 「突拍子もないこと言って人を驚かせるし」 須賀君はそこで、涙を拭うのを諦めたようだ。 ぽろぽろと、次から次へと零れ落ちている。 「でも」 鼻を大きくすすって、須賀君は必死に言葉を紡いでいく 「それ以上に部のために一生懸命だし」 違う。私の目的のためだ。 「皆のためにも一生懸命だし」 違う。それも結局は私の目的のためなのだ。 「何だかんだでフォローも忘れないし」 違う。ただ、部の空気を壊さないように取り繕っていただけだ。 「俺みたいなやつの面倒を見てくれる後輩思いだし」 違う、違うの。 だかから、それは……。 「だから、だから、俺……俺……」 聞きたくない。 それ以上、聞きたくない。 お願い、言わないで。 「俺、先輩の後輩でよかった」 「先輩の下で麻雀がやれて、本当に楽しかったです」 「先輩の後輩でいれて本当に、よかったです」 「尊敬する人に教えてもらって、幸せでした」 「特にこの数か月、つきっきりでいろいろ教えてもらって」 「本当に、本当に嬉しかったです」 須賀君の顔はひどいことになっている。 涙で目が真っ赤だ。 鼻水だって垂れている。 それでも、その顔から目を逸らせない。 「これからも、頑張ります」 「もっともっと頑張って、来年は全国を目指します」 「先輩みたいにかっこいい打ち方はできないかもしれないですけど」 「先輩みたいに強く打てるかどうかはわからないけど」 「先輩が俺に残してくれたことを忘れずに、闘っていきます」 「だから、先輩も頑張ってください」 「先輩のファン第1号として、応援してます」 「本当に、その、本当に……」 須賀君は手に持っていた紙をおろし、直立不動の体制を取った。 そして倒れてしまうんじゃないか、って思う勢いで頭を下げて、叫んだ。 「今までありがとうございました!」 咲たちが拍手をしている。 他のメンバーももらい泣きをしているようだ。 「なかなかいい挨拶じゃったぞ、京太郎」 涙を拭うためにはずしていた眼鏡をかけながらまだ頭を下げている須賀君の背中を軽く叩いた。 「誕生日のあいさつかと言われるとちと微妙じゃが。久、どうじゃ……?」 まこの言葉がしりすぼみになっていく。 私の顔を見て驚いているようだ。 そっと、自分の頬に指を当ててみる。 濡れていた。 まぁ、当り前だろう。 私の眼からも涙が零れていた。 本当に、愚かな子だ。 私の本質を何もわかってない。 私の性質なんて何も理解してない。 自分が利用されていたなんて欠片も思っていない。 あの子の中では私はとてつもなくいい先輩なのだろう。 見る目がない、本当に見る目がない。 馬鹿だ。 本当に、馬鹿な子だ。 あぁ、でもやっぱり、違う。 結局、私のような女に引っかからなかったのだ。 やっぱり見る目があるのか。 ほら、咲も貰い泣きが過ぎて顔が酷いことになってる。 お似合いだ。 人のために泣けるこ同志、お似合いじゃないか。 でも、奪い取ってやろうと思ったのに。 その場所を奪い取ってやろうと思ったのに。 でも でも、それは 須賀君にとって大切な「尊敬する先輩である竹井久」を壊してしまう。 そうなったら須賀君はどうなるだろう。 私の好きだった須賀君で居てくれるだろうか。 考えるまでもない。 そんなわけが、ない。 そんなことがあるわけがないのだ。 私が好きだった須賀君は 単純で エッチで 子供っぽいけど それでもひたむきで まっすぐで 努力家で 人のために力を尽くせる 本当に、いい子。 私が咲から奪い取ったところできっと須賀君はそのことで苦しむことになる。 きっと笑うこともできなくなってしまう。 苦しんで苦しんで、きっと彼は笑えなくなってしまう。 何もかも嫌になってしまうかもしれない。 そんな子なのだ。 ちょっと考えればわかることだった。 でも、ここ数日の私はそんな単純なことを考えられなかった。 ただひたすら、自分のことしか考えていなかった。 自分が隣に立つことしか考えていなくて、そのことで彼がどうなるのか、考えていなかった。 「あぁ……」 最初から、出る幕などなかったのだ。 全てが遅かったのだ。 何もかも遅かったのだ。 ――部長、俺、頑張ります コンビニでああ言ってくれた時、何故こう言ってくれたのかをもう少し考えればよかった。 もしかして、須賀君って私のことが好きなの? などとおめでたい想像でもしておけばよかった。 よくある少女漫画の主人公のように胸をときめかせていればよかった。 そうすれば、彼のことをもっと早く見ることができた。 ――部長、勝ってくださいね インターハイ前の部室でそう言ってくれた時も、もう少し考えればよかった。 彼がどれほど尽くしてくれ、どれほど私のことを想っているのかを理解しようとすればよかった。 そうすれば彼を「おもちゃ」などと思わず、一人の人間として向き合えたのかもしれない。 彼が負けた後、もう少し落ち着いて言葉がかけられたかもしれない。 あれが、最後のチャンスだったんだ。 でも、私はそのチャンスをすべて捨ててしまった。 全て、自分の意志で。 そこまで考えて、私は顔に手を当てた。 涙が止めどもなく溢れ出てくる。 「あぁ、あああああああああ」 私は、声を上げて泣いた。 手の隙間から涙が零れ落ちるほどに。 私の背中を誰かが撫でてくる。 恐らくまこだろうが、それでも私の涙は止まらなかった。 失ってしまった。 欲しかったものがどうしても手に入らないことに気づいてしまった。 でも、それはすべて自分の蒔いた種だった。 誰のせいでもない。 手に入れようと思えば、手に入れられたかもしれない。 もっと違う未来があったのかもしれない。 だけど、私は失ってしまった。 欲しいものは目の前にあるのに、手に入れられないと理解してしまった。 心の中のぐちゃぐちゃな感情に任せて、私は泣いた。 後悔だろうか。 やるせなさだろうか。 失恋の痛みだろうか。 それらすべてだろうか? 私の涙はしばらく止まらなかった。 悪女を気取って、人を手玉に取る策士を気取って、気付けば全てを棒に振っていた。 だけど、すでに人のものになった彼を奪い取ることも、もうできなかった。 彼の信頼を壊すこと。 彼の笑顔を壊すこと。 彼を『彼』としているそれを壊すこと。 そんなことは出来なかった。 そう、私は悪女でも何でもない。 全部失った後で気づき、無いものねだりをしようとしても、彼を傷つけることを恐れてできない。 ただ中途半端な、ひたすらに愚かな女だった。 ―――――――――――――――――――― ―――――――――― ――――― 今でも鮮明に思い出せる、彼の心に焼きついたものがあった。 『手牌』 3334m345678s345p ドラ3m タンピンドラ3。高目なら三色のオマケつきだった。 まだ役もおぼつかない当時の彼でもかなりの大物手であることは理解できた。 だが同時に、何故立直をしないんだろう、と首をかしげていた。 そして数巡ダマで回してからだった。 『手牌』 3334m345678s345p ドラ3m ツモ東 場に1枚切れの東。 彼から見れば即ツモ切りのどうとでもないものだった。 だが、彼女は迷いない手つきで牌を抜き、場に打ち出して宣言した。 ――リーチ 『手牌』 3334m345678s345p ドラ3m ツモ東 打4m ようやく基本的な打ち筋というものを理解し始めていた彼にとってそれは衝撃の一打だった。 役も、待ちも、点数もすべて台無しにする1打。 意図が読めなかった。 跳満をツモればトップ逆転の状況で、その条件を満たした手を捨てる。 彼は呆然とその手を見つめていたが、変化はすぐに訪れた。 彼女のツモがふわりと宙を舞い、パシリと卓に叩きつけられた。 ――ツモッ! 『手牌』 333m345678s345p東 ドラ3m ツモ東 ――立直一発ツモドラ3。裏ドラは見ずとも逆転ね。 そう言って彼女は後ろを振り返った。 そして、手を眺めていた彼に向けて悪戯っぽい笑みを浮かべてVサインをした。 ありえない一打だった。 たまたまだと切り捨てることもできた。 それでも彼はそれに心惹かれ、それは心に深く刻み込まれた。 恐らく、一生忘れることはないだろう。 これは、彼の麻雀の原点。 その記憶だった。 ―――――――――――――――――――― ―――――――――― ――――― 「先輩、探しましたよ……」 京太郎は息を切らせながら部室に駆け込んだ。 そして部室の窓からボーっと外を眺めている久に声をかける。 「あら? 須賀君、どうしたの?」 「どうしたの、じゃないですよ。卒業式後は校門のところで待ち合わせって言ったじゃないですか」 「ごめんね。最後にちょっとここに寄り道したかったから」 卒業式後、麻雀部一同で集まって写真を撮ることになっていた。 だが、久がなかなか現れず、電話にも出なかったため京太郎がこうやって走り回る羽目となった。 文句の1つも言おうと思っていた京太郎だが、それを聞いて何も言えなくなり、体を休めるため無言で椅子に座った。 それを見て久も京太郎の対面に座った。 「……そういえば先輩、一人暮らし始めるんでしたっけ?」 「えぇ。やっぱり通うのに3時間近くかかっちゃうのは少し大変だからね」 「そっかぁ。ここから結構遠いんですよね……」 「何言ってるの。遠いとは言っても同じ長野県内じゃない。落ち着いたらみんなで遊びに来てね」 「うっす」 とは言え、以前のようには会えなくなる。 麻雀を教えてもらうことができなくなる。 からかわれたりすることもなくなってしまう。 そう考えると京太郎の酷く寂しい気持ちに包まれた。 当たり前だったものがなくなるというのがこれ程の悲しいことだとは想像をしてなかった。 「また遊びに来るから。ちゃんとインターハイも応援に行くわ。だから、頑張ってね」 「はい……」 まるで聞き分けのない子供を諭すように久は京太郎の頭を撫でた。 それを受けてようやく京太郎は久に笑みを見せた。 「よろしい。全く、手のかかる教え子ね」 「うっ、すみません」 くすくすと笑う久にばつの悪そうな顔をする京太郎。 すると、久は何かを思い立ったかのように、口を開いた。 「須賀君、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」 「何ですか?」 京太郎は軽く返事を返すが、久は酷く緊張した様子で口を開いた。 「新人戦1回戦のこと、覚えてる?」 「えっ? それはもちろん」 突然の問いに面食らいつつもはっきりと頷く京太郎。 初勝利の牌譜はもう何度も眺めた。 苦しいときも、その牌譜を見て自分の支えとして頑張った。 忘れるはずがなかった。 「そう、だったらあのオーラスで……何故東単騎でリーチしたのかしら? 直撃狙いだったわよね?」 「はい。2着目から何としても打ち取るって考えてました」 「じゃあ、何故東単騎のリーチだったのかしら? 東単騎待ちはまだわかるけど、リーチの必要はないわよね」 「あぁ、それは……」 京太郎は眼を閉じてあの時のことを思い出した。 苦しい状況だった。 ツモでは裏期待になってしまう状況。 不安だったため直撃狙いとしたが、打ち取れる自信はあまりなかった。 だが、次巡で東を引いてきたとき、そう、電流が走った。 「以前、県予選で咲が多面張を捨てて単騎待ちに受けたことがありましたよね?」 「えぇ……」 何処か久は寂しそうな顔をしたが、それに気づかず京太郎は続けた。 「東単騎はカン出来る待ちだった。なんて言うかそれをあの時に思い出したんです」 「やっぱり、そうだったのね」 久は苦笑を浮かべて、椅子にもたれかかった。 何かひどく疲れたかのように。 だが、京太郎は首を振った。 「でも、それだけじゃないんです」 「えっ?」 思いもがけない京太郎の言葉に久の口から驚きの声が漏れた。 「先輩。先輩だったらあの状況だったらどうしてました?」 「えっ? わ、私だったらやっぱり東単騎でリーチを打つかしら」 「やっぱり、そうですよね。だから……」 突然の問いかけに戸惑いながらもそう答えると京太郎は嬉しそうに、満足そうに笑った。 「咲と先輩。2人それぞれ目指しているものは別かもしれないですけど」 「ただ……その、俺の好きな人と憧れている人が選ぶであろう牌が……」 「選ぶその牌が同じだろうって、気づいたんです」 「セオリーとか、そういうものを無視した一打っていうのはわかっていたんです」 「インターハイで先輩に怒られたことを忘れたわけじゃないんです」 「だけど、その……」 「それに気づいちゃって、どうしても東単騎に受けてみたくなったんです」 「咲のように嶺上から必要牌を持ってくることはできないですし、部長のように悪待ちを引けるわけでもないですけど」 「俺の好きな人と、憧れている人が選ぶ待ち。それがその」 「すごい最強の待ちに見えて。この待ちだったら、勝てそうな気がしたんです」 「2人の力があれば、勝てそうな気がして、東単騎を選んだんです」 「結果論かもしれませんけど、引くことができて勝つことができました」 「俺、本当に嬉しかったんです。勝つことができたこともそうですけど……」 「その、えっと、あー……俺にとって大切な、大切なモノの待ちでアガることができて、それがすごく嬉しかったんです」 「お、俺何言ってるんすかね。あーはずかしい……」 目の前で須賀君が照れながら笑っている。 だけど私は笑うことができず、涙をこらえることに必死だった。 ずっと聞きたかったことだった。 本当に彼の中にもう私はないのか。 咲の言うとおり、彼はあの時咲を選んだのか。 本当に、そう考えて東単騎のリーチを選んだのか。 未練がましいかもしれなかったけど、聞きたかった。 でも、聞くのが怖くて怖くて卒業式までもつれ込んでしまったけど。 でも、聞けて良かった。 残っていた。 彼の中に、私がやっぱり残っていたのだ。 咲だけじゃなくて、私がある。 残せていたんだ。 奪われてなんていなかった。 須賀君はそれを大切にしていてくれた。 その言葉が聞けたことが、本当にうれしかった。 残念だったわね、咲。 やられっぱなしには、ならなかったみたい。 「そ……う……」 目頭が熱くなる中、須賀君に必死に返事をする。 駄目だ。 泣いては駄目だ。 泣いて縋り付いたところで、私の欲しいものは手に入らないのだ。 もう、全て遅かったのだ。 だからせめて、最後まで彼の大切な「竹井久」を守ろう。 さぁ、須賀君をからかってやろう。 慌てる彼を見て笑ってやろう。 ふてぶてしく笑おう。 「ずいぶんクサいわね、須賀君」 「勘弁してください。今すごく逃げ出したい気分です」 「ふふ、冗談よ。まぁ、でも、嬉しかったわ。だから」 私はポケットに手を入れた。 何時も入れているアレがあるはず。 「ご褒美、あげる」 「えっ?」 「ドタバタで部室の片付けのご褒美もあげてなかったしね。頑張った須賀君に先輩からのご褒美です。ほら、手を出して」 「はっ、はい」 私の声に咄嗟に須賀君は手を出した。 本当に犬みたいだ。 可笑しさに笑いつつも、私は彼の手にそれを置いた。 「……ヘアゴム?」 「そう。私が中学から高校までで大事な試合の時に使ってたやつよ」 「えっ!?」 「願掛けってほどでもないけどそれで髪を結っていた試合はいつもいい成績を残せたわ。きっとご利益あるわよ」 「受け取れませんよ、そんな大切なもの!」 須賀君は慌てて私に手を差し出し突き返そうとした。 だけど私はその手を優しく握り、押し返した。 「いいの。ほら、もうひとつあるし」 私はポケットからもうひとつのヘアゴムを取り出して笑った。 それでも須賀君は納得がいかなそうだった。 私は佇まいを直して、須賀君に向き直った。 「ねぇ、須賀君。須賀君はこれから厳しい戦いが待ってると思う。でも、私はもう今までのように須賀君に何かを教えるのは難しいわ」 特に異質な能力があるわけでもない須賀君はこれから苦しむことになるかもしれない。 その差に絶望してしまうかもしれない。 でも、私はもう今までのように力になることはできない。 私はもう別の道を歩き始めなければならない。 「もう私にはほんの小さなゲン担ぎぐらいしかできないけど……須賀君の力にならせて。お願い」 そう、せめて彼の愛する先輩として、須賀君の力になりたい。 私の最後の願いだった。 「……わかりました。ありがとうございます」 須賀君は私の言葉にようやく納得してくれたようだ。 顔を伏せて押し殺したように返事をする。 私は受け取ってくれたことにほっと胸をなでおろした。 「ふふ、ほら。折角だから着けてあげる」 私は須賀君の手からヘアゴムを取り髪に手を伸ばした。 さらりとした感触に少し胸が高鳴る。 須賀君は驚きの表情を見せながらもされるがままだった。 「俺、そこまで髪長くないですけど」 「大丈夫大丈夫。前髪をちょんまげにするぐらいだったら……ほらできた」 前髪を上げた形でちょんと結えられた須賀君は何やらかわいらしかった。 須賀君が首を振ると結えられた髪が小さく揺れて思わず笑みがこぼれる。 「な、なんか変な感じっすね」 「似合ってる似合ってる。可愛いわよ」 「可愛いって褒められてもまったく嬉しくないですね……」 ふと、彼との距離が近くなっていることに気が付いた。 当然だ。髪を結うには近づかなければならない。 彼の顔が、近い。 心臓が高鳴った。 ――もう手に払いらないものなのに。 ――あぁ、でも ――本当に ――本当にこれが ――これが、最後だから ――許して、ほしい 頭の中が真っ白になっていく。 何も、何も考えられない。 だから、その行動はほとんど無意識だった。 「あと、これはおまけ」 私はそう言って少し背伸びをして 「せんぱ……い?」 彼の頬に、軽くキスをした。 心臓が破裂してしまうのではないかと思うぐらい鼓動していた。 顔が赤くなっていないかどうか不安だった。 あぁ、ほら、彼も呆然としている。 いけないいけない。 思わず、あんなことをしてしまった。 ほら、いつも通りに。 最後まで、いつも通りに。 まずは笑おう。 「ふふふ、びっくりした?」 「えっ、あっ、うっ?」 須賀君がうろたえている。 あぁ、本当にいい表情をする。 須賀君をからかうのは、これがあるから楽しいのだ。 「咲とケンカしたときは遊びにいらっしゃい。ちゃーんと慰めてあげるわよ」 にやりと笑って私は踵を返す。 部室の扉を開けて廊下に一歩足を運ぶ。 そして駆け出す直前に私は振り返った。 相変わらず、須賀君は呆然としている。 「何だったら須賀君の大好きなエッチなことでも、ね」 「えっ、え?」 「ほら、先に行ってるわよ」 そう言って私は駆け出した。 廊下を走る。 ただ、走る。 少しすると慌てて追いかけてきたのか後ろからも走る音が聞こえた。 「ちょ、先輩待って」 「いやーよ、今捕まったら須賀君酷いことされちゃうわ」 そう、追いつかれるわけにはいかない。 なぜか零れてしまった涙が見られてしまう。 それだけは、駄目なのだ。 私は走りを緩めることもなく旧校舎の廊下を走り続けた。 すると私を追いかける須賀君は私の言葉に焦れたように叫んだ。 「あーもう! この悪女!」 須賀君の口から洩れたその言葉に思わず心の中で苦笑した。 私は悪女でも何でもない。 ただの愚かな女だ。 ギリギリで踏みとどまれたけど、須賀君の大切なものを壊そうとした愚かな女だ。 なのに須賀君からそう言われることが何かおかしかった。 走りながら、涙を拭う。 早く笑わなければいけない。 もう、この感情は終わりにしなければならない。 私の恋は実らなかった。 全て遅かったのだ。 全て終わったことなのだ。 だから、泣くのも終わりにしなければならない。 私は新しい道を歩まなくてはいけないのだ。 だから…… ――さようなら、須賀君 ――本当に大好きだった 私は旧校舎を出て、ほころび始めた桜の木の下で、自分の恋に別れを告げた。 完!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1391715645/ インターハイ会場 霞「小蒔ちゃーん!」キョロキョロ 霞「小蒔ちゃーーーーん!」キョロキョロ 霞「どうしよう…」オロオロ 初美「霞ちゃーーん!」タタタタ 霞「初美ちゃん…どう?」 初美「ダメです。見つかりませんー…」 霞「そんな…」 春「もうすぐ試合が始まる…」 巴「どうしましょう。小蒔ちゃん先鋒なのに…」 霞「参ったわね…一人でお花摘みなんて行かせるんじゃなかったわ」 初美「このままでは不戦勝になってしまいますよー」 巴「どうしましょう…」 霞「仕方ないわ。もう一度探してみましょう。巴ちゃんと初美ちゃんはあっちを。私はこっちを見てみます」 初美「わかりましたー」 霞「二人共行ったわね。それじゃあ私もすぐ行かなきゃ。小蒔ちゃん、一体どこに…」 霞「…あら?あれは…」 小蒔「どうもすみませんわざわざ送って頂き」 京太郎「いえ。部長の命令でしたし。ところで、もし良かったら連絡先とか聞いてもいいですか?」 小蒔「私ったら自分の高校の控え室と間違えて清澄さんの控え室に…」 京太郎「あはは。でも意外でした。あの神代小蒔選手がうちの咲みたいに方向音痴だったなんて。ところで連絡先交換いいです?」 小蒔「恥ずかしいです。私年上なのに」 京太郎「かわいいなー。ところで連絡先…」 小蒔「あ、霞ちゃんだ!」 京太郎「れんらく…」 霞「小蒔ちゃん!」 小蒔「すみませんでした!迷子になっちゃってて!」 霞「もうっ!危うく試合もせずに失格よ!」 小蒔「本当にすみません…」 霞「まあいいわ。間に合ったし。初美ちゃんたちにメールしましょう」 京太郎「あの…」 小蒔「あ。ありがとうございました。この子私のチームメイトです」 京太郎「うお…すげ…」 霞「あらあなたは?」 小蒔「清澄の1年生マネージャーさんで、須賀京太郎くんっていうそうです。ここまで送って頂きました」ニコッ 京太郎「あ。ど、どうも。須賀京太郎です…すみません、ところで良かったら連絡先交換出来ませんか?」 霞「そうだったの。ありがとう須賀君。お陰で助かったわ」 京太郎「あ、いえ…それで、もし良かったら携帯番号を…」 春「姫様見つかったの?」ヌッ 霞「あら春ちゃん。そうらしいの。この子が連れてきたらしくて」 春「そう。ありがと」 京太郎「あ、いえ…すみません。もし良かったらケーバンの交換を…」 春「おかえり」 小蒔「ご迷惑をお掛けしました…」 春「危なかったね。あとで霞さんからお説教」 小蒔「ううー…」 京太郎「ま、まあまあ。ところでみなさん、俺マネージャーちゃうっす」 京太郎「一応選手であって…あ、それよりもし良かったら、みなさんアドレスの交換を…」 初美「姫様見つかったんですかーー!」タタタタ 霞「初美ちゃん、おかえり。ええ、何とかなったわ」 小蒔「はい!清澄高校の1年生マネージャーさんで、須賀京太郎くんが助けてくれました!」 初美「そうだったんですかー!ありがとう少年!ですよー!」 初美「むむ、よく見たら結構あどけない可愛い顔してますねー。お礼におねえさんが携帯の番号交換してあげましょうかー」 京太郎「(無視して)あ、ところで試合時間大丈夫っすか」 霞「あ、そういえばそうだったわね」 小蒔「いけない!もう5分と無いわ!」 春「今度は私が会場に付きそう」 小蒔「うう…信用ありません…」 霞「当たり前ね」 京太郎「それじゃあ、俺ももう行きますね。あ、ところで最後にメアド…」 小蒔「それでは、行ってきます!」 永水「行ってr──」 京太郎「いってらっしゃい!!!!!」 小蒔「………」 霞「……………死になさい」ブチッ 京太郎「ぐあああああああああああああああああああああああ」 カン
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11 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 15 33 09.64 ID 7NKXhv7/O [8/14] 8 イッチだってそんなん考慮しちょらんもん…… 連続ゾロ目ボーナス! 洋榎104 洋榎「あっ……」ビクッ 京太郎「ん?」 この人から身構えるなんて…… どうしたんだ。 洋榎「ひ、久しぶりやな京太郎」アハハ 京太郎「は、はぁ……」 洋榎「すいませんでしたぁ!!」 土下座。 俺、この人に何かされたっけ?それとも俺の事をからかっているだけなのか? 京太郎「ちょ……!人が見てますから!やめてください!」 洋榎「どうか最低なうちの事を許してください!!!!」 13 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/05(土) 15 42 36.92 ID 7NKXhv7/O [10/14] 訂正 洋榎の部屋。 京太郎「どうして俺はここに……」 洋榎「ひっく……うっ……」ポロポロ 京太郎「ちょっと!どうして泣いてるんですか!!」 洋榎「そや、死ねばいいんや!京太郎!殺してくれ!」ポロポロ 京太郎「やめてください!何があったんですか!?」 洋榎「……」 洋榎「それはーー」 京太郎「……」 それから聞いたのは予想以上の話だった。 洋榎さんが俺を気絶させて犯した事、追い詰めて自分の者にした事。 日々の痴態を動画に収めて依存させた事。 俺の周りとの関係を全て断ち切らせた事。 最終的に俺は自殺をした事。 15 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 15 54 17.79 ID 7NKXhv7/O [11/14] 洋榎「ど、どうしても京太郎を自分の物にしたかったんやな……」 京太郎「洋榎さん……」 思い出してしまった……俺の中でフツフツと込み上げる怒り。 洋榎「今回だって自分の物にしようとした……」 京太郎「……」 でも……俺は紛いなりにも途中からはこの人が好きだったんだ…… ただ……あんな望んでもいない事をされたから自殺しただけで…… 洋榎「もう……うちと関わらないでいいで」ニコッ 洋榎「なんなら同じ事をしてもええよ」ニコッ 安価下8 1. 俺は洋榎さんが好きです 2.帰る 28 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 34 58.64 ID 7NKXhv7/O [13/14] ゾロ目ボーナス!! 三連続!!! 京太郎「俺は洋榎さんが好きです」 洋榎「え……?」 京太郎「だから過去の事なんか関係無いですよ」ニコッ 洋榎「きょ、京太郎……///」 京太郎「洋榎さん……」 洋榎「呼び捨てでええよ……///」モジモジ _ --―――-ミ _,,.. \ ヽ \ _彡 ´ ; =-―‐-ミ ) / ノ // / \_ / / / 厶=--―…/ `く | / / / / ヽ | ! /イ / // // |  ̄',. 八| l/l / ̄ ̄ /イ /. /| ′ /二二ィレ| .|芹弌く | ィ/Χ| | | ', | / /人_\|辷ン |ノ芹ミ У / |, ′ |' / /¨入 '''' 廴ソ / /. 八 i. / |/ /`、 ’ ''' /彡/ ィ∨ノ ′ / |\__゚_,,... イ ィ、 || | | | ヽ | | / /ノィ / ノ / ノ // ∨l |/丁へ. / // ⌒' { / `| /|\ \/ | , | レ∧ 〉 // |__ } | / | V {/ /⌒ヽニ、-、 \_ 八 ( | l / /ハ \\. Т¨ \ 八 ′ / \ \ヽ. ! {\ ̄ヽ | / } ′ |  ̄「_゙ト、 / / | } | | ` ¨卞¨ _彡 / ′ _ .′ヽ ゙, ′ i  ̄「\_ノ___/ / , ‐-<⌒ ' | i ,′ Ⅴ .′ { / | | ,′ } | ' / / ! ! ′ | ,/ / ′ { ' / | .′ / ′ ∧ | / ' i ' i / ′ | / / | | | ,′ ′ ! / , ′ | | | ヽ ! 〃 ' ノ ! | ≧=ヘ / / | | ≧‐=彡 ///⌒ヽ_{ / !  ̄ / '、 ∠ ヘ 、\ 、 \i\「 京太郎「洋榎……」 洋榎「な、なぁ……」ギュッ 洋榎「抱いて……///」 京太郎「洋榎……!」 29 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 39 03.80 ID 7NKXhv7/O [14/14] GRANDENDING 30 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 42 50.77 ID VVa3sn7fO 全国大会決勝 洋榎「ふふふっ……ここまで来たでー」ニヨニヨ 京太郎「洋榎……」グッ 洋榎「行くで!」ゴッ 憧「……!」 久「!!!」 堯深「っっ……!」 安価下6多数決 0~95 姫松Vやねん! 96 清澄優勝 97 阿知賀優勝 98 白糸台優勝 38 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 56 39.04 ID HD80wm1dO [1/6] ,/ \ __ / ヽ、 , . '  ̄  ̄ ` 丶、 | i / `ヽ、 \ 〉 | / ' `ヽ \-._\| // lヽ、 ヽ、 、 ',ヽ 丶_ ゙>.、 /,'/ / ! .l .X∧ヽ i ハi ゙', l ;`iヽ、丶 / / / | i !| ', レ' ヽリ ∨! 〉 .}`〉!丿 | ヽ. ゙、 i / / ! l .l iハ '\ xヤ叭カ 〉 k┤ ´ ヽ /!. 〉. 〉 / { /l i .-什ー \ .〉 弋 _ソ /イ Y´丶 ! / / / / /.! i ! i i xヤ叭 `゙ ´ l i. ,!リ./ ./ _ / / ヽ !ヽ i', ` 弋ソ l レ,'.;/ ´ /´冫\/ /. \'マヘヽ. ` - | ト'. 〈 _ ヘ、\゙/ / ( { ! 〉. く l /|!{iヽ!. /´ 〉 .! / /.i ! _./ヽ 、l ! ヽ、 ` - ′ / }!ヽ , -─ ‐ 、 〈 ,弋!丶.v` / .! _ -彡 ` ゙ -! _ ≧‐ _ .イ /|! /./ \ i. ヽ 〉 ≦彡 ´ , -! { / }- ´ .' / ′ \ ヽ )イ/ / l .! .//.マヽ / .l ! l \ ヽ ′く / / i ! _ -/イ / 冫__./ .l i .! ! \ ', ヽ /; / , -ヽ ´ ' _.十_' ´ i l!/ ! ∧ V .;' / / , '` /´.入. \ |、´. |. / 冫 ∨i i / / / ./ l.∧ ! ヽ、 _. -. { / i 弋 { / ./ ヽ_イ /.|! ヽ _./ × γ. l { ヤ 丶 匕 、 / |i. / li l 丶 ./ l ! l. ゙.冫` 〉 .i |! / .|i / ! /\ ヘ ヽ ヽ ゙丶_i ゙ | 丶 / .∨_ _冫、 ヽ 入二| ! ゙ / \ 洋榎「うちにかかれば余裕やったな」 恒子「優勝は姫松高校ー!!!」 京太郎「うおおおおおおおお!!!!」 健夜「姫松の中堅……技術と読みなら既にトッププロクラスだね」 恭子「逃げ切れた……」 穏乃「ちぇーっ」 咲「やられた……」 淡「駄目だった……」 39 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 57 30.32 ID HD80wm1dO [2/6] ーーepilogue 初めて見た時から好きでした 41 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 17 51 07.91 ID HD80wm1dO [4/6] 月日が経ち 京太郎「ん?」 子供「……」チョコン 京太郎「お前誰だ?」 子供「……」 京太郎「何も言わないか……そうか」 京太郎「いや、何でもないよ」 京太郎「……」 京太郎「いい天気だな」 子供「……」 憩「なんや、こんな所におったん?」 京太郎「憩……さん」 春「……」ポリポリ 京太郎「あ、春さん」 春「少しの間……お邪魔します」 京太郎「大したおもてなしもできないですが……どうぞどうぞ」 42 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 17 54 23.94 ID HD80wm1dO [5/6] 春「……」ポリポリ 京太郎「相変わらず食べますねぇ」 春「ん……」ポリポリ セーラ「おーっす」 京太郎「あ、久しぶりです」 セーラ「元気しとるかー!?」グリグリ 憩「こらっ」 セーラ「あ、すまんすまん」 洋榎「たくっ……うちの旦那に何しとんねんな」 セーラ「ははは、すまんすまん」 48 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 00 29 17.74 ID hHJZ9nPrO 京太郎「……」 子供「……」 京太郎「お前は可愛い顔をしているな」 京太郎「本当……そっくりだ」 子供「……」 洋榎「当たり前やろ、アホか」 子供「アホ」 京太郎「なっ……!」 洋榎「なっ……!」 憩「はいはい、失礼」ズイッ 憩「みんな~お茶やで~」 恭子「ありがとうな~」 絹恵「ええな~お姉ちゃん」 洋榎「そやな~」 漫「仲ええな~」 由子「憧れちゃうのよ~」 49 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 01 58 58.15 ID DglQ+DhAO [1/18] 洋榎「ーー!」 セーラ「ーー!」 ギャァギャア 憩「美味しい?」 京太郎「はい、美味しいです」ズズッ 子供「……」ズズッ 春「……」ズズッ 京太郎「ふぅ……」 京太郎「むにゃむにゃ……」 春「……」ズズッ 京太郎「皆若いなぁ」 憩「そうやな」 春「……」ズズッ 京太郎「憩さんも」 憩「……」 春「……」ポリポリ 京太郎「なぁ……春さん……どれくらい呼んでくれたんだ?」 春「7人……」ポリポリ 50 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 02 20 33.64 ID DglQ+DhAO [2/18] 京太郎「えっと……お前はお母さんの所に戻りなさい」 子供「やだ……お母さん嫌い」 京太郎「こらっ……お母さんはお前の事を心配しているんだぞ?大事に思って叱ってくれるんだ」 子供「……うん」 京太郎「早く戻りなさい」 子供「分かった……またね」 タッタッタ 憩「あなたの娘さん拝見しましたよあなたにそっくりで洋榎ちゃんに立派な子供も産んで……幸せそうやね~」 京太郎「そうか……そうだったな」 京太郎「娘の名前……忘れてしまった」 京太郎「孫娘の名前も……」 春「教える……?」 京太郎「いや……大丈夫だ」 京太郎「どうせすぐに思い出す」 春「そう……だね」 憩「なぁ……どうして孫娘さんを遠ざけるん?」 京太郎「……」 春「洋榎にそっくりで怖いから……」ポリポリ 京太郎「うっ……」 憩「なんやそれ……」 京太郎「わかったよ……おーいおーい」 娘「なんやー?」ガラッ 娘「あ、春さんこんにちはー」 春「こんにちは」 京太郎「えっと……お前目赤いな」 娘「アホ……」グスッ 京太郎「孫呼んでくれ」 娘「はいはーい」ガラッ 52 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 02 51 12.92 ID DglQ+DhAO [3/18] 子供「はーい」ガララッ 京太郎「えっと……だな」 京太郎「悪い事はするな」 子供「うん」 京太郎「好きな人には迷惑をかけるな」 子供「……うん?」 京太郎「お母さんとお父さんの言う事は聞いて」 子供「うん」 京太郎「大好きだよ」 子供「ありがとう」 京太郎「ん……もういいぞ」 子供「またね」ガララッ ピシャッ 京太郎「“またね”……か」 春「いい響き……」 京太郎「子供は純粋だ……」 春「……」 京太郎「皆は返したのか?」 春「……うん」 憩「うちだけやなー」イェイッ 京太郎「どうして憩さんとだけは話せるのかな……?」 春「看取る人としては最適……」ポリポリ 京太郎「そうか……」 憩「軽い意思疎通しか出来んけどなー」 京太郎「……」 互いに年老いた……残っているのは皺くちゃの京太郎と春。 先程までは互いの瞳に若かりし頃の姿が映っていた。 もう……京太郎の時間切れは迫っていた。 53 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 08 46.80 ID DglQ+DhAO [4/18] 春「私は鹿児島に帰る……」 京太郎「そうか……」 春「新しい跡継ぎの整理をしないと」 京太郎「おう、またな」 京太郎「えっと……名前は……」 京太郎「いや……」 京太郎「いきなり来たと思ったら洋榎達を呼んでくれて……」 京太郎「ありがとう」 春「親友の頼みだから気にしないで」 春「……またね」ガララッ ピシャッ 京太郎「親友……?」 憩「さ、身体拭くよー」 京太郎「お、ありがとう」 54 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 22 32.68 ID DglQ+DhAO [5/18] 憩「じゃ、またなー」 京太郎「あれ……?」 京太郎「えっと……憩さんが俺を看取るんじゃ……」 憩「んーん」 憩「一人おるんやで、うちより適した人」 憩「またなー」 ドロンッ 京太郎「え……」 京太郎「一人で……逝くのか?」 京太郎「はぁ……」 京太郎「まぁ悔いは無いからいいか」 「アホ」 京太郎「!」 55 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 23 00.93 ID DglQ+DhAO [6/18] 洋榎「ーーうちがおるやろ?」 56 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 25 58.13 ID DglQ+DhAO [7/18] 京太郎「……」 目を疑う。 あの時、先に逝った。 自分を置いて行った最愛の人。 洋榎が目の前に居るのだから。 京太郎「憩さんと話す事出来るんだから……そりゃあそうだよな」 京太郎「春さん……過剰演出だよ」 洋榎「最初からおったわ……ったく」 洋榎「でも、恩に着るで……親友」ニッ --- 春「……」 春「お安い御用……」ポリポリ 57 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 32 31.27 ID DglQ+DhAO [8/18] 洋榎「先に逝ってしまって……すまんなぁ」 京太郎「まぁ……洋榎も歳だったからしょうがない」 洋榎「そうやな」 洋榎「最初はうちで」 洋榎「その次は京太郎」 京太郎「順当に来たな」 洋榎「ん」 京太郎「……」 洋榎「泣かないんか?」 京太郎「いや……泣くほど嬉しいけど涙も出ないんだ」 洋榎「お疲れさん……」 京太郎「これほど素晴らしい人生は無いよ……」 洋榎「そうやな」 京太郎「ーー」 / / ;ィ; ハ . / | i .\ ,' / ./// / i ./\ i .ハ .} \ { /{( { i i =ヤ斧示\! 厶斗イ ハ ____ i / / .八 ! 辷 り イ テ心i }i } / `丶 i /{ .Y⌒ \| { cり ノリ / さ さ お i | ( .\i (ソi | ` |< < ん ん .つ | . \ . \`,i ! r ´ i ト、 ヽ i. こ さ か ! ,' ,'ヘ\ .!. ー ′ 人 〉 } | ろ ん れ ! / / } | | ≧。 < i./ / .| り i / / ヽ| ! `≧‐''"´ | | / .| | ./ / / |/ `ヽ. |_ i | \ / , ' . / _ r''"´ \ ノハ | ! ` ー --- ‐. / >''"´ `ヽ ∧ハ \ i / / / \ /`Y YVi \ 京太郎「ありがとう……」 洋榎「おやすみ……京太郎」 京太郎「……」 58 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 39 17.94 ID DglQ+DhAO [9/18] 京太郎「お……」 洋榎「お、来たな」 京太郎「ん」 京太郎「孫はうまくやれるかな?」 洋榎「うちの孫やで?」 手を取り合ってきた。 洋榎「当然やろ?」 京太郎「そうだな」 途中、手はほどかれたけど。 京太郎「大好きだよ……」 洋榎「うちもやけど……」 また手を取り合って。 洋榎「甘いなぁ」チッチッチ 洋榎「なんたってうちは」 あの時の気持ちをもう一度。 京太郎「?」 だって時間はいくらでもあるのだから。 洋榎「初めて見た時から好きでした」 . , ' \ \ //. / / .|, ヽ ヽ . //' / /| .| |‘,|`、 ',⊥_. /// . . /|_||l |_l_lノ|', . .|__ `丶、 (/| l {八「TT、 ! |/__|ハ | | ̄¨'' \ //| | l∧'笊丐 \ 、「苅「》 人′ ノ 〉 ( _.|八\ハ 乂 リ ー┘l イ 、 \ ___彡 ´  ̄ ̄/ /| |', ' | | 〉 / \、| 込、 ,、 . イ | | _/', | | ` .,_. イ|イハ| | ',. | |___/r} ノ V / ', ∧| / /ーn彡 /へ、 ', | | {_/\八 ノ >、 ', | | /⌒i|「\\/ / ヽ `、 , / / ((__ノ八、_)) / '¬ |. / , `7/ |「 ̄ l | ∨. ヽi / { l | l \ | l V 〉. 八 ∨`、 _,, ィ | 〉 `冖¨ | / `、 `、. | / 〉 〉. / { / /. / 人 / / \ `/ / これからもーー カンッ 109 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 15 22 58.79 ID D5Nz3WExO [1/11] 純 20 智紀 85 一 93 透華 9 衣 68 睦月 25 佳織 91 智美 7 桃子 好感度MAX 依存度MAX ゆみ 85 今回は大会を終えた頃の休息期間を描いた鶴賀のお話です(三回目) 夏休みです。 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当凄かったなぁ」 まぁ、俺も負けないように頑張りますよっと。 京太郎「あ、あれは」 0~9 純 10~19 智紀 20~29 一 当たり 30~39 透華 40~49 衣 当たり 50~59睦月 60~69佳織 70~79智美 80~89 桃子 外れ 90~99 ゆみ 当たり 120 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 15 54 32.93 ID D5Nz3WExO [3/11] 衣 118 衣「むっ」 京太郎「あっ……」 京太郎「?」 小さな可愛らしい子供だ。 京太郎「お嬢さん、迷子かな?」 |./_イ>――‐- 、 ,. - 」k∠_ `ヽ. イ-‐¬''''¬‐ =ト、 \ / ´ \ \ / l | | ト、 \ \ \ \ / | ! | ∥ ! >,-‐+‐い \ \. / / ,' ! | _」ェt |\代≧、 ト、 .!l .\ \ f ,イ | ∨ |イ ト、|\! ヾゝケ弍廴 !l | \ ヽ______ |/ | | . .Vト、!弍'气 \ `l さ, !l ! ` ――――――― |' |仆. い从《 { さ 弋辷シ !l ヽ 从 ヾ|入 ミ, 弋ソ "¨ !l \ 入 \! ,,,, ´ "" /!l \ / ` / ヽ = ,イ || ト、 . / ! f > 、 __.. '´ | || ヽ ! \ | .|、 .! \ _,,!_, -‐" ̄」| \ ! .\ ヽ . . 辷」\ `zM<_ ,ィニニ‐ヽ \\ `''ニ二三三三 `" ¬';;;;;;;;;;;;;Y´;;;;;;;;;;;;;l彳´ ヾト、 \\ !;;;;;;;;;;;r‐!;;;;;;;;;;;;;;;;レ´ \\ \`―――――‐. /;;;;;;;;;ヽレ';;;;;;;;;;;;;,イ }  ̄`"¬ニ二二辷―― f;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;l ! ! `ミニニ |;;;;;;;;;;人;;;;;;;;;;;;;;;;! | ト、 \ 7¨¨´|;/`'―‐く / { \ 、 . /;;;;;;;;;;l.|;;;;;;;;;;;;;;;;〈 | \ \ 廴;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;; \ ノ \ \ 衣「今、お嬢さんと呼んだが?」 京太郎「? まぁそうだけど」 衣「称賛に値するぞ。因みに迷子ではない、馬鹿にするな軟派」 京太郎「あ、ごめん。名前は?」 衣「天江衣。龍門渕高校の二年生だ」 京太郎「……え?」 衣「そして……久方ぶりだ」 衣「悠久の時を経て、望みが叶うとは」 衣 好感度判定あんか 124 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 15 59 29.35 ID D5Nz3WExO [5/11] 衣 128 衣「まだ……あの時を思い出せないか?」 京太郎「……?」 衣「さぁ何処に行く?」 京太郎「え?遊ぶの!?」 衣「無論!」 衣「さぁ!」ウキウキ 京太郎「……」 やけに楽しそうだな。 / / / / ヽ ヽ / / / / /,イ | ! l ヽ ! ./,イ / / // l | .ハ | | | /// i i / ,' | | |',| Ⅵ i!| | | .〃 i i! ||― A.」 | | | i! ,斗―- ,リ| | | || | | !| ||! | | |\ハ | レく | / /! / i! |! W.!l !|ヘ l N {!ヘ N | /ル' リ .,イ! i! | ヘ从 i!i! ヘ! \ ! !/' / //'! i! ∧ 从z≠气x `\,z≠ミx 厶イ | | / ヾ=トゝ `/ | | / { ' / ! ! / 人 ヽ ノ ,/ | | / / > . . イ/,/ | | / / ̄ ̄\/ |\> --‐<彡 {」 || ! .八/ / Y´ ̄} >v<´ | || 「 ̄\\ 京太郎「んーそうだな」 京太郎「ーー」 1.レストラン 2.定食屋 3.自然が豊かな所( 1は全く長野分からないので分かる人が居たら教えてね☆) 安価下4 137 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 17 45 16.17 ID D5Nz3WExO [10/11] 133 135 ありがとうございます . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .(⌒ (⌒ヽ . . . , ' ⌒) . . . . . . . . . . . . (⌒ヽ ⌒ヽ. . . . . . . . . . . .. .. . . . . . . . . . . . . . . . . ( . . .)ヽ . . . . . . . . . . .( ( . .⌒⌒ ⌒ ⌒) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ( ⌒). . . . ); . . .⌒ . . ) . . . . . . . . . . ( (⌒ . . (⌒ ) . ⌒) . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .`ー' ー'⌒`ー' ヽ_ ノ. . . . . . . . . . . . . .`ー' `ー' . .`ー '. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ;;;;;ヾ);;;) ;;;;;ヾ);;;);;;;) ;(; 〃;;;|!;;;);;;;;;) _,,.-‐''" "'- 、 , -'"`'ー-、_ ;;;;;ヾ);;;)ヾ);;;;;) _,,.-‐''" ; ; ; ; "'- 、_,..-'''" ; ; ; ゙''ー-、,_ ;(; 〃;ヾ);;;) ;(; 〃;ヾ);;;)/;;;;;;;); (; ;;;;;;;);ヾ);;;) ;;;;;ヾ);|!;;) ;;;;;ヾ);;;);:、; ;" ;";`; ;" :、; ;" ;";`; ;" :、; ;" ;";`; ;" :、; ;" ;";`; ;" (;;;;;ヾ);;;));;;) ;(; 〃;ヾ;);;/;;;ヾ);;;);:、; ii" ;";ii`; ;":、; ;"ii ;";`; ;":、; ;" ;";`; ;"ii ;" ;";`; ;":、; ;" ;";`; ;":i、; i;"";`; ;" (; 〃;);;|!;;;ヾ);;;) ;;;;;;;;;;;;)|! ;;;;;ヾ);;;);,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;;;ヾ);;;);;;ヾ);;;);;;;;ヾ);;;;;ヾ);;;);;;;;ヾ);;;) - - ; ; ; ; ; ; ; ; ;- ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;-; ; ; ; ; ; ; - ; (;;ヾ);;;);ヽ)|!;);;/;;ヾ) ;;;;;ヾ);;;) - _ ; ; ; ; ; ; ; ; ; _ ; ; _ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; _ ;;’ (;;;;;);;;;;ヾ);;;);;;;;ヾ);;; |ii| - _ - -_ |ii ,.(.;; 。; (.,⌒.;; ⌒.⌒) - - - ,(.;⌒(.; :、; (. ,.;⌒ (.;; :⌒ ,(..;; 。; ;; :(.、,.;; 。; ;; :、);,. ; `" "'" ̄'"" .. "'" ̄""'''""""'''"" "'" ̄'"" ..`"'';;,. ; `"`"'';; (. ,.;; 。;,.;; 。; (.;; :、;(.; ;; 京太郎「おお……着いたな」 衣「うん!」 京太郎「なぁ……どうして衣は早死したんだろう」 衣「……!」パアァ 衣「分からない、でも……衣は嬉しい。また会えて嬉しいぞ」 0~50 ハギヨシ 51~99 ステルスさん 140 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 17 55 16.88 ID D5Nz3WExO [11/11] / ヽ / | | , i ! ! ハ ! ! | / / /l/| /|!ヽ | | | / _ L / / イん心 | | | | | /ヽ / / ゞ゚|!' j! ! ! '; | イん心!/ '' |! | | | } 八| ! トゞ゚'' 、 |! /| | | | | ト!込 ''' 、_, ' |!イ | | | | | | ! ` ト--- イ|! | | | | | | | ! _/弋_ _斗´{ | / ! | 川 | !-―「 } | /!イl/__ V | ! / ハ / . .、 / | \ ―.、 ,' | !〈 { ヽハ- イ、' .! ./ l ! ヽ `ヽ 〉 ;. . ! .| _/ ! 〉 } / / /. . ', } \ { ;′ ∨ // \ /. . . . ', / O〉 '; ! } ;' ` -- ∨. . . . . .∨ ;イ 〉 | j ! ヽ. . ./ ´ / ! _,ノ‐-ミ '; ∨! / ′ `,イ ト-- -―…  ̄ / 桃子「……何やってるんすか?」 京太郎「げっ!!モモ!!」 桃子「私と言う物がありながら……許せないっす」 桃子「この……龍門渕の大将さん」ユラッ 京太郎「げっ!消えやがった!」 衣「???」 京太郎「逃げるぞ!」 ダキッ 衣「久しい感触だ!」ワーイ 0~40 ハギヨシ 41~99 ガシッ 142 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 18 05 15.48 ID DhingoohO ハギヨシ「……」ニコッ 桃子「あっ……」 ハギヨシ「お帰りください……」 桃子「あ……はい」 ハギヨシ「さて……京太郎君」 京太郎「すげえ……」 衣「ハギヨシなら当然っ!」 ハギヨシ「準備は出来ています。衣様を連れてお逃げください」 京太郎「え……え?」 0~50 衣を連れて長野市へ 51~99 龍門渕の追手 144 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 19 56 58.43 ID sX0iXa0GO [1/25] 京太郎「うーん」 衣「……」 衣「恐らく衣を嫌う人間だろう」 京太郎「……」 衣「産まれてはいけないって……」 京太郎「……」 京太郎「産まれちゃいけない人間なんて居ない」 衣「……」 京太郎「だろ?」 衣「うん」 0~60 県外へ 61~99 龍門渕の追手 147 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 20 16 30.95 ID sX0iXa0GO [2/25] 追手「居たぞ!!」 京太郎「っ!」 京太郎「衣……掴まってろよ!」 衣「うむ!」ガシッ 京太郎「くそっ……!」ダダダ 0~50 逃げって県外へ 51~99 追手増える 149 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 20 21 15.06 ID sX0iXa0GO [3/25] 京太郎「……!」 衣「京太郎……?」 京太郎「どうするか」 衣「衣を置いて……」 京太郎「嫌だ!」 衣「京太郎……」 京太郎「行くぞ……」 0~40 逃げ切って他県へ 41~99 ガシッ 163 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 01 38.74 ID sX0iXa0GO [6/25] 煌「おや、こんな所でどうしましたか?」 京太郎「ちょっと泊まるところを探してて……」 煌「なら、私の家へどうぞ」 衣「いいのか!?」 煌「ええ、勿論です」ニコッ 京太郎「ありがとうございます!」 0~60 長野へ 61~99 追手 165 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 04 47.91 ID sX0iXa0GO [7/25] 京太郎「煌さんには助けられたな」 衣「うむ」 京太郎「よし、長野に戻るぞ」 衣「私もお祖父様と話をしたかった所だ」 京太郎「よし、行くか」 0~70 龍門渕へ 71~99 追手 167 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 13 49.99 ID sX0iXa0GO [8/25] 「ほお……わざわざ厄子を連れて来たか」 「この家に居るだけならいいが……」 「何度も男に外へ連れ出されたらたまらん」 「つがいは必要ない」 「さぁ、渡せ」 京太郎「へっ……やだね」 ハギヨシ「……」 京太郎「衣は俺と生きる。ならその呪いやら全部を俺にかけてもいいぜ?」 「馬鹿か……一人で押さえ切れるものでは」 ハギヨシ「いえ、彼に賭けましょう」 「萩原……!」 京太郎「ハギヨシさん……!」 衣「どうしてだ京太郎……どうして私の為にそこまで」 京太郎「龍門渕の汚れ……全部俺が背負うって決めたからな」 京太郎「お前の為に」 168 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 15 11.94 ID sX0iXa0GO [9/25] 0~70 ハッピーエンド 71~99 駄目 安価下9 多数決 181 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 25 02.42 ID sX0iXa0GO [11/25] 一編 エピローグ 真の愛 ハギヨシ「ゴフッ……役目は果たせました」 ハギヨシ「衣様も……一も……良かった」 ハギヨシの手から落ちる写真。 一と若き日のハギヨシが写っていた。 一「え……お父さん?」 一「お父さん……だったの?」ポロポロ ハギヨシ「一……」 ハギヨシ「今まで言い出せなくてすまない」 ハギヨシ「京太郎君に迷惑をかけないで……」 京太郎「ハギヨシさん……」 ハギヨシ「京太郎君……娘をお願いします」 ハギヨシ「今度のあなたは……誰よりも長く……娘と過ごすことになるのだから……」 183 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/06(日) 21 27 03.79 ID sX0iXa0GO [12/25] 数年後 一「お父さん……死んじゃった」 京太郎「……」ギュッ 京太郎「これからはずっと一緒だ」 一「うん……よろしくね」 一「あなた」 京太郎「おう」 これからは、俺が護る。 ずっとずっとーー カンッ 184 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 28 23.45 ID sX0iXa0GO [13/25] HAPPYENDING 185 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 29 51.73 ID sX0iXa0GO [14/25] ーーepilogue その身が朽ち果てようとも 187 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 45 58.85 ID sX0iXa0GO [15/25] 京太郎「……」 衣「なんとも無いな」 衣「やはり天は衣に味方していたみたいだ」 京太郎「そうだな」 衣「天晴れ!」 ハギヨシ「……」ニコッ 京太郎「あ、ハギヨシさん」 ハギヨシ「私はお暇を頂ました」 ハギヨシ「それでは」 衣「行ってしまうのか?」 ハギヨシ「ええ、絶対に止めないでください」 衣「並々ならぬ覚悟を感じる……分かった」 京太郎「ハギヨシさん……ありがとう」 ハギヨシ「……」ニコッ 188 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 50 06.11 ID sX0iXa0GO [16/25] 季節は冬。 ハギヨシ「京太郎君……もう手は貸せそうにありません」 雪が降り積もる長野。 ハギヨシ「娘と仕える家と衣様……」 ハギヨシ「私が呪いを受けた事で守る事が出来て良かった……」 当てもなく歩く。 その足取りは不確かで、今にも崩れ落ちそうであった。 ハギヨシ「ああーー」 走馬灯のように映る衣と一と京太郎の笑顔。 娘を見守って行きたかったがーー ハギヨシ「悔いは無い」 ドサッ 安らかな笑顔で男は役目を終えた。 カンッ 195 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 08 58.02 ID sX0iXa0GO [20/25] 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 0~30 白糸台 31~60 臨海 61~99 清澄 安価下8 多数決 206 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 16 03.32 ID sX0iXa0GO [21/25] 臨海と清澄で決勝安価 0~50 臨海 51~99 清澄 安価下5 多数決 213 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 22 26.55 ID sX0iXa0GO [22/25] 咲さんといかに遭遇しないようにするか、ですね 判定 安価下3 智葉 安価下5 ハオ 安価下7 明華 安価下9 ダヴァン 安価下11 ネリー 226 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 38 32.47 ID sX0iXa0GO [23/25] それでは最後のルート始まります 智葉 61 ハオ 89 明華 47 ダヴァン 72 ネリー 38 --- 特別プロローグ ーー逃げろ。 逃げて、逃げて、逃げてきた。 だが…… それも通用しない。 どうしたらいい? どうしたら最愛の人をーー どうしたらあいつからーー 救えるのだろう。 京太郎「うわっ!」ガバッ チュンチュン 驚く程に朝。 京太郎「やべっ!臨海の入学式だ!」 ドタドタ 母「もうっ……」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 228 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 43 34.38 ID sX0iXa0GO [24/25] ハオ「おはようございます」 京太郎「あ、ハオさん」 ハオ「行こう、学校」 京太郎「はい!」 ハオ 高感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 230 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 48 36.16 ID sX0iXa0GO [25/25] ハオ 109 ハオ「体験入部してくれたけど……」 ハオ「入部してくれるの?」 京太郎「はい!勿論です!」 ハオ「なら良かった」クスッ 京太郎「へへっ」デレデレ --- 放課後 京太郎「よし……」 京太郎「たのもー!」 ガララッ 智葉「お、来てくれたな。期待している」 京太郎「はい!」 智葉「まずはレギュラーの紹介からだな」 京太郎「よろしくお願いします!」 智葉 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 235 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 09 00 55.66 ID EtKiL+vnO 智葉71 明華「あら、本当に入部を」 京太郎「はい!頑張ります!」 明華「入部してくれるのは嬉しいけど……」 明華「この部活……」 京太郎「いえ!大丈夫です!競争を勝ち抜いてみせます!」 明華「男子一人も居ませんよ?」 明華「京太郎君を除いて」 京太郎「えっ……?」 明華 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 237 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 12 45 23.19 ID 4xdCKSKWO [1/2] 明華 77 ダヴァン「ハハハ!」 ダヴァン「ダイジョウブですよ!」 ダヴァン「きっとさらに部員はやって来マス!」 京太郎「……」 京太郎「智葉さん……」 智葉「……」ビクッ 京太郎「まだ……様子見で」 智葉「ま、まぁ……それでも大丈夫だ」 ダヴァン「頑張れば大丈夫でスヨ!」 京太郎「何を頑張れって言うんだ」 ダヴァン 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 239 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 12 56 55.64 ID 4xdCKSKWO [2/2] ダヴァン 92 ネリー「あーあの時の」 京太郎「ようっ!」 ネリー「むー本当に入るんだー」 京太郎「それに関しては考慮させていただきます」 ネリー「あ、知ってるんだ」 京太郎「どうしてあの時教えてくれなかった……」 ネリー「私も知ったのは今日だよ……」 京太郎「」 ネリー 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 242 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 17 53 35.48 ID GqxPqtFdO ネリー 88 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 247 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 00 22 16.33 ID TR42E7l1O [1/7] 京太郎「街をうろうろするかな」 --- 京太郎「おお、流石大都会」 アスファルト照らす歩道の上、何処に行こうか悩む。 京太郎「ん?」 ふと後ろを見るとーー 0~50 照 51~99 照以外の東京在住であろう好きなキャラを 256 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 00 53 08.20 ID TR42E7l1O [3/7] 尭深「……」ペラッ 京太郎「……」 本を読みながら歩いている端正な顔立ちをした白糸台の制服を着た女性。 足取りがおぼつかなく、正直かなり危なっかしい。 チリンチリンッ 京太郎「危ないっ!」 グイッ キキキィー 京太郎「危なかった……」 尭深「ありがとう……」 腕を引っ張って自分の元へ引き寄せ、難なく助ける事が出来た。 無事で何よりだ。 尭深 好感度判定 安価下 260 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 01 13 45.89 ID TR42E7l1O [5/7] 尭深 87 ネリー 88 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 294 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 03 27.76 ID m3tOFKXXO [7/18] 照「ん……どうしたの?」 京太郎「出るの早いですね」 照「なんとなく予想できた」 京太郎「それは良かった……」 どんな話題を振る? 自由安価 安価下3 298 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 19 47.55 ID m3tOFKXXO [8/18] 京太郎「今から会えませんか?」 照「……」 果たしてそれは許されるのか。 またーーあの時と同じ事を繰り返してしまうのか。 3回目は懲り懲り。 きっと今回も私は一人で生きて行くのだろう。 それで、皆幸せ…… 全て思い出した。 過去の自分はとても滑稽と言う事だけが理解できた。 照「それなのに……どうしてやり直すのかな……私」ボソッ 京太郎「照さん?」 照「ごめんね……家遠いし夜も遅いから」 京太郎「あ、分かりました。おやすみなさい」 照「うん、おやすみ」 プツッ 照「……馬鹿だ」プルプル 299 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 20 20.31 ID m3tOFKXXO [9/18] 夜 京太郎の部屋 京太郎「よーっし電話するか」 安価下5 前週キャラあり 自由安価 305 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 25 05.67 ID m3tOFKXXO [10/18] prrrr 照「……」 prrrrr 照「京太郎……」 prrr 照「ごめんね……」 照「私はそこまで強くない」 照「うん……」 一日が終わりました 307 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 26 03.00 ID m3tOFKXXO [11/18] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 311 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 33 16.48 ID m3tOFKXXO [12/18] どんだけてるてる愛されてるんじゃあ…… 京太郎「照さんに会いに行くぞ……!」 京太郎「よし決めた!」 京太郎「咲の事とか聞きたいんだよ!」 京太郎「……あいつ泣いてた」ボソッ 0~50 白糸台到着 あわあわと会う 51~99 白糸台到着 あわあわとてるてる以外の白糸台生徒と会う 316 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 22 23 55.24 ID m3tOFKXXO [13/18] 京太郎「!」ピキーンッ 頭が……熱い! 頭が熱い…… --- 京太郎「照……出来ることなら……お前とこれからもずっと……」 ポタッ 照「うん……分かった。叶える」 京太郎「ありがとうーー」ガクッ ポタッ --- 京太郎「ああーー綺麗だ」 京太郎「ーー綺麗だよ」 照「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 --- 京太郎「はぁ……はぁ……!」 京太郎「あ……」 / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . / . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚ . ' . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . / . . . . . / . . . . . i . ,| i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . .′ . . . /i . . . . ,|ノ | ト、 . i . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ / . . . . . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . .. ' . . | . . . . . ' | . . . / | | | ヽ . . ト、_ . . . . i . . . . . . . . . ゚ ./ . . . . . . | . . . . . . . . . . . . . . ' . . | . . . . ' | . . . | | |_」 -| . .Τ 丶 i | . . . . . . . . ハ / . . . . . /| . . . . . . . . . . . . . ' . . . | . . . . ' | . . . | |/| ,′ | . ./ Ⅵ | . . . . i . . . ./∧ ./ . . . . 'フ . | . . . . . . . . . . . . i. . . . | . . . . ' | . . . .i '| |' . . 」ィ芹丐 Ⅵ| . . ∧ . // . .i / . . . '´ / . ∧ . . . . . . . . . . . . |. . . ∧ .;. ′ | . . / |' . .x豕刋 芍⌒マⅥ . ∧ V .'i . . | ./ . . '´ ' . . / ∧ . . . . . . . . . /|. . . ' V ;| | . / . . . ,狄i[_ o -i| . . }! | / i i . | . ′ / . '´ .i . /i/ ∧ . . . . . . . / | . . . .' ∨| | / . . . . . .汽,. 、汐 . . リ .|イ / / . . | . ′./'´ .| . / .| / ∧ . . . . . . i′ | . . .;' V| |' . . . . . . . .`¨¨´ ' ' / |_/ / . . . |/ .| / | ./ ∧ .. . . . . | | . / ゙| . . . , '´ .| / . ∧| .|' .| / ./ .∧ . . . . | | / . .; ´ |イ . . ./ .| .| | / . / ∧ . . . . Ⅳ |' -‐--- '´ ' /i/ .| / . / /i . \ . . .| iム / 、 イ /| .| . ./ / .| . . . .\ .从_ムー---‐ ´ .イ '! / .| / ./ .| . . . . 厂 ´ト、. ヽ _.. / / |′ .|' ./ | . . . ∧ . /| . `¨¨へ '´ ./ iル′ .|/' | / ∨ !、 . / |>o。_ / .!-ー-- .._ {. | ./ ∨{. Y/ | . . . ./i . ¨7 T¨¨¨¨¨¨´ ^ー 、 ` ̄--- 1.てる編第二章エピローグ 2.本編続行 安価下7 324 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 11 51.27 ID m3tOFKXXO [14/18] 健夜「……邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔」ブツブツ 咲「えっと……健夜さん?」 健夜「何……?」ジロッ 咲「協力……しましょうか?」 健夜「……?」 咲「……」ニコッ 326 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 20 13.30 ID m3tOFKXXO [15/18] 京太郎「照っ!」 照「京太郎……」 全国大会の会場、二人は再び再開を果たした。 京太郎「元気か!?」 照「うん……」 京太郎「久しぶりにデートしないか?」 照「それがいい、私もそのつもりだった」 京太郎「よしっ!行くぜ!」 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| | . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .| | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | |八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八| _ ,. < | | ノ/=ー-、 〈 | | 〉 ∧ ヽ / ∧ 健夜「……」 327 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 23 31.35 ID m3tOFKXXO [16/18] 京太郎「楽しいか?」 照「うん。とっても楽しいよ」 京太郎「それは良かった!」 久しぶりの再会。 出会い。 奇跡的な運命。 もう邪魔する人間は居ない……そう思っていたのに…… サクッ 京太郎「えーー?」 照「あ……」ゴフッ 京太郎「ちょっ……」 330 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 28 57.08 ID m3tOFKXXO [17/18] ドサッ 照「あ……あ……」 健夜「いい所に刺しちゃった」 醜く口角が上がる。 健夜「これで京太郎君は私の物だね」ニヤリッ 照「あっ……あっ」ピクピク 照「京太郎……京太郎……」ポロポロ 咲「久しぶりだね」スッ 照「咲……あぁそうか」 照「思い出したーー」 ガクッ 京太郎「咲……小鍛冶健夜……!」ギリギリ 京太郎「うわぁぁぁぁ!!!」ダッ その後どうなったのかは覚えたいない。 ただ確実に俺は人として死んだ。 それだけしか分からない。 332 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 31 13.21 ID m3tOFKXXO [18/18] 本編再会 京太郎「あ……」フラッ ドサッ 淡「んー?」 淡「どうしてこんな所に人が?」 淡「テルー!テルー!」 淡「人が倒れてるよー!」 照「……!」 照「京……太郎」 淡「え?ねぇねぇ?知り合い?」 333 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 11 27.71 ID Lb8sBZhrO [1/13] 京太郎「ん……ここは」 病院? 京太郎「はぁ……倒れちまったか」 照「良かった……怪我は無い?」ウルウル 京太郎「照……」 照「っ!」 照「思い……出した?」 京太郎「おう、バッチリ」 照「ーー」 0~50 「そう……帰るね」 51~99 「本当……?」 336 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 24 48.02 ID Lb8sBZhrO [2/13] 照「本当……」 京太郎「ああ」 照「もし本当なら私と関わらない方が良い」 京太郎「どうしてさ」 照「本当に分かってる?」 京太郎「健夜さんと咲に襲われるかもなぁ」 照「っ!」 京太郎「でもな……俺はお前が好きなんだ」 照「……」 照「帰る……またね」ガチャッ 京太郎「照……」 337 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 25 38.15 ID Lb8sBZhrO [3/13] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 342 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 33 34.84 ID Lb8sBZhrO [4/13] 京太郎「メールしようかな」 自由安価 前週キャラあり 安価下4 347 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 36 58.57 ID Lb8sBZhrO [5/13] 京太郎「……」 --- 次こそはうまくやりたい。 考えさせて。 どうしてさ。 とても難しいから --- 京太郎「難しいか……」 京太郎「助けたい……」 京太郎「今度こそ……」 348 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 37 38.26 ID Lb8sBZhrO [6/13] 夜 京太郎の部屋 京太郎「ん?電話……」 安価下5 前週キャラなし 自由安価 355 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/09(水) 01 29 04.21 ID Lb8sBZhrO [7/13] 京太郎「もしもし」 照「もしもし」 京太郎「照、どうした?」 照「もう……別れよう?」 京太郎「そっか……そうだよな」 照「きっとまた、苦しい思いをする」 苦しい思いをするのは自分だけで十分…… きっとそう、これからも。 京太郎にはもう辛い思いをさせたくはないのだ。 全国大会になったら私は殺されるかもしれない……だけど。 一人で死ぬ事に意味がある。 京太郎「なにかあったら電話しろよ……」 照「うん。またね」 プツッ 京太郎「照……」 一日が終わりました 356 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 01 31 18.60 ID Lb8sBZhrO [8/13] これからは登場人物選択に照を選ぶ事が全国大会の日まで出来ません(すぐ全国大会になります) それまで周りのキャラの好感度をあげるなり人脈を広めるなりしましょう。 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 363 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 01 48 44.64 ID Lb8sBZhrO [9/13] 361 Yes 京太郎「よし、学校行くか!」 京太郎「照なんか忘れて……!」 京太郎「照なんか……」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 366 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 02 06.95 ID Lb8sBZhrO [10/13] 明華「こんにちは」ニコッ 明華「昨日はおやすみしていましたけど……大丈夫ですか?」 京太郎「あ、勿論大丈夫ですよ!」 京太郎「大丈夫……」 明華「明らかに落ち込んでいらっしゃいますね……」 京太郎「うぅ……」 明華「……」サワッ 彼女の手が俺の頬に触れる。 明華「今度……一緒に唄いませんか?」 京太郎「唄ったら気分が晴れるから……とか?」 明華「Oui!」 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 368 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 14 41.00 ID Lb8sBZhrO [11/13] 明華 107 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 372 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 46 25.72 ID Lb8sBZhrO [12/13] 京太郎「ちょっと……時間潰すか」 智葉「ん?」 智葉「どうした」 京太郎「すこし暇潰しを」 智葉「そうか……」 智葉は思案する。 二度三度京太郎を見てから思い立った事を口にする。 智葉「なぁ……麻雀部は嫌か?」 京太郎「いえ……これからもよろしくお願いします」 智葉「という事は……!」 京太郎「はい、正式に入部します」 智葉「それは嬉しい限りだ」 レギュラー全員の希望が叶った。 京太郎「……メガネ外してると可愛いですね」 智葉「……っ!」カァァァ 威力の強い不意打ち、だったそうな。 0~30 小 31~60 中 61~99 大 375 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 50 44.25 ID Lb8sBZhrO [13/13] ゾロ目ボーナス!! 智葉 121 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 382 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 09 38 33.03 ID j/BmDiVYO 自分の行動が知られるようになりました。 京太郎「よーし、TwitterとFacebookに登録だ!」 --- 京太郎「よし……登録出来たっと」 ピロロン 京太郎「ん?」 京太郎「……メッセージだ、誰だろう?」 安価下3 自由安価 健夜と咲と照以外 ここでの接触は強制前週キャラはありません 386 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 10 46 56.56 ID 1JHCYstNO [1/2] ビッグスター あなた、うちの学校の前で倒れてたよね きょーたろー え?なんで知ってるんですか? ビッグスター だって私が第一発見者でテルーに報告したんだから きょーたろー ありがとうございます ビッグスター じゃあ今度お菓子でもおごってよ きょーたろー お安い御用です! ビッグスター じゃあ今度私の学校来てねー ビッグスター 顔は私が覚えてるからだいじょーぶ! 京太郎「照さんの事……知ってるし悪い人ではないだろう……多分」 387 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 10 47 42.08 ID 1JHCYstNO [2/2] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 394 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 12 05 46.22 ID Lx3yXQmKO [1/3] ヤンデレにならなきゃあ良いんですよ!ヤンデレにならなきゃあ! 京太郎「雀荘行くか」 0~20 すこやん 21~40 うたたん 41~60 のよりん 61~80 はやりん 81~99 かいのん 396 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 12 29 38.32 ID Lx3yXQmKO [2/3] 良子「さぁ……打ちますか」 京太郎「あなた……プロの」 一度会った事あったな。 良子「ふむ……酷い物が憑いてますね」 京太郎「へぇ……」 良子「これは怖い怖い」 良子「祓ってあげましょうか?」ニコッ 京太郎「……」 良子「……」 良子 好感度判定 安価下 405 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 23 46 37.21 ID T3vhuWAfO 良子 好感度max 依存度max 顔が酷く歪んでいた……気がする。 良子「そうだ。私の家に行きましょう」 良子「私の家なら“道具”も揃っている。きっと祓えますよ」ニコニコ 京太郎「“戒能”プロの家かぁ……」 きっと高級マンションの最上階とかなんだろうなぁ…… 良子「……」ピクッ 良子「善は急げですよ?」 良子「今こうしている間にも……」 真剣な眼差しで見つめる。手をしっかりと握って…… 0~90 「分かりました。お願いします」 91~99 (あれ……俺の知っている戒能プロと口調が違う?) 410 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 38 16.18 ID cayVmblrO [1/18] ??? 依存度2/10 エピローグ キュルキュル 京太郎「ここが戒能さんの家かぁ……」 高層マンションの最上階。 窓ガラスは綺麗な夜景、笑顔の京太郎と……良子を映していた。 良子「いつもこの景色は独り占めしてきましたが……」 キュルキュル 良子「さ、早く祓いますよ」 京太郎「お願いします」 良子「目……瞑ってください。」 京太郎「はい」 シュルシュル キュッ 良子「はい」 京太郎「目隠し……ですか?」 良子「はい、簡易的な物ですが」 良子「……」ブツブツ 京太郎「……」 良子はお経のような……独特な言葉を小さな声で読んでいく。 そしてーー 411 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 38 44.15 ID cayVmblrO [2/18] キュルキュル 照「京太郎……」 キュルキュル 412 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 42 21.59 ID cayVmblrO [3/18] 京太郎「照っ!!」 照「大好きだよ……」 京太郎「照っ!」ダキッ ギュウウウウ 照「あ……激しい」 キュルキュル 照「来て……私……初めてだよ」 キュルキュル ドロォッ 京太郎「っ!」 京太郎「照っ!」 視界が歪む、照が崩れる、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もーー 照「イエス……グッドですね」 414 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 45 52.05 ID cayVmblrO [4/18] 京太郎「うわぁぁぁっ!」 良子「大丈夫……ですか?」 キュルキュル 良子「ひどいドリームにうなされていましたが」 京太郎「俺……戒能プロにお祓いしてもらって」 良子「お祓いは成功……ですよ?」 京太郎「ああ、それなら良かった」 良子「……」ニコッ 京太郎「照」 良子「そうですよ、京太郎」 カンッ 417 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 47 49.54 ID cayVmblrO [5/18] 淡とのFacebookTwitter安価は記録されています。 朝から再開 キュルキュル 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 421 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 52 16.58 ID cayVmblrO [6/18] 京太郎「よし、学校行くか」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 423 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 09 05.48 ID cayVmblrO [7/18] ハオ「おはようございます」 京太郎「おはようございます」 ハオ「麻雀、上手になりましたね」 京太郎「そうですか?」 ハオ「ええ、とっても」 京太郎「へへっ……ハオさんに言ってもらえると嬉しいなぁ」 ハオ「私はまだ全然ですよ」 ハオ「そうだ」 鞄を後ろ手に持って踵を返し京太郎に視線を向ける。 ハオ「下手な者同士、今度二人で勉強しましょう♪」 京太郎「はい!勿論です!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 425 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 10 48.36 ID cayVmblrO [8/18] ハオ 139 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 429 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 18 05.62 ID cayVmblrO [9/18] 京太郎「失礼しまーっす」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 431 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 22 50.23 ID cayVmblrO [10/18] ダヴァン「oh!ブラザー!」hahaha 京太郎「ダヴァンさん!」 ダヴァン「教えますネー!」 京太郎「はい!お願いします!」 ダヴァン「……」ニコッ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 434 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 25 50.55 ID cayVmblrO [11/18] ダヴァン 102 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 439 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 32 46.65 ID cayVmblrO [12/18] 京太郎「メールしようかな」 自由安価 前週キャラあり 安価下4 447 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 45 30.97 ID cayVmblrO [14/18] あれー?私のアドレス知ってた? まあな いつ教えたっけ? 内緒だ ふーん 今度白糸台に行っていいか? すぐに全国大会だよ? わすれてたぜ また……テルーに会えるよ、うん 448 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 46 22.53 ID cayVmblrO [15/18] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 453 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 02 01 30.21 ID cayVmblrO [16/18] 京太郎「街をウロウロするか」 0~50 あらふぉー 51~99 お好きなプロ 456 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 02 07 28.94 ID cayVmblrO [17/18] 健夜「ああ……」 京太郎「っっ!」ビクッ 健夜「お久しぶりだね、京太郎君」ニコォ 京太郎「お久しぶりですね健夜さん」ギリッ 健夜「うん、大丈夫、怖くないよ」 京太郎「そんな野良猫を呼ぶような事しなくても大丈夫ですよ」 健夜「はぁ……私の物になって欲しいのに」 京太郎「最初はこんな人じゃなかったのに……」 健夜「君の所為だよ、全部」 京太郎「……今日は見逃しもらえますか?」 健夜「……うん」 457 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 02 08 30.52 ID cayVmblrO [18/18] 夜 京太郎の部屋 prrr 京太郎「ん?電話か」 安価下2 自由安価 前週キャラ無し 461 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 17 33 49.32 ID 8Fle5fhXO [1/2] 117 明華「あ、もしもし」 京太郎「はい」 明華「一緒に唄うにしてもどこにしますか?」 京太郎「あー」 そうだったな、そんな約束していたな。 京太郎「カラオケとか?」 明華「?」 京太郎「分からないですか?」 明華「カラオケ……」 明華「楽しみにしてますねっ!」 プツッ 京太郎「うーむ……嫌な予感が……」 一日が終わりました 462 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 17 34 23.93 ID 8Fle5fhXO [2/2] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 466 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 00 19 16.97 ID mSAh+wpHO [1/3] 京太郎「よし、学校行くか」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 468 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 00 37 39.82 ID Ht2BuppNO [1/4] ネリー「おはよ」 京太郎「おう、おはよう」 ネリー「最近元気ないよ?」 京太郎「そう見えちゃう?」 ネリー「うん、ネリー的にもそう見えちゃう」 ネリー「皆心配してるよ」 京太郎「そうか……ありがとな」 ネリー「べ、別に……たまたまなんだからね」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 470 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 00 41 12.08 ID Ht2BuppNO [2/4] ネリー 98 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 474 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 01 25 39.54 ID Ht2BuppNO [3/4] 京太郎「……ゴミ拾いするか」 健全な行いをしてこそ健全な人間になれるってもんだ。 --- 京太郎「お、ここにも」ヒョイッ 智葉「感心だな」 京太郎「あ、智葉さん」 智葉「どうだ?ゴミ拾いの方は」 京太郎「中々集まりましたよ、ほら」 智葉「……」 ゴミ袋と俺を一瞥する。 智葉「よくやったじゃないか」 智葉「よし……これから麻雀を教えてやろうじゃあないか」 京太郎「お手柔らかにお願いします」アハハ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 476 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 01 28 48.87 ID Ht2BuppNO [4/4] 智葉「……」ジュルリ --- 智葉 151 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下2 480 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 15 59 23.68 ID mSAh+wpHO [2/3] 京太郎「街をうろうろするか」 0~50 良子 51~99 お好きなプロ 482 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 16 09 08.65 ID mSAh+wpHO [3/3] 咏「おっ君は……須賀京太郎……君だったかな?」 京太郎「三尋木咏プロがどうして俺の名前を?」 --- ファミレス 咏「とある人から君の事をよくきいてたんだよ、しらねーけど」 京太郎「あ、そうだったんですか」 咏「で、見かけたらすぐ連絡を寄越せって」 京太郎「……!」ジリッ 咏「まぁ面倒だしそんな事しないよ、わっかんねーけど」 京太郎「……」ホッ うたたん 好感度判定 安価下 487 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 00 16 14.59 ID MtPd7yv3O [1/11] うたたん 72 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 497 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 00 48 58.79 ID MtPd7yv3O [4/11] 京太郎「こんな人……居たっけ?」 --- あのー へえ え?誰ですか? ううん、気にしないで ? 大丈夫 よく意味が分からないんですけど…… よろしくね --- 穏乃好感度上昇安価 安価下 0~30 31~60 61~99
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京太郎「特に用はないけど、売店まで来てみたぞ」 京太郎「お菓子でも買っていこうかな」 買えるもの 1.女性を落とす40の方法 1000円 2.プロ麻雀せんべい 100円 3.ポッキー 200円 4.たけのこの里 200円 5.きのこの山 200円 6.近藤さん 500円 7.プリン 200円 8.(自由) 京太郎「せんべい、ポッキー、たけのこ、きのこっと」ポイポイ 京太郎「こんくらいでいいか」 「お次のお客様ー」 京太郎「あ、はーい」 「えっと、おせんべいが一点、たけのこが一点、ポッキーが一点、きのこが一点……」 京太郎(可愛い店員さんだな、ちょっと日に焼けてるけど目が蒼くて綺麗で……外人さん?) 「……えっとぉ……」カァァ 京太郎「どうかしまし……えっ」 近藤「いつ使ってくれるん?」 京太郎「」 京太郎「ちょっと外に出てきてみたけど……」 ピュゥー 京太郎「秋ともあって寒いなー」ブルブル 良子「あー疲れたー」グデー 京太郎(良子さん?ベンチに寝転がってるけど) 京太郎(あのままじゃ……) 京太郎(スカートがめくれて……ぐふふ) 京太郎(よし、ダンボールを持って来よう) ダンボール「」ゴソゴソ ダンボール(ターゲット捕捉!風来を待たれたし!) ピュウー ダンボール(来たっ!) 良子「…………」 良子「京太郎?」ジトッ ダンボール「違う!俺は京太郎ではない!」 良子「その声は京太郎のボイス」 良子「そんなところで何してるの?」ジトッ ダンボール「え、えっと、これにはマリアナ海溝よりも深ーいわけが……」 良子「ふんっ」ゲシッ 良子「京太郎のエッチ!変態!ド変態!」ゲシッゲシッゲシッ ダンボール「痛い!痛いです!あ、でも見えそう!てかなんか気持ちいい!」 良子「ふんっ!」ゲシッ 京太郎「痛たたた、良子さんの蹴りはなんであんなに重いんだ?」 京太郎「傭兵だったとか聞いたことはあるけどさぁ……」 京太郎「ちょっと寝よ、15分くらい」 夕 京太郎「ちょっと小遣い稼ぎに行ってこよっかな」 おっさま「ほな今日も頑張ってな」 京太郎「あんまりいられないんですけどね」 おっさま「客寄せパンダとしては十分やで」 カランコロン おっさま「お客さんが来たみたいやから、接客よろしくなー」 京太郎「いらっしゃいませー」 洋榎「近場にこないなところあったんやなー」 絹恵「せやねー、って須賀くん!?」 洋榎「京太郎、何しとるん?」 京太郎「何ってバイトですよバイト」 洋榎「へー京太郎みたいなんも働けるんやなー」 京太郎「ナチュラルに酷くないですか?」 絹恵「せや!須賀くん、一緒に打たへん?」 京太郎「はい、別にいいですけど」 おっさま「せやったらワイも入らせてくれるか?」 洋榎「別にええでー」 絹恵「ちょっ、お姉ちゃん失礼やって」 おっさま「ええってええって、ほな始めよか」 結果 京太郎 43800 洋榎 20700 おっさま 17900 絹恵 17600 おっさま「ロン、3900や」 洋榎「三確て、何がしたいん?」 おっさま「須賀ちゃんが高いの和了りそうやったさかい、堪忍な、妹ちゃん」 絹恵「せっかく勝てると思うとったのにな、あはは」 京太郎「俺も……なんかすみません」 洋榎「なんかって何やねん、負けたウチらが悪いんや」 絹恵「せやね……あっ」 絹恵「せや、私ら須賀くん呼びに来たんやった」 京太郎「俺をですか?」 洋榎「あーせやせや、最終戦に向けた練習やって、まあ来るかどうかは自由やけど」 京太郎「ならメールとかで良かったんじゃ?」 洋榎「……せ、せやな」 夜 京太郎「懐も温まったしどっかいきたいけど……」 京太郎「やっぱり練習に行くべきだよな」 京太郎「最後の練習つってもすることないしな……」 京太郎「適当に空いてる人と話してみるか」テクテク 絹恵「はぁ……」ズーン 京太郎「なんでため息なんて吐いてるんですか?」 絹恵「ん、須賀くんか、何でもないで」 京太郎「そうなんっすか?」 京太郎(なんでもないようには見えないんだよなぁ) 京太郎(やっぱりさっきの雀荘のことなのか?) 京太郎(そうだとしても、俺が蒸し返してもな……) 絹恵(最近上重さんにも勝てるようにもなってきて、お姉ちゃんにも須賀くんにも勝てるかな、って思うとったけど) 絹恵(私……まだまだやな) 絹恵「……はぁ」 京太郎「そういえば、絹恵さんの胸って大きいよな……」ゴクリ 絹恵「へっ?」 京太郎「えっ?」 京太郎「……あっ」 絹恵「…………///」カァァ 京太郎「……その、すみません……」 絹恵「ほんまやで、須賀くんの……えっち」 京太郎「いや、つい口が滑ったというか、えっと……」モジモジ 絹恵(須賀くんも、前は私と同じやったんやんな……) 絹恵(せやから私を励まそうと……)※違います 絹恵(なんや、私がアホみたいやん) 絹恵「……ぷっ、あはははは!」 京太郎「ええっ!?どうしたんすか急に!」 絹恵「ううん、なんでもないなんでもない」 絹恵「須賀くんのおかげで元気出たわ、おおきに!」 京太郎「?」 絹恵「ほなまた頑張って来るわー!」 京太郎「??」 京太郎「何だったんだ一体」 「ロン」 「ツモ」 「ロン」 絹恵「あぅぅ」 絹恵「全っ然勝てへん……」 京太郎「でしたら俺が力になりましょうか?」 絹恵「また須賀くんかぁ」 京太郎「また、って何ですかまたって」 絹恵「その提案は嬉しいんやけど……悪ぅない?」 京太郎「俺が一番暇ですからね、なんでもござれですよ」 絹恵「ほんまにええの?」 京太郎「もちろんです!」 絹恵「んー……せやったら、お願いしよっかな」 京太郎「じゃああそこの卓で打ってみましょうか」 絹恵「うん、よろしくな!」 絹恵「流局やね」 絹恵「ツモ……えっと、2000オールやったっけ?」 絹恵「あ、親流れてしもた」 京太郎「絹恵さんって普通に上手くないですか?」 絹恵「お姉ちゃんとかお母さんに比べたらまだまだやって」 京太郎「絹恵さん、洋榎さんとか監督とかと相対比較してたって疲れるだけですよ?」 絹恵「あはは、浩ちゃんと同じこと言っとるわ」 京太郎「でも絹恵さんって中学までサッカー一筋だったんでしょう?それでインターハイまで出たんだから十分凄いですって」 絹恵「そういう京太郎くんやって今までそういう大会出とらんかったらしいやん、そっちこそ凄いと思うで」 京太郎「いやいや絹恵さんこそ」 絹恵「いやいや京太郎くんこそ」 京絹「「ぷっ」」 京絹「「あはははははは!」」 京太郎(……ん?京太郎くん?) 【二日目】終 【三日目】 チュンチュン 京太郎「もう朝か……なんか胸のあたりがきついな」 洋榎「むへへ……ウチも大きくなったで……」ギュゥ 京太郎「なんで洋榎さんが俺の布団の中にいるんだ?」 京太郎「それに背中になんかポチポチ当たってるのがあるし」 洋榎「むにゃむにゃ……」ギューッ 京太郎「……まあいっか」 京太郎「どんな夢見てんだろ」 京太郎「することもないし洋榎さんと何かするか」 洋榎「どやーおっぱいミサイルー……むへへ……」 京太郎「つってもこの調子だからな……」 京太郎「いや、どうせだからイタズラでもしてみよっかな?」 京太郎「うむむ、どうしよう」 洋榎「きぬぅ~……」ギュゥ 京太郎「この状況はあれだ、昔照たちと寝たときみたいな感じだ」 京太郎「そう思うと何かしたくなるな……」 京太郎「洋榎さんって背はあんまり高くないし、胸も足りないけど、可愛いよな」 京太郎「…………」 京太郎「そうだ、ひたすらからかってみよう」 洋榎「ん……」 洋榎(朝?) 洋榎(でもまだ寝てたいな……布団も気持ちええし、抱き枕やって……ん?) 洋榎(ウチ、抱き枕なんか持っとったっけ) 京太郎「洋榎、可愛いよ」 洋榎「へっ?」 京太郎「ポニーテールもジト目も元気なところも可愛い」 京太郎「愛してるよ」イケメンヴォイス 洋榎「な!なんやいきなり!///」ガバッ 京太郎「もう起きちゃったんですか、これからたっぷり話そうと思ってたのに」 洋榎「う、うっさいわアホ!」カァァ 京太郎「ああ、そうやって顔赤くするのも可愛いです、実にいいです」 洋榎「何なんやもう……」 京太郎「洋榎」 洋榎「さっきからなんで呼び捨てなんや!」 京太郎「洋榎、好きだ」キリッ 洋榎「あぅ……ぁぅ……」プシュー 京太郎(勝った!任務成功だ!) 京太郎(あとはネタばらしをして……) 洋榎「……う、ウチも、京太郎が、そこまで言うんやったら……その……///」ゴニョゴニョ 洋榎「って何言わすんやアホ!」 京太郎(あ、マジで可愛いかも) 京太郎「暇なのでジェンガしましょうジェンガ!」 洋榎「別にええけど」プイッ 京太郎「もうそろそろ機嫌直してくださいよー」 洋榎「誰のせいや、ったく」 京太郎「だからずっと謝ってるじゃないっすかー」 洋榎「京太郎のアホ」ボソッ 京太郎「あーはいはい、じゃあこうしましょう」 京太郎「ジェンガで勝った方が負けた方を自由にできる、これで洋榎さんが俺に勝てば煮るなり焼くなり好きにすればいいですよ」 洋榎「う……それは……」 京太郎「あれ?怖気づいたんですか?天下の洋榎さんともあろうお方が?」 洋榎「ふん!ええわ!やったるわ!後で半べそかいても知らんからな!」 京太郎「それじゃあ準備しましょうか」 京太郎「この俺が……負け、た……?」 洋榎「ほな言いだしっぺの京太郎にはウチの足をマッサージしてもらおかなー」 京太郎「脚ですか?」 洋榎「ウチよく走っとるやろ?せやから疲れるんや」 京太郎「ああ、控室に帰ってくるときとかいつもそうですもんね」 洋榎「へーよう見とるやん」 京太郎「ケガしないかどうか心配なので」 洋榎「なんやそれ、ウチが子供みたいやん」ブー 京太郎「実際そうじゃないですか」 洋榎「何やとー!」 京太郎(足って言われても、どこをやればいいんだ?) 京太郎「じゃあさっさとやっちゃいますね」 京太郎(短めの寝巻でよかった)モミッ 洋榎「んぁっ!ど、どこ揉んどるんや!」 京太郎「どこ、って脚ですよ脚」 洋榎「足言うたら普通足の裏とかや、んっ、ろ!」 京太郎「足も脚も耳で聞いてわかるわけないじゃないですか、洋榎さんの自爆ですよ」モミモミ 洋榎「くすぐったいから、やめぇ……」 京太郎「嫌ですよこんなにスベスベで気持ちいいのに」 洋榎「すべすべ……ウチが?」 京太郎「また洋榎さんの良いとこ見つけちゃいましたね」 洋榎「あ、あれは冗談やろ?」 京太郎「洋榎さんが可愛いのは事実ですよ?」 洋榎「ほぇ?」 京太郎「じゃあマッサージやってる間に順々に挙げていきましょうか」 洋榎「は、恥ずかしいからやめてぇ!」 ――――――――――――――――――― 京太郎「はい、終わりです」 洋榎「おおきに……」プシュー えり「やって参りました、国民麻雀大会地区選抜団体戦三日目」 えり「実況は私、針生が、解説は大沼プロがお送りいたします」 秋一郎「…………」 えり「大沼プロ、何か一言、どうぞ」 秋一郎「…………」 えり「えーっと……」 えり「それでは各地区の紹介です」 秋一郎(何なんだこれは) 秋一郎(今年に入って鹿児島選抜の解説では女子アナウンサーと組み) 秋一郎(この大会では生娘たちの世話を見て) 秋一郎(挙句の果てにまたアナウンサーと組んで決勝戦の解説とは……) 秋一郎(まあ憧れの福与アナじゃないだけよかったか) 171 名前: ◆r05KxLrr0E[] 投稿日:2013/04/14(日) 18 22 05.46 ID bNhMmQbko [11/29] トシ「みんな、準備はいいかい?」 豊音「もちろんです!」 塞「トヨネ、いつになく張り切ってるね」 豊音「だって、みんなとまた戦えるんだもん!」 胡桃「いやーそれにしても東北選抜をあたしらがほぼ独占しちゃうなんてね」 トシ「私らと有珠山くらいしかいい成績を残せてなかったからねぇ」 白望「そろそろ試合……だる」 塞「まあまあそう言わないの、私だって結構疲れるんだから」 トシ「そろそろ時間だね、行ってきな」 塞「はい!」 穏乃「いつも通り頑張ってください!」 灼「ファイト」 玄「頑張るのです!」 宥「うん、お任せあれ!なんちゃって」 晴絵(大星淡に荒川憩、か) 晴絵(頑張れよ、宥!) 淡「今日もぽんぽん取って来るよ!」 菫「油断はするなよ」 淡「わかってるわかってるー」 智葉「本当にわかってるのか?」 淡「まあいざとなればテルもいるわけだしね!」 照「お菓子、いる?」 淡「あー!ありがと!」 照「霜崎さんも」 絃「ありがとうございます」ペリッ 絃「…………砕け散ってる」 憩「今日は勝ってくるさかい、待っとってな!」 洋榎「またウチが取り返すんやから別にええでー」 咏「うっはー、すんげえ自信だねぃ」 怜「私らも頑張らへんとな」 郁乃「せやで~憩ちゃんファイト~」 憩「ほな行ってきますーぅ!」 172 名前: ◆r05KxLrr0E[] 投稿日:2013/04/14(日) 18 31 09.45 ID bNhMmQbko [12/29] 憩(ウチが一番乗りか……) 宥「あったかくない……」ガクガク 塞「あっ、もう席決め始めてます?」 憩「まだですよ、先どうぞ」 塞「どうもすみません、それじゃあこれかな!」 宥「じゃ、じゃ「あーっはっはっは!」」 淡「んっふー、チミたち早いねえ感心感心」 淡「今日も大星淡ちゃんが大勝しちゃうんだから!」 塞「あっ、はい」 宥「北……あったかくない」 憩(いいように流されとるなー) 東一局 淡 100000 憩 100000 塞 100000 宥 100000 憩(淡ちゃんにリードさせたらまた好き勝手にやられる!) 憩(そうはさせへん!)ピキィィン! 憩「リーチ!」 【孔穿つ閃光】発動! 塞「!」ゾクッ 塞(東一局で出しちゃうかーそれをー) 塞(まあ私も負けられないから) 塞(塞ぐよ!)カッ 【幻想塞ぎ】発動! 【孔穿つ閃光】の効果が書き換えられます 憩(全然来る気配がしいひん……どういうことや) 憩(何かに道を遮られてるみたいな) 憩(ウチを誰かが邪魔してる……みたい) 憩(何なんや一体!)トン 淡「ロン、3900」 憩「う……」 塞(何これ、きっつい……) 【孔穿つ閃光】を発動したため、憩の聴牌判定と和了判定が下がった! 【幻想塞ぎ】を発動したため、塞の雀力が下がった! 東一局一本場 淡 104900 憩 95100 塞 100000 宥 100000 (3900+供託棒一本) 淡「ツモ、1100オール」 塞(他の人が聴牌に向かってる間に和了ってるってさ……) 塞(ちょっとずるいよそれ) 宥(あったかくない……) 憩(くっ……) 淡「連荘連荘~♪」 東一局二本場 淡 108200 憩 94000 塞 98900 宥 98900 憩(このまま三連荘なんてさせへん!) 憩(もう一回や!) 憩「リーチ!」ピキィィン! 塞(荒川さん、また使うんだ……) 塞(でもこのまま行くよりさっさと流すべきだよね) 塞(んじゃ、いっか) 【孔穿つ閃光】発動! 憩「嶺上ツモ、リーチ一発の責任払いの8000は8600」 えり「荒川選手はリーチをかけると特殊な役が付くことが多いですね」 秋一郎「…………」 秋一郎(確かに、リーチの後は一発ないしは裏、海底などおかしな役ばかりだ) 秋一郎(天江衣や神代小蒔と比べると火力は劣る、だが彼女らとは何か本質が違う) 秋一郎(彼女から和了った者はその力を出せなくなり、彼女に和了られた者はツキを失う) 秋一郎(天江衣たちが牌を支配しているというのなら、彼女はまるで対戦相手を支配しているよう……) 秋一郎(って何を考えているんだ儂は) えり(何を考えているんだろう) 東二局 淡 108200 親 憩 102600 塞 98900 宥 90300 全員ノーテンのため、流局 淡(まだまだ大丈夫だよね、減らされてないし) 憩(このまんまやと親流れてまう……) 塞(後何回行けるかな……) 宥(あったかい牌、来ない……) 東三局一本場 淡 108200 憩 102600 親 塞 98900 宥 90300 塞(大星さんにも荒川さんにも動きは見られないね) 塞(勝負は南場かな) 塞(よっし、これでテンパイ)トン 憩「ロン、3900は4200」 塞「うっわーい……」ガクッ 東四局 淡 108200 憩 106800 塞 94700 親 宥 90300 全員ノーテンのため、流局 宥(玄ちゃん……私、全然だめだよぉ……) 憩(六向聴はやっぱりきついって……) 塞(また流局かー) 塞(ま、誰かが大きいの和了るよりは十分マシなんだけどさ) 淡(出そっかなー、どうしよっかなー)ウムム 南一局一本場 淡 108200 憩 106800 塞 94700 親 宥 90300 宥(あったかい牌はそれなりに来てる……) 宥(でもぉ、全然聴牌できないよぉ……)トン 憩「ロン、2600は2900」 宥(あうぅぅ……) 憩(このまま安定でいったる!) 淡(ケイがまた頑張ってるね♪) 淡(でもまだまだ!) 南二局 淡 108200 親 憩 109700 塞 94700 宥 87400 宥(また手が進まないよ……) 淡「ポン」 塞(なーんかやばそうな感じ) 淡「来た来た!カン!」スチャ 淡「む~嶺上ならずか~」トン 憩(親やからテンパイしたいんやけどな……) 淡「あっ、ツモ!2000・4000」 塞(……もうやるか) 【幻想塞ぎ】発動! 南三局 淡 116200 憩 105700 親 塞 92700 宥 85400 塞(荒川さんが高そうな感じ) 塞(私はテンパイできてないからそっちは任せて、こっちは……っ!)カッ! 淡「!?」 淡(何……?) 淡(手が、全然進んでない!) 淡(だったら鳴けばいいもんね!) 淡「ポン!」 淡(このまんま勝ち越しだよ!)トン 憩「ロン、12000」 淡「なっ……」 塞(よし、あと一回!)カッ! 【幻想塞ぎ】発動! オーラス 淡 104200 憩 117700 塞 92700 親 宥 85400 憩(ほな、行かせてもらおか!)キィィィン! 憩「リーチ!」 塞(んーやっぱりテンパイしてくるかァ) 塞(まぁ、抑えてあげるよ) 【孔穿つ閃光】発動! 【幻想塞ぎ】により効果が書き換えられます 憩(ムダヅモばっか……他の人たちがテンパイしとらんからええけど) 憩(ようやく、ウチがみんなの役に立てるんや) 憩(ここは、もっと粘る!) 塞(ダメだ、このままじゃ塞げない) 塞(誰も和了れなかったのに) 塞(一体、何が……?) 憩(海底、か) 憩(上出来や!) 憩「ツモ、700・1300」 宥「あ……終わっちゃった……」 塞「もー疲れたー」 淡「次こそは負けないんだからねっ!」 憩「お疲れ様でしたー」 塞(役目は果たせたからいっか) 宥「玄ちゃん、ごめんね……」 終局 大阪 120400 (+20400) 関東 103500 (+3500) 東北 92000 (-8000) 関西 84100 (-15900) 京太郎「憩さん、大活躍でしたね」 雅枝「このままいけばええんやけどな、次も頼んだで」 咏「うぃーっす」 京太郎「緊張感ねえな」 咏「まー気負ったところで意味ねーかんな」 京太郎「そんなもんなのか?」 咏「んじゃ、行ってくるわ」 京太郎「俺もついでに売店でも行ってくるか」 宥(控室に帰ったら……) 晴絵『あっはっは!宥がここまで役立たずだったとはなぁ!』 はやり『流石にないわ……』 玄『お姉ちゃん、見損ないました』 穏乃『何やってるんですか、ふざけないでくださいよ』 灼『……誰?』 宥「はわわわわわ」 宥「もう帰れないよぉ……」グスッ 京太郎「松実……さん?」 宥「!」ビクッ 宥「は、はいぃ」ウルウル 京太郎「そんなところで何うずくまってるんですか?」 宥「みんながこわくてぇ……」ナミダメ 京太郎(守ってあげたい、なにこの可愛い人) 宥「私、点棒いっぱい取られちゃったから……」 京太郎「ああ、なんだそういうことですか」 宥「ふぇぇぇん」 京太郎「大丈夫っすよ、皆さん優しいじゃないですか」 宥「でも、でもぉ……ひくっ」 京太郎「じゃあ落ち着くまで俺が傍にいます、控室まで送りますよ」 宥「ひぐっ、ひぐっ」 京太郎「顔がぐじゅぐじゅですよ、これで拭いてください」 宥「うん、うん……」 京太郎「そろそろ試合始まりますから、行きましょうか」 宥「……うん」 京太郎(世話の焼ける姉ってこんな感じなのかな) 京太郎(……照もそうか) 玄(お姉ちゃんが取られた分は私が!)フンスッ 咏「ドラローが相手かよぉ……」 胡桃「早く座るそこ!」 菫「今日も勝たせてもらおうか」 咏「はっ、同じ相手に負けるかよばーかばーか」 玄「一日目に大失点したのに何言ってるんですか?」 菫「うぐっ」 胡桃「まあ私も負けないからそこんとこヨロシク!」 咏=68+128+45=241 菫=7+124+30=161 玄=13+112+15=140 胡桃=70+124+15=209 次鋒戦終了 大阪 148400 (+28000) 関東 89600 (-13900) 東北 103000 (+11000) 関西 59000 (-25100) 玄(なるべく大きい手で和了らないと!)トン 胡桃「ロン、12000!」 菫「んなっ……!」 咏(いつの間に張ってたんだこのチビ……) 玄(今度こそ!) 咏(ドラ無しでも、清一色は作れんだよ!) 咏(読まれててもツモればいいだけ!) 咏「ツモ、3000・6000」 菫(松実玄……狙わせてもらう!)トン 胡桃「ロン、6400!」 胡桃「まだまだ行くよ!」 菫「」チーン 玄「」チーン 咏(こんぐらい稼げば充分だろ) 胡桃(次が勝負だね!) 絹恵「お姉ちゃん、頑張ってな!」 雅枝「お前なら大丈夫やろ」 浩子「はいはいガンバ~」 洋榎「うっし、ほな行ってくるわ!」ダダダダダダダ 洋榎「ばばーん!愛宕洋榎登場!」キキィィィィイイ 智葉「相変わらず五月蝿いやつだな」 洋榎「なんやとこのツンツンメガネ!」 まこ「まあまあ、二人とも落ち着きんさい」 洋榎「うっさいわワカメガネ!」 まこ「ワ、ワカ……」 藍子「ささっ、席へどーぞどーぞ」 洋榎「なんや次はグルグルメガネかいな」 藍子「グルグル……ねぇ」 洋榎「なんでメガネばっかなんや?」 藍子(さてさて、見せてもらいましょうかね) 藍子(どれだけ頑張れるかな!)グルグルグル 洋榎(なんやこれ) 洋榎(手が進まへん) 智葉「リーチ」 洋榎(しゃあない、オリよ)トン 洋榎「……」スチャ 洋榎(手が進んだ?) 洋榎(なんでオリようとしたんに……)トン 智葉「それだ、ロン」 結果 洋榎=10+132+15=157 智葉=73+132+15=220 まこ=48+124-15=157 藍子=27+124+30=181 中堅戦終了 大阪 135700 (-12700) 関東 113200 (+23600) 東北 104700 (+1700) 関西 46400 (-12600) 怜「愛宕さん、凹んでもうたな」 雅枝「今までが順調すぎたんや、無理はせんようにな」 竜華「頑張ってな、怜!」 怜「うん、竜華の分まで頑張って来るわ」 セーラ「あっはっは、それやと竜華が死んでもうたみたいやん」 灼(このままだと、いくら穏乃でも無理) 灼(もう、負けられない)ギュッ 怜(このまま稼いで渡す、それだけやな) 絃(あら、この二人少しそっくりさん?) 白望(胡桃もいたら面白そうだなぁ……) 絃「…………」ヒョォォォオ 怜(この人と打ってると、テンパイできひん未来しか見えへん) 怜(せやけど、私やっていつも同じってわけやない!) 怜「ポン」 怜(未来は無理やり切り開く!) 灼(まだだ、まだ勝てる) 灼(諦めたら終わりなんだ!) 灼「リーチ」 白望(このままいくと、豊音がだるい) 白望(でもこの手じゃなぁ……) 白望(穏便に行こう) 結果 怜=81+121+15=217 絃=34+128+30=192 灼=51+124+15=190 白望=7+128+30=165 副将戦終了 大阪 149300 (+13600) 関東 113700 (+500) 東北 91100 (-13600) 関西 45900 (-500) えり「副将戦決着」 えり「現在トップは依然大阪選抜」 えり「後ろを負うのは三万点差の関東選抜」 えり「そして五万点差と大きく離された東北選抜」 えり「十万点差をつけられた関西選抜はもう、ダメなのでしょうか」 秋一郎「…………」 秋一郎「……いや」 秋一郎「勝負は最後まで楽しむのが勝負、諦めるには早すぎる」ボソボソ 秋一郎「まだ望みはある」ボソッ えり「は、はぁ」 えり(声が小さくて聞き取れなかった……) えり「それでは各チーム大将選手の紹介です」 善野「これで、良かったんか」 郁乃「うん、私はこれでええ」 郁乃「みんなが期待してくれてるんや、私が姫松の元監督とも知らへんで」 郁乃「せやから私はそれに応える」 善野「ふふっ、昔から変わらへんなぁ」 郁乃「その昔の私が今の私なんやけどな~」 善野「せやったね、っとここまでか」 郁乃「送ってれてありがとな」 善野「いつものことやろ、ほな頑張ってき」 郁乃「また後でな~」フリフリ 照「……郁乃」 郁乃「試合のときは郁代やで~」 照「今日も負けないから」 郁乃「私やって負けてられへんよ~」 穏乃「あ、宮永さんお久しぶりです!」 照「高鴨さん、今日もよろしくね」 穏乃「はい!よろしくお願いします!」 豊音「うんうん、やっぱり壮観だよー」 豊音「個人戦一位と三位の宮永さんに高鴨さん!それに団体戦でちょー頑張ってた赤阪さん!」 豊音「よろしくお願いしますっ!」 東一局 郁乃 149300 照 113700 豊音 91100 穏乃 45900 豊音(宮永さんは東一局は和了らないんだよねー) 豊音(それならまずは温存するよー) 郁乃「ポン」 穏乃(一巡目ポン?) 豊音(んんっ?) 豊音(なんだか調子がいいよーな?) 豊音(まあそれはそれでいいことだよねー) 豊音「ツモ、4000・8000」 穏乃「うっわ……」 穏乃(早速持って行かれたぁ……) 照「…………」 東二局 郁乃 141300 親 照 109700 豊音 107100 穏乃 41900 豊音(……よし) 【友引】発動! 豊音「ポン」 豊音「ポン」 豊音「チー」 照(…………) 照(また裸単騎) 豊音「ポン!」 照(……でも) 豊音(これで私の和了りだね!)トン 照「ロン、2000」 照「……連荘」 東二局一本場 郁乃 141300 親 照 111700 豊音 105100 穏乃 41900 豊音(前は確か……これでいいはず) 【先勝】発動! 穏乃(配牌一向聴!白發の刻子もあるし) 穏乃(……ここは突き進む!) 照「…………」 穏乃(よしよし、テンパイまで来た!) 穏乃(カン……できるかな) 照(テンパイ……これで)トン 穏乃(来た!) 穏乃「カン!」 穏乃「うおおっ!嶺上ツモ!責任払いで8000は8300!」 照(何……) 豊音(宮永さんがたった一回で止まったよー!) 郁乃(う~ん、これはちょーっと予想外やったな) 東三局 郁乃 141300 照 103400 豊音 105100 穏乃 50200 豊音(親だし攻めていくよー!) 【友引】【赤口】発動! 郁乃(このままやとまた照ちゃんが和了り続けてまうから……) 郁乃「チー」 郁乃(安手で流してみよか~) 穏乃(ここで逆転してみせる!)トン 郁乃「……ロン、2600」 東四局 郁乃 143900 照 103400 豊音 105100 親 穏乃 47600 えり「三位に転落してしまった関東選抜宮永照、果たしてどのように巻き返すのでしょうか」 秋一郎(この点差……今回は見れるようだな) 秋一郎(個人戦決勝卓にだけ見せたあの業) 秋一郎(実に楽しみだ) 照「ツモ、400・800」 照(これで300点差) 照(……高鴨さんが危険だけど、いつも通り) 南一局 親 郁乃 143500 照 105000 豊音 104700 穏乃 46800 照「ロン、2000」 照(……ようやく連続) 照(流石に時間をかけすぎたか) 穏乃「…………」 照(厄介になってきた) 穏乃(今日は調子がいい、ツキがある!) 穏乃(こっからが勝負!)ゴッ 【斉天大聖】発動! 南二局 郁乃 143500 親 照 107000 豊音 104700 穏乃 44800 照「ツモ、2000オール」 穏乃(また、和了られた……) 豊音(やっぱりちょー強いよー) 郁乃(これが照ちゃんの強さ、か) 照(…………) 照(時期尚早かもしれない) 照(でも、やってみるか) 【鏡開き】発動! この局のみ【人形劇】【身代わりの幻影】【六曜】が発動できなくなりました! 南二局一本場 郁乃 141500 親 照 113000 豊音 102700 穏乃 42800 ビキィッ! 郁乃(……なんやこの感じ) 郁乃(小鍛治プロほどやないけど、嫌な感じやな……) 穏乃(何かが……) 豊音(これって……宮永さん?) えり「配牌時で国士無双一向聴!?」 秋一郎(宮永姉妹の得意技は共に点数調整) 秋一郎(妹はプラマイゼロを得意としている、と聞いたことがある) 秋一郎(そして姉は点数上昇) 秋一郎(まるで牌のありかをわかっているかのよう) 秋一郎(……彼女らの目には一体何が映っているんだ) 九19①⑨東南西北白發中 照(……国士無双) 照(私が初めて和了った役満) 照(いつからか、ヤオ九牌が見えるようになっていた) 照(ヤオ九牌が私に集まるようになった) 照(これは、点数調整には使いやすい力) 照(なぜ、力なんてものがあるのか) 照(なぜ、私は抗えないのか) 照(だから、こうして――) 照「ロン、48300」 豊音「わ……」 郁乃「え……っ」 穏乃「なっ、た、たった三巡目で!」 照(希望を打ち砕いてしまう) 南二局二本場 郁乃 93200 親 照 161300 豊音 102700 穏乃 42800 豊音(他力本願だけど二位浮上) 豊音(点差は少しでも詰める!) 【先勝】発動! 同コンマのため、流局 照(もちろん利用することもあった) 照(個人戦の決勝だってそうだった) 照(負けたくなかったから) 照(京と咲とモモが見ていると思ったから) 照(私もずいぶんと調子がいい人間だ) 南二局三本場 郁乃 93200 親 照 161300 豊音 102700 穏乃 42800 豊音(うーん、ダメだったかー……) 豊音(でもでも!まだまだ諦めないよー) 【先負】発動! 豊音(うーん?全然テンパイできない?) 照(……) 照(手が進まなくなってきた) 照(これは、多分……) 穏乃「ツモ、4300・8300」 南三局 郁乃 88900 照 153000 親 豊音 98400 穏乃 59700 豊音(大安は最後まで取っておくとして) 豊音(今回は……!) 【友引】【赤口】発動! 照「ツモ、400・800」 照(高鴨さんも姉帯さんも役満直撃でしか私には追いつけない) 照(郁乃さんは、高鴨さん次第か) オーラス 郁乃 88500 照 154600 豊音 97600 親 穏乃 59300 豊音(もう、ダメかもしれない) 豊音(――だけど) 豊音(まだ続けたいので頑張るよー) 豊音(さて、どこまで行けるかな) 【大安】発動! 穏乃(聴牌、今は宮永さんとの点差を縮める) 穏乃(そう簡単には終わらせない!) 照(……これ、は) 照(掴まされた?) 照(いや、だったらこっちを諦めて……)トン 穏乃「ロン、12000」 オーラス一本場 郁乃 88500 照 142600 豊音 97600 親 穏乃 71300 照(……)スチャ 照(高鴨さんの支配があまり効いていない) 照(それに姉帯さんも郁乃さんも和了れないみたい) 照(ここで、終わりか)トン 豊音(うぅぅ、全然ダメだよー!) 豊音(一回も和了れてないし……) 豊音(みんな、ごめんね)トン 穏乃(うー……ん)スチャ 穏乃(なんも来ないなー) 穏乃(逆転できるかも!って思ったけどさ、やっぱり勝てっこなかったのかな) 穏乃(違う違う!)ブンブン 穏乃(こんなん私らしくない!負けても私らしくするんだ!) 穏乃(最後まで突き進む!)トン 郁乃(……これ、照ちゃんの和了り牌か) 郁乃(テンパイできたのはええんやけどな……) 郁乃(結局、照ちゃんには敵わんかったな) 郁乃(おまけに三位転落) 郁乃(善野ちゃんに言っとったことが恥ずかしいわ) 郁乃(悪あがきはせえへん、この一打で終わりや) 郁乃(私は前へ進む) 郁乃(小さくなっても、何があっても) 郁乃(……楽しかったな)トン 照「…………」 照「ロン、1000は1300」 郁乃「…………」 郁乃(やっぱり、か)グスッ 郁乃(あれ、なんで目が熱いんやろ) 郁乃(こんなん違うやろ、私は……) 郁乃(もっと――) 穏乃「あ、赤阪さん?」 郁乃「…………うん」チャラッ 郁乃(――笑っとらんとな) 郁乃「これで終わりやな」ニコッ ――――国民麻雀大会―――― ―――地区選抜団体戦終了――― 一位 関東 143900 (+30200) 二位 東北 97600 (+6500) 三位 大阪 87200 (-62100) 四位 関西 71300 (+25400)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/941.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354801516/ 京太郎「……ハギヨシさん」 ハギヨシ「……何ですか?京太郎君」 京太郎「俺達の評判知ってますか?」 ハギヨシ「……少々」 京太郎「インターハイが終わって少しは落ち着くと思ったんですが……ダメでしたよ」 ハギヨシ「女性の皆様には申し訳ありませんが私共はそんな関係ではないのですがね。純粋な師弟関係なのですが」 京太郎「風評被害もいいところですよ。どうして一緒に行動するだけで恋人とおもわれるんだ!それで、何か対策はありませんかね」 ハギヨシ「異性の恋人でも作れば何とかなりそうなのですが……アテはありますか?」 京太郎「アテ……まぁ、同じ部活の女の子で2人ほどは脈ありかもしれませんね」 京太郎「でも、片方は俺を犬呼ばわり、片方とは幼馴染なのに最近、レズに目覚めかけてます」 ハギヨシ「……それは難儀な。それから選ぶと言うのも酷な話ですね」 京太郎「ですよねぇ。あっ、ハギヨシさんの方はどうなんですか?屋敷に務めているならお嬢様との禁断の恋とかは……」 ハギヨシ「京太郎君。現実とフィクションは違うのですよ。お嬢様はあくまでも雇用主、決して恋愛になど発展しません」 京太郎「そうですか。じゃあ、メイドさんとの職場恋愛なんかは」 ハギヨシ「もちろん有りません。そもそもメイドの平均年齢が低過ぎます。正直、私1人で屋敷を回すのは大変辛いです」 京太郎「それはお気の毒に……同年代のメイドさんはいないということですか?」 ハギヨシ「その通りです。まったく!高校生をメイドとして雇うなんてお嬢様もワガママが過ぎる!」 京太郎「龍門渕さんの家族は何も言わないんですね」 ハギヨシ「はい。衣様の一件から屋敷の事については一切の口出しをしなくなりました」 ハギヨシ「これがもう……いけない。少々愚痴っぽくなりました」 京太郎「お疲れ様です。それじゃあ風評被害対策について改めて考えますか」 ハギヨシ「そうしましょう。やはり、恋人を作るのが1番なのですが……」 ハギヨシ「自分好みの女性が周りにいない以上はどうしようもありませんね」 京太郎「うーん……。あ!周りにいないのなら遠出すればいいじゃないですか!」 ハギヨシ「遠出ですか?私共は執事の技能を使えば簡単に全国を回れますが……」 ハギヨシ「流石に見ず知らずの女性をナンパするというのには抵抗がありますね」 京太郎「そうですか?俺はそこまで抵抗無いんですけど」 ハギヨシ「いけませんね。自分を想う女性を置いてナンパに走るなど男の風上に置ません」 京太郎「……犬呼ばわりのタコス財布役と好きだった同級生からの殺意を受け続けるの何方が好みですか?」 ハギヨシ「…………私の配慮が足りませんでした。すいません」 京太郎「ハギヨシさんだってホモ疑惑は嫌でしょう?」 京太郎「それに、噂が本格的に広まれば龍門渕さんも風評を考えて貴方を解雇するかもしれない」 ハギヨシ「やはり、恋人を見つけるしかないようですね」 京太郎「その通りです!では先ず何処に行きましょうか」 ハギヨシ「そうですね。なるべくなら顔を知っている方がいる場所イイでしょう」 ハギヨシ「ただでさえ人なりを知らないのに顔まで知らないとなったら……」 京太郎「成る程。まぁ、何方にしろハギヨシさんの顔と執事スキルがあればどんな女性でもころっと落ちますよ」 ハギヨシ「有難うございます。京太郎君も私の教えられる全てを修得したのですから心配はいりません」 ハギヨシ「顔だって同級生が惚れるほどなのですから」 京太郎「そこまで言われると照れますね。顔を知っている女性というと全国大会に出ていた人、でいいですか?」 ハギヨシ「まぁ、噂の広まりからして全国大会に出ていた女性で私達を知らないという方はいないでしょう。それでいいです」 京太郎「では岩手に行きましょう!宮守は全体的なレベルが他とはダンチです!」 ハギヨシ「ほう、姉帯選手はあの身長ながら小動物のような仕草に心惹かれますね」 京太郎「臼沢さんはエロい。エロい」 ハギヨシ「…………はい。鹿倉選手は小さい愛くるしさの中に生真面目さのスパイスがイイ」 京太郎「ウィッシュアートさんは外人ならではの美しさに溢れています。大天使ですね」 ハギヨシ「小瀬川選手はダルいと言いながらも均整の取れた身体と養いと思わせるオーラが素晴らしい」 京太郎「異議なしですね。それでは宮守に行きましょう!」 ハギヨシ「素敵滅法!」 宮守にて 京太郎「宮守に着いたぞ!」 ハギヨシ「あまり言いたくはありませんが …………何もないですね」 京太郎「はい。女子校が有るとは思えない立地ですよ。合併した方がイイと想うんですが……話題が逸れました」 ハギヨシ「それでは宮守女子に行きましょうか。……あ、彼女達は既に麻雀部を辞めているかもしれませんね」 京太郎「あぁ!それを忘れてた……どうしましょうか」 ハギヨシ「こういう時は……」 豊音「あの~……道に迷われたっちゃったの?」 豊音「近くなら案内するよ?」 京太郎(来ましたよハギヨシさん。メインターゲットが!) ハギヨシ(はい。素晴らしい運命力です。落としにかかるのもイイかもしれません) 京太郎(どっちが行きますか?) ハギヨシ(ここは京太郎君に任せます。同年代と喋る方が親しみやすいでしょう) 京太郎(了解)「え、えっと!宮守女子に用があるのですか!」 豊音「アハハ!私に聞いてどうするのー?宮守女子に行きたいんだね?任せてー」 京太郎「有難うございます!いやぁ、こんな美人さんに助けてもらえるなんてついてるなぁ」 豊音「う、嬉しいよー!こんな身長だからみんな怖がって……そんな事言ってもらえたの初めてだよー!」グスン ハギヨシ(ナイスです京太郎君。慣れてますね) 京太郎(こ、こんな簡単に喜んでもらえる文句じゃあないんですが……普通何回も重ねがけしてやっとですよ!?) ハギヨシ(それだけ異性に飢えていたのか、単純に感情が表に出やすいのか判断に困りますねぇ) 京太郎「泣かないでください。可愛い顔が勿体ないですよ?これ、どうぞ」ハンカチ 豊音「ありがとうー!褒められて嬉しいよ!」ズビーズビー 京太郎(……) ハギヨシ(……後者ですね) 豊音「そういえば自己紹介がまだだったね!私は姉帯豊音です!宮守女子の3年生です!」ハンカチカエシ 京太郎「俺は須賀京太郎です。長野から旅行で来ました。こちらは友人の萩原さんです」 ハギヨシ「どうもよろしくお願いします」 豊音「よろしくお願いします!私のことは豊音でいいよー。姉帯じゃ呼びにくいからね」 京太郎「分かりました豊音さん。あのぉ……実は宮守女子まで案内してもらわなくても大丈夫そうです」 豊音「え……なんで……やっぱり私といるの嫌だった……?」ウルウル 京太郎「いえ!違いますよ!実は俺、豊音さんのファンなんです!インターハイでの打ち筋を見て好きになったんです!」 ハギヨシ(呼吸のように嘘をつきますね) 豊音「え……えぇ!?わ、私のファン?そ、それに好きって……///」 京太郎「勿論ファンとしての好き、ですが。さすがに初対面の人に告白するほど軟派じゃあないですよ」 ハギヨシ(やはり、落とすのですか?ここで決めてしまっていいのですか?) 京太郎(いいです。あの仕草を見て恋に落ちない人なんていませんよ) 京太郎(守ってあげたくなります。正直、既に彼氏がいると思っていたのですが……ここが田舎で良かった) ハギヨシ(一目惚れですか?遠距離恋愛は苦労しますよ?) 京太郎(その為の素敵滅法です) ハギヨシ(成る程。では私は背景になっていますので後はお若い2人で……)スゥ… 豊音「そ、そうだよね!告白なんてされたことないから勘違いしちゃった…」シュン 京太郎「いえいえ、豊音さんほど素敵な女性だったら即プロポーズしてもイイぐらいですよ」 京太郎「むしろ今まで告白されたことないのが驚きです!」 豊音「…………私、山奥の村から来たから……友達が出来たのも最近なんだー……」 京太郎「それなら!もっと攻めて行きましょう!豊音さんならきっと出来ますって!」 豊音「そ、そんなこと分かってるよー!でも、こんな身長じゃ誰も近づいてくれないし……」 豊音「京太郎君達にだって話しかけるのに凄い緊張したんだよ?逃げられるんじゃないかーって」 京太郎「でも俺達は逃げませんでしたよ 京太郎「豊音さんは身長に似合わず可愛いんですからもっとアピールすればきっと皆から近づいてくれるようになりますよ!」 豊音「ほんとー?」 京太郎「はい!」 豊音「友達になってくださいって言ったら必ず友達できる?」 京太郎「はい!絶対できます」 豊音「身長怖がられない?」 京太郎「は、はい!」 豊音「サイン下さいって言ったら貰える?」 京太郎「はい!断る人はいないと思います!」 豊音「麻雀で勝てるようになる?」 京太郎「はい!少なくとも俺よりは強いです!」 豊音「好きって言ったらオッケーしてもらえる?」 京太郎「はい!絶対断る人はいないと思います!」 豊音「そこまで自信を持って言われると何だか勇気が湧いてくるよー!」 京太郎「それは何よりです。可愛いんですから自信を持って!誰も怖がりませんから!……多分」 豊音「今更それはないよー……」グスン 京太郎「じ、冗談ですから!泣かないで!ハンカチ!」 豊音「ありがとー。やっぱり怖がられるのは嫌だよー」ズビーズビーチーン 京太郎「俺だって地毛なのに金髪に染めてるって怖がられますよ?堂々としていればいいんです!」 豊音「私が堂々としてたら誰も近づかないよー…」グスンズビーチーン 京太郎「だ、大丈夫ですよ。少なくとも宮守の友達の皆さんは近づいてくれますよ。あと、俺も」 豊音「そう言ってくれると嬉しいよー!宮守の人以外だと皆余所余所しくて仲間外れにされてるみたいで…」 京太郎「自分で予防線張ってたら相手が仲良くしようとしても仲良くなれませんよ?」 豊音「そ、そうなの?だから永水の人達と海水浴行った時に……」ブツブツ 京太郎「だから安心して俺と仲良くしてくれてもいいんですよ!」 豊音「そ、そうだね!折角知り合ったんだから末長くお付き合いしたいな!」 京太郎(言葉が思わせぶり過ぎる……やっぱ脈有りか?) 京太郎(いやしかし、ただの友達感覚……かもしれない。プロポーズ成功するか?いやまて、初対面だぞ。普通無理だ) 豊音「じっとしてどうしたのー?もしかして具合悪いの!?」ガシッ 京太郎「いえ!違いますよ!だから離してください!」 豊音「あっ……ごめんね…私みたいなのに触られるの嫌だよね……」 京太郎「だから!そう!卑屈に!ならないで!ください!」 豊音「ひっ!……ご、ごめんなさい……うぅ…ぅ…………グスッ………うえーん!!!」オンナノコスワリ 京太郎「あぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!泣かせるつもりはなかったんです!」 京太郎「土下座でも何でもしますから!!泣き止んでください!!」 豊音「ぅ………グス…え、えっとね。これからも……こうやって…話したりしてくれたら……うぅ………嬉しいかなー……って」 京太郎「勿論です!呼ばれればいつでも何処でもこの須賀京太郎駆けつけますよ!」 京太郎「実は長野から岩手まで1秒かかってないんです!」 豊音「あはは、嘘はいけないよー?でも嬉しいな。今日は嬉しいって何回も言ってるね。こんな日は初めてかもー!」 京太郎「豊音さんと会えて俺も嬉しいですよ。あ、メルアド交換しませんか?これならいつでも話せますし」 豊音「ほんとー?やったー!これで6人目だよー!初めての男の子だよー!」 京太郎「…………お、おめでとうございます」 豊音「話してる間に夕方になっちゃったねー」 京太郎「楽しい時間はあっという間ですね。今日は本当に楽しかったです」 豊音「うんうん!私はいっぱい勇気を貰ったよ!有難うね京太郎君。これは……お礼だよっ」ダキッ 京太郎「!?!?な、ナニシテルンデスカ」 豊音「テレビでね、男の子にお礼をする時はこうすると喜ぶってやってんだよー?ね?嬉しい?」 京太郎(胸がちょうど顔に……イイッ) 京太郎「えっと……嬉しいのは確かなんですが……俺以外の男にはこれやらないでください。気があるって思われますよ」 豊音「……知ってるよ。テレビでも好きな男の人にやると喜ばれるって話だったんだから」 京太郎「え?それって……」 豊音「私が告白したら絶対断る人いないって言ったよねー?」 京太郎「は、はい!」 豊音「好きです!付き合ってください!!」 京太郎「はい!!末長くよろしくお願いします!!」 豊音「う……うぅ……嬉しいよー!でも……私重いよ?身長大きいよ?怖いよ?病んじゃうよ?それでもいいの?」 京太郎「もちろんばっちこいですよ!」 京太郎「豊音さんみたいな可愛いくて美人な人と付き合えるなら手錠でも監禁でもなんでもオッケーです!」 豊音「そこまではしないよー……でも、ありがとね」 京太郎「どういたしまして」 豊音「じゃあ私の家行こっか!歓迎してあげるっ!」 京太郎「喜んで!」 完
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692 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 00 02 00.46 ID g1NOVr9xO [1/5] | / } / | }i ゚。 ト _ _ ` …‐- _ _ ト .,_  ̄ `ヽ/ / ハ | ゚。 / ..|―/― / / \ | // ! | _,. .| ゚。 / -| / /__/ィ′ \ | //,.斗|'"´ j | ∧. /. -‐…| / |/ | . イ¨んィi ≧=ュ、 !ハ //´ j八 ハ !--== 、 ´ ̄ ∨ { | ./ { | . {lilノ . /∧ j′| /斗 f斤「㍉} / || { ∨{ ∧ } / 乂 jソ │ / んィilノ / /.| / .. .リ 、 , ∨ ハ ″ `¨¨´ |/ { ソ / . | / ハ .i| \ 〉 \__ `¨¨´ / .. . |/ | Ⅵ \ /ニリ / ヽ . . ' ' ' . 、 /⌒ , .l リ \ /ニニr}/ \ . ' ' ' . /\ ∨ .′ ィニニニ∧ 、 `ー-- .,,__ /.| ヽ ∨ / /二ニニニニ∧ \ >=} } } ∧ 乂/. /ニニニニニニ=∧ 丶 <二二// ∧. /二二二ニニニニニ∧ / > -- <二二二二// \/ニニニニニニニニニニ∧ / }ニニニニニニ// | <二二ニニニニニニニニ∧__ / |二二二ニニ// / |ニ> <ニニニニニニニニ∧ ` /|ニニニニ/イ / \ セーラ「京太郎ー!」ダキッ 俺に飛びかかるセーラさんはもう千里山では見慣れた光景らしい、ちなみに糞痛い。 京太郎「ゴフッ」 セーラ「あ……強くし過ぎたわ」 京太郎「それ……いつもの事ですよ」ゲホッゲホ セーラ「あはは」 セーラ 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 695 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 00 25 59.91 ID g1NOVr9xO [2/5] セーラ 好感度max 京太郎「痛かったです」 セーラ「入学祝いや、嬉しいやろ?」 京太郎「やめてください」 セーラ「うぅ……京太郎が冷たくなった」 京太郎「怒りますよ?」 --- 京太郎「よしっ……!」 京太郎「失礼します!」ガララッ 竜華「セーラから話は聞いとるで~」 . / . | ヽ .. / . / /| V . .′ / / | V | , ′| / | | | | | \ / \ | | | | | 八 |_ \{\ \ | | |.八 Λf笊心、 イ笊心rァ | ハ| |. \{\ . Vり V/タ j/ ヽ | | ハ , ,,. / | | r-イ | | \ マ ノ / | | | | >.. イ | | | | | |三三=千 /=| | | r| |三ニニ/ | /三| |=\ | /| | ムニニ| /ニ三| |ニニ 、|. / V /三三ニ|――- /=ニニ/ /ニ三三 / / /三三ニニ| /==ニ/ /三三/ |. / / /三三ニニ| /ニ三/ /=三/ / | 竜華「さぁ打つで~」 京太郎「……」 あっさり過ぎる……! なんだこの学校。 竜華 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 698 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 00 35 45.77 ID g1NOVr9xO [3/5] 竜華 19 浩子「あんたが須賀京太郎か」 京太郎「あ……」 浩子「話は聞いとるで、よろしく」 京太郎「はい、よろしくお願いします」 浩子「うん、よろしく」 京太郎「はい!」 | . . .| . . . . . . . . . .| | l八{\ . . . . / ___ ∨ . . . . . . \ . . . . . . . . . . | | . . .l . | . . . . . . . .lノ } \_  ̄ ̄ ̄ ∨ . 、 . . . . .| . . . . . . . . . . | | . . .l . | . . . .. .//_' ´ ̄ ∨ . \ . . | . . . . . . . . . . | | . . .l l l\// ´ =芋 苧苧芋= ∨ . . . ┴ 、 . . . . . . . | | . . .l从  ̄ /〉 .| ( ) | } ∨ / ∨ . . . . / 八. . . . . . /..ベ 乂 ノ / }/ | . . . . / \ . . . . =彳 ( ハ. .==、 ¨¨´ / 八 . / \∧ 乂 } } .ー―― / . . ./ {\ . ¨¨´ノ ' )`ヽ 〈___/ . . . ′ \ .__ //ノ /「 . . . . . . . .| / ´ .イ . | . . . . . . . . | | __ -‐ , | .| . . . . . . . . | | . 、 `¨´ / .| .| . . . . . . . . 乂__ノ . / | .| . . . . . . . . . . . . . . . . . 个 ... / | . 乂 . . . . . . . . . . . . . . . 0~30 小 31~60 中 61~99 大 702 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 10 45.38 ID g1NOVr9xO [4/5] 浩子 63 泉「私の方が目立って悪いな、えっと……」 京太郎「須賀京太郎です」 泉「おお、思い出した」 泉「私は二条泉、よろしゅう」 京太郎「おう、よろしくな」 泉「がんがん打とうな」 京太郎「俺、全部負けるぜ?」 泉「知ってたわ」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 704 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 20 24.06 ID g1NOVr9xO [5/5] 泉 46 怜「ん?」グテー / . / . . . . │∨ . . ‘。 . . . ゚, } ゚ . / . . . . . | Vト . . ‘。 . . . .゚, __,ノ , { | . 〃 . . . . j. . ゚ } い . . ‘。 . . . 。 . ´ ̄{ |{ . .| . /{ . . . . 〃 ' --| |‐∨…{ . 。 . . .i. . , | ゝ.__| . | |,.斗- . // / | | } . 八 . i . . .| . ′ |/ . .| . .匕゚。 . .// / jイ |/ }ハ| . . .| . . { | | . ト .| い ./ /ィ゚ ,ィ==≠=ミ 、| . . .| . . 八 | l . ∧ リ 斗-==ミ {_)゚ i i i i i | / . . . .|ヽ . , | 乂\ハ /{_)゚ i i i i i| ∨ゝイノ .| . . .| } . i トヘ | | . .ヽい ∨ゝイ ノ `¨¨´ 1.. . . | /.. . | | }i | |i . . ∧ `¨ ¨´ ' ' ' ゚ | . . .|′ . .| | }| | |{ . . ∧゚ ' ' ' ′ } |j . .. , . . . ..j│ }! | |o . . .∧ し ゚| . ./ . | . /./ / | | ゚ . . . ∧ r‐ュ イ j. . イ /} /jイ | l ゚ . . . \ ´ / //∨イ// l{ V . . .ト . > 。.. __ ィ __,,,... -=ニニニニ=- 乂 \ ト } 乂 . .{\ {∨ _}/ニニニニニニニニニニ\ ヾ{ リ `ー /二ニニニニニニニニニニニニ\ 京太郎「……」 あからさまに見られてる…… こと人がエース…… 絡み辛い。 怜「……」ジロジロ 京太郎「……」 怜「眠い……」ムニャムニャ 怜「竜華~膝枕~」 竜華「しゃあないなぁ……」 怜「よろしくな、京太郎」 京太郎「は、はい!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 707 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 35 49.03 ID hyzwYip6O 怜 37 雅枝「ほれ、新入部員ははよ打てや」 京太郎「は、はいぃぃ!!」 オーラ凄え……これが監督…… 雅枝「私が直々に教えたるわ」 泉「え?」 怜「え?」 京太郎「え?」 セーラ「おかしいやろ」 浩子「え?」 竜華「え?」 雅枝 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 710 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 41 22.07 ID qAydyza2O 雅枝 97 行動フェイズ 夕方 京太郎「やっぱりキャラが濃い部活だった」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 715 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 01 57 32.48 ID cLLOT2YFO [1/8] 京太郎「よし、麻雀の勉強をするか……」 雅枝「なんや、まだ残ってたんかい」 京太郎「はい、少しでも強くなろうと思って」 雅枝「ええ根性や、よし……教えたる」 「ーー!」 0~15 怜 16~30 泉 31~45 浩子 46~70 セーラ 71~99 竜華 719 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 02 09 25.95 ID cLLOT2YFO [2/8] セーラ「なんや、そんなに俺に教えられたかったんか」 京太郎「え?」 セーラ「そこまで言うなら教えたるわ」 雅枝「丁度三麻出来るな」 京太郎「そ、そんな」 雅枝「手加減なしや」 セーラ「全力やで」ニコッ 私の物に……手出さない方がええで、監督。 雅枝「うるさいわ、アホ」ボソッ 安価下1 セーラ 安価下2 雅枝 0~30 小 31~60 中 61~99 大 725 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 02 16 36.37 ID cLLOT2YFO [3/8] セーラ 好感度max 依存度 110 雅枝 好感度max 依存度127 雅枝「そこ、甘い」 京太郎「あ、はい」 雅枝「そこ、普通捨てたらあかんやろ」 京太郎「うっ……」 雅枝「何やっとんや、役覚えとらんのか?」 --- 雅枝「お疲れさん」ポンポン 京太郎「……」ボロッ セーラ「……簡単に頭撫でおってからに」ボソッ 京太郎「?」 セーラ「帰るで京太郎!」 京太郎「は、はい」 雅枝「美味しそう……や」ペロッ --- 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 731 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 03 04 05.97 ID cLLOT2YFO [4/8] 京太郎「よし、バイトするぜ!」 土方「おらおらおらぁぁぁ!!!」 京太郎「ごめんなさいいいぃ!」 土方「どうして謝るんだよ?」 京太郎「ごめんなさい!!!」 --- 土方「ほら給料」 京太郎「ごめんなさい!」 --- 京太郎「電話するか」 安価下4 自由安価 前週キャラあり 736 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 03 45 09.04 ID kXL4gvF7O [1/2] トクンッ 因果の渦から……解き放たれる。 一人の獣。 あの時から彼女は血を欲して、人としての自分を狂わせていた。 智葉「ーー京太郎」 京太郎「え?」 智葉「お前からかけてくれるなんて、最高だ」 智葉「必ず迎えに行く」 智葉「必ず、まとわりつく虫は追い払ってやる」 0~30 通報 31~60 電話を切る 61~99 電話はまだ続く 739 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 03 49 39.26 ID kXL4gvF7O [2/2] 京太郎「……」プツッ 京太郎「あ、もしもし?」 京太郎「はい……ストーカーが……はい」 京太郎「よろしくお願いします」 京太郎「よし、電話するか」 自由安価 前週キャラあり 安価下4 744 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 04 52 00.55 ID 5wbGxbfGO [1/5] 竜華 29 竜華「ん?なんや?」 京太郎「また、麻雀教えてもらって大丈夫ですか?」 竜華「おやすい御用や、これからも沢山教えたるさかい」 京太郎「流暢な関西弁ですね」 竜華「うち、馬鹿にされた?」 京太郎「いえいえ、褒めてます」 竜華「それなら良かった」 --- 京太郎「誰かに電話するか」 安価下3 自由安価 前週キャラあり 748 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 03 24.11 ID 5wbGxbfGO [2/5] モモ「……♡」 モモ「ふふっ……」 京太郎「もしもし?」 モモ「今、どこっすか?」 モモ「きょーさん」 モモ「きょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさんきょーさん」 京太郎「なんだあんた……」 モモ「早く教えるっす」 0~30 通報 31~60 電話ん切る 61~99 家を教えるっす 753 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 12 27.92 ID 5wbGxbfGO [3/5] 京太郎「えっえーっと……」 京太郎「本当に教えていいのか?」ボソッ モモ「早く教えるっす」 京太郎「……」 0~50 教えない 51~99 教える 755 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 16 32.18 ID 5wbGxbfGO [4/5] 京太郎「……」 教える訳ねーだろ!!! 馬鹿か!! モモ「じゃあ……自分で探す事にするっすよ」 京太郎「マジで……?」 モモ「運命的な再会……素敵っす」 0~30 電話を切る 31~60 話を聞く 757 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 05 19 47.01 ID 5wbGxbfGO [5/5] プツッ 京太郎「携帯って怖い」 京太郎「おやすみ」 一日が終わりました。 --- 京太郎「良く寝た」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 762 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 14 59 51.52 ID n4RE17QaO [1/3] 範囲間違えてた……めげるわ 京太郎「よし、学校行くか」 --- 通学路 京太郎「んー気持ちのいい朝だ」テクテク 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 764 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 02 42.26 ID n4RE17QaO [2/3] 浩子「おお、京太郎か」 京太郎「あ、浩子さん」 浩子「折角や、一緒に学校行こか」 京太郎「はい!」 浩子「ついでに麻雀教えたるさかい」 京太郎「は、はい!」 変な人だなぁ。 0~30 小 31~60 中 61~99 大 766 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 10 32.60 ID n4RE17QaO [3/3] 浩子 83 京太郎「放課後か……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 772 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 22 16.18 ID oKOZQA+uO [2/2] ガララッ 浩子「お、こんな所におったんか」 浩子「ほれ、麻雀やるで」 浩子「教えたる」 京太郎「なかなかスパルタですね」 浩子「……」クスッ 浩子「当然やろ?」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 775 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 28 13.29 ID G9Kk23eTO 浩子 93 行動フェイズ 夕方 京太郎「ほいほい」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 780 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 50 01.97 ID cLLOT2YFO [5/8] 京太郎「LINEでもするか」 京太郎「誰にLINEしようかな」 自由安価 安価下3 784 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 15 59 54.09 ID cLLOT2YFO [6/8] セーラ なんや 京太郎 久しぶりにLINEしようかと思って セーラ「構ってちゃんやん」ジタバタ セーラ「ふふっ……」 セーラ ええで、相手したるわ 京太郎 ありがとうございます セーラ そやな、代わりに今度付き合えや 京太郎 え? セーラ「~~///」ジタバタジタバタ --- 京太郎「なんて会話を振ろうかな」 安価下3 自由安価 788 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 16 31 18.70 ID cLLOT2YFO [7/8] セーラ 好感度max 依存度120 京太郎 大きな役を上がれたらやっぱり爽快ですか? セーラ 当然やろ!あれ程スカッとする時は無いで! 京太郎 やっぱりツキがあるんですね セーラ まぁまぁやな、まぁまぁ セーラ 時と場合によるで セーラ それが普通やけどな 京太郎 セーラさんの場合ツキにツキまくりじゃないですか セーラ まぁそうやな、恐れ入ったか 京太郎 ははー --- 行動フェイズ 夜 京太郎「もう夜か」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 793 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 16 40 26.69 ID cLLOT2YFO [8/8] 0~30 お好きなプロ 31~60 お好きな千里山 61~99 憩ちゃん 798 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 17 43 14.22 ID kHwyZ+pjO [1/2] 憩「それじゃあ打とうか~」 京太郎「はい」 憩「緊張しとるやろ?」 京太郎「……別に」 京太郎「緊張はしていませんよ」 怖いけどな……全国二位の荒川憩が居るなんて考慮してねーよ!! --- 憩「ロン」 京太郎「」 --- 憩「ロン」 京太郎「」 ーーー 憩「ロン」 京太郎「もうやめて!」 憩「あはは~弱いな~」 憩「教えたるからこっちおいで~」 京太郎「はい……」グヌヌ 憩 好感度 判定 安価下 801 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 17 48 10.81 ID kHwyZ+pjO [2/2] 憩「ん、上手くなった」 憩「やるやないですか~」 京太郎「あはは……それほどでも」 憩「あ、元気になった」 京太郎「えへへ」 憩「ほんなら次はこの筋やけど……」 京太郎「はい!」 憩(頑張る男の子って、最高やわ……) 憩 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 804 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/21(土) 17 51 29.37 ID oNGW/MyGO [1/2] 憩 58 京太郎の部屋 京太郎「ん、電話だ」 prrrrrrr 809 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 00 27 22.05 ID GsXiLQZaO [1/2] 怜 47 怜「今日部活来てなかったけど、どうしたん?」 京太郎「雀荘行ってました」 その前に浩子さんに教えられてたけどな…… 怜「雀荘行ってたんか~」 怜「どうや?進歩した?」 京太郎「ま、まぁまぁシゴかれました」 怜「部活より?」 京太郎「同じぐらい……」 怜「御愁傷様」アハハ 京太郎「あ、相手が相手だったから」 京太郎「結構……」 怜「京太郎の事やからそんな事かと思っとったわ」 怜「私よりは伸び代あるで~おやすみ」 京太郎「……?」 私よりは……? 怜さんはエースなのに……どういう事だ? 怜「ま、頑張ってな~」 プツッ 一日が終わりました 811 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 00 30 09.98 ID GsXiLQZaO [2/2] 京太郎「あ~力が湧いてきた」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 816 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 00 35 35.02 ID vTdCFvNwO 京太郎「学校に行くか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 820 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 08 35.20 ID dwW3zh5xO [1/17] 浩子「おはようさん」 京太郎「あ、おはようございます」 浩子「どうや?上達したか?」 京太郎「まぁ実際の麻雀でもネトマ並みには打てるようになってきた……かも」 浩子「そうか、男子は一人だけやからな頑張りや」 京太郎「はい!」 浩子「私の理論を……男子でも」ボソッ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 823 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 17 27.70 ID dwW3zh5xO [2/17] 浩子 好感度max 依存度103 京太郎「放課後だ……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 826 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 29 54.11 ID dwW3zh5xO [3/17] 京太郎「よし、部活に行くか」 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 安価下1 安価下2 二人選択 830 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 01 40 06.88 ID ew7loLbYO 浩子 好感度max 依存度1?? 浩子「皆が来る前に……」コソッ 京太郎「浩子さん」 浩子「京太郎、私の事は好きか?」 京太郎「え……?」 1.好きです 2.いや、別に 3.自由安価 安価下7 838 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 02 38 47.96 ID sGR8IDrhO [1/18] 愛宕の血は何かを持っている 浩子 依存度 2 0 3 京太郎「いや、別に好きでは無いですね」 浩子「……」 怜「ん?」 京太郎「あ、怜さん」 怜「はよ部活行こ」 浩子「ああ、そうやな」 京太郎「はい!」 なんだったんだろう? 怜 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 841 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 02 45 40.31 ID sGR8IDrhO [2/18] 怜 57 行動フェイズ 夕方 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 846 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 02 59 33.48 ID sGR8IDrhO [3/18] 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 850 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 03 10 15.02 ID sGR8IDrhO [5/18] 竜華「お、京太郎」 京太郎「あ、竜華さん」 竜華「きょうもお疲れさん」 京太郎「竜華さんもお疲れさまです」 竜華「ところでどうしたんや?」 京太郎「竜華さんこそ」 竜華「私はちょっとショッピングや」 京太郎「俺はウロウロしてました」アハハ 竜華「そか、なら付き合ってーな」 京太郎「え」 --- 竜華「荷物持ちありがとさん」 京太郎「それぐらいお安い御用ですよ!」 竜華「そか、なら行こか」 京太郎「え?まだ?」 竜華「まだまだ買うで?」キョトン 京太郎「は……はい」 竜華「~♪」 竜華(うちの胸……ジロジロ見てるやろあいつ///) 0~30 小 31~60 中 61~99 大 853 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 03 29 07.67 ID sGR8IDrhO [6/18] 竜華 59 行動フェイズ 夜 京太郎「流石に腕が痛い」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 859 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 16 19.28 ID sGR8IDrhO [7/18] 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 861 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 19 29.50 ID sGR8IDrhO [8/18] 0~50 浩子 51~60 怜 61~70 泉 71~80 セーラ 81~99 竜華 863 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 26 28.99 ID sGR8IDrhO [9/18] 浩子「おっさしぶり~」 京太郎「あ、浩子さん」ギョッ 浩子「なにしとったんや?」 俺の顔を凝視する……眼鏡の奥の瞳は何を考えているかも分からない。 浩子「私との練習は?」 無表情ーー 浩子「誰と居たんや?」 淡白。 京太郎「竜華さん……と」 本当の事をありのままに教える……本当のことを教えなければどうなるか、それを俺は純粋に恐れていた。 浩子「どうして?」 まだ問い詰める。 京太郎「え、たまたま」 浩子「たまたまじゃない可能性もあるんや」 データに乗っ取るこの人がそんな事を言う。 浩子さんらしくない、浩子さんじゃないみたいだ。 京太郎「え?」 浩子「自分、気を付けた方がええで」 警告、深い……厳しい。 浩子「どこにおったんや?」 京太郎「この街をウロウロしていました」 浩子「そうか、それなら次からは簡単に会えるな」 京太郎「え……?」 浩子「練習や、練習……四六時中……練習やで」ニコッ 何かに、締められる音がした。 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 865 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 28 25.25 ID sGR8IDrhO [10/18] 浩子 233 prrrrrrr 京太郎「あ、でんわだ」 自由安価 安価下2 868 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 46 13.48 ID sGR8IDrhO [11/18] セーラ 130 京太郎「あ、セーラさん」 セーラ「元気か京太郎」 京太郎「ま、それなりに」 セーラ「最近、浩子がお前に付きっ切りみたいで怖いねん」 京太郎「そうですね……確かに最近は酷いです」 セーラ「なんか嫌な事されたら俺に言えや、助けたる」 京太郎「あはは、頼りにしています」 セーラ「おうっ」 一日が終わりました 869 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 04 48 39.65 ID sGR8IDrhO [12/18] 京太郎「腕が痛い……」 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 875 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 05 10 38.94 ID sGR8IDrhO [14/18] 浩子「おはよう」 京太郎「……」 京太郎「ここ、俺の部屋ですよ」 浩子「細かい事は気にしない方がええでー」 おかしいなぁ……家は鍵を閉めているのにどうやって入ったのかは分からないけど、この人には常識は通用しないらしい。 浩子さんは眼鏡をクイッとさせて、俺の事をジロジロと味見をするように見てきた。 浩子「中々ーーいい体しとるやん」 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 878 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 05 21 21.25 ID sGR8IDrhO [15/18] 浩子263 京太郎「放課後だ……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 883 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 06 08 12.26 ID sGR8IDrhO [17/18] 怜「お、まだ残っとったんか」 京太郎「あ、怜さん」 怜「元気か~?」 京太郎「怜さん……部活は?」 怜「少し、休みたいんや」 怜「そや、なぁ膝枕してぇな」 京太郎「え?」 --- 怜「……」スヤスヤ 京太郎「これ、良いのか?」 京太郎「足が痺れる……」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 885 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 06 15 09.73 ID sGR8IDrhO [18/18] 怜 77 ここまで展開が停滞すると怜ルートを解禁したくなってしまう 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 891 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 16 46 55.72 ID YZiHrSUkO 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 897 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 18 56 15.68 ID gOTHdtw9O [1/2] 浩子「ほれ、何やっとんのや」 京太郎「……!」 嘘……だろ? 浩子「お前が何処に居るかなんて、簡単に分かるんやで?」 浩子「ほら、麻雀打つで」 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 900 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 19 00 00.02 ID gOTHdtw9O [2/2] 浩子 依存度max もう……無理かな? 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 906 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 25 57.40 ID LFN1C0qHO [1/10] 京太郎「雀荘に行くか」 0~30 お好きなプロ 31~60 お好きな千里山 61~99 憩ちゃん 914 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 34 50.75 ID LFN1C0qHO [4/10] 咏 71 咏「なにやってんの?」 京太郎「あ、え、え?」 咏「暇なら打つよ、知らねーけど」 --- 京太郎「」 --- 咏「それ、ロン」 --- 京太郎「強すぎる……」 咏「ふーん」 --- 咏「お疲れさん」ツヤツヤ 京太郎「」 咏「これからも教えてあげるよ、ほら連絡先」 京太郎「あ、ありがとう……ございます」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 917 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 40 48.65 ID LFN1C0qHO [5/10] 咏 91 prrrr 京太郎「ん?誰だ」 自由安価下3 922 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 46 41.91 ID LFN1C0qHO [6/10] 憩 68 憩「こんばんは~元気~?」 京太郎「あ、憩さん!」 京太郎「今度また教えてくださいよ!」 憩「お安い御用ですよ~」 憩「じゃあまた今度ね~」 京太郎「はい!」 一日が終わりました 923 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 21 47 34.00 ID LFN1C0qHO [7/10] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 927 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 06 58.78 ID LFN1C0qHO [8/10] 京太郎「サボるか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 932 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 10 39.39 ID LFN1C0qHO [9/10] 京太郎「街をウロウロするか」 0~30 憩ちゃん 31~60 監督 61~99 千里山 935 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 16 30.14 ID LFN1C0qHO [10/10] 憩「おはよ~」 京太郎「あ、憩さん」 憩「学校はどうしたん?」 京太郎「ちょっと休憩です」 憩「休憩?」 憩「どうして?」 京太郎「要するにサボり……です」 憩「うちと一緒やな~ええな~サボるってたまにはやりたくなるもんなー」 憩「一緒に遊ぶ~?」 憩好感度上昇安価下 1.遊ぶ 2.断る 3.自由安価 安価下3 940 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 22 56.94 ID dwW3zh5xO [4/17] 憩好感度max 憩「あ……その前に聞いて欲しい事があるんやけど……大丈夫?」 京太郎「はい、なんでしょう?」 憩「うち……京太郎の事が好きなん」 憩「つ、つ、付き合ってくだしゃい!」 憩「噛んでもうた……///」 1. 勿論 2.断る 安価下9 多数決 948 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 30 01.56 ID dwW3zh5xO [5/17] / / / / \ \ / / / // / ./ | | ゚ . / / / . / / ./ ./ . Ⅳ . . .| ゚ . . ′/ // _/__,/ _ / ./ . | ゚ . .| ゚ .. | /.| . /7´/ _」 / . /┼ ┼ ゚ .l | |. |// l /| | ./ ∧ ,」 . . | ゚ .\ .リ | |. |/ | ./ . | l/ l/ ‘ .| 八 | | / l | | / | / | | ___--、 ‘ .| ‘ | | /} / リリ . .| / 从{ |ァ´ ̄ ̄`ヾ \{ __-‘__, |// / / / | | / | ´ ̄ ̄`ヾ/イ / / | | __彡 / | 〃〃 ′ | /Χ | | `ー------=彡ク | _ 〃〃 |/´ ̄`∨ ∨ / .人 |  ̄`ヽ. / l \ / / / \ / 、__彡イ ト、 .\ /_ _ _ _ 彡 //l \ `ー‐ _. . ≦ | .从 八 --- ` l/ ./`ト . _ _ -‐ | _ _ _ /| / \ \ 八 ./ | .∧ Τ {_ノ∧ l/ ` \ ∨ j/ /´ | __ -‐ \  ̄ ̄ __/ /lノr‐ \ --‐ / /~⌒l / \ / { / ∧ \ / \ 憩「うちは幸せ者や~☆」スリスリ 憩「京太郎~」スリスリ 京太郎「あはは……じゃあ何処に行きますか?」 1.荒川病院 2.レストラン 3.自由安価 安価下3 953 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 37 31.96 ID dwW3zh5xO [6/17] レストラン 憩「今日はうちがだすよ~」 京太郎「俺が全部出しますよ!」 憩「えぇ…出させてや~」 京太郎「嫌です!」 憩「……♡」 憩「優しいんやな」チュッ 京太郎「ーー!!」 憩「あ、ついキスしてもうた」 京太郎「ふにゃふにゃ」 954 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 38 09.28 ID dwW3zh5xO [7/17] 行動フェイズ 夕方 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 960 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 47 59.06 ID dwW3zh5xO [8/17] 京太郎「バイトするか」 --- 土方「ほれ、がんばれ」 京太郎「はい!」 --- 土方「まあまあだな」 京太郎「はい!」 --- 行動フェイズ 夜 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 965 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 53 52.82 ID dwW3zh5xO [9/17] ゾロ目ボーナス! 憩「なあなぁ……うちに来ない?」 京太郎「憩さんの家ですか?」 憩「病院やけどな、部屋開けとくな~」 京太郎「はい、向かいますね」 --- 浩子「なんや……この、圧倒的にうまくいっていない感覚」 --- 京太郎「よし、憩さんの病院に向かうか」 0~70 憩ちゃんと合流 71~99 浩子ぉ! 968 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 22 57 22.78 ID dwW3zh5xO [10/17] 京太郎「浩子……さん?」 浩子「麻雀の練習、するで」 浩子さんは大きな大きなボストンバッグを持っていた。 不味い。 本能的に危ない匂いがする。 0~60 憩ちゃんと合流 61~99 愛宕家へ 977 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 23 05 19.04 ID dwW3zh5xO [13/17] __ / ヽ、 , . '  ̄  ̄ ` 丶、 | i / `ヽ、 \ 〉 | / ' `ヽ \-._\| // lヽ、 ヽ、 、 ',ヽ 丶_ ゙>.、 /,'/ / ! .l .X∧ヽ i ハi ゙', l ;`iヽ、丶 / / / | i !| ', レ' ヽリ ∨! 〉 .}`〉!丿 | ヽ. ゙、 i / / ! l .l iハ '\ xヤ叭カ 〉 k┤ ´ ヽ /!. 〉. 〉 / { /l i .-什ー \ .〉 弋 _ソ /イ Y´丶 ! / / / / /.! i ! i i xヤ叭 `゙ ´ l i. ,!リ./ ./ _ / / ヽ !ヽ i', ` 弋ソ l レ,'.;/ ´ /´冫\/ /. \'マヘヽ. ` - | ト'. 〈 _ ヘ、\゙/ / ( { ! 〉. く l /|!{iヽ!. /´ 〉 .! / /.i ! _./ヽ 、l ! ヽ、 ` - ′ / }!ヽ , -─ ‐ 、 〈 ,弋!丶.v` / .! _ -彡 ` ゙ -! _ ≧‐ _ .イ /|! /./ \ i. ヽ 〉 ≦彡 ´ , -! { / }- ´ .' / ′ \ ヽ )イ/ / l .! .//.マヽ / .l ! l \ ヽ ′く / / i ! _ -/イ / 冫__./ .l i .! ! \ ', ヽ /; / , -ヽ ´ ' _.十_' ´ i l!/ ! ∧ V .;' / / , '` /´.入. \ |、´. |. / 冫 ∨i i / / / ./ l.∧ ! ヽ、 _. -. { / i 弋 { / ./ ヽ_イ /.|! ヽ _./ × γ. l { ヤ 丶 匕 、 / |i. / li l 丶 ./ l ! l. ゙.冫` 〉 .i |! / .|i / ! /\ ヘ ヽ ヽ ゙丶_i ゙ | 丶 / .∨_ _冫、 ヽ 入二| ! ゙ / \ \ ./ !. i | 洋榎「久しぶりやな、京太郎」 京太郎「……!」 浩子「洋榎……うちにも」 洋榎「なんのことや?」 浩子「っつ!」 洋榎「京太郎はうちだけの物やで?」 絹恵「???」 浩子「は、話が……」 洋榎「浩子にも……絹にも……荒川憩にも絶対渡さへんで」 0~50 こっそりと脱出 51~99 憩の所、ICOCA(ニッコリ) 979 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 23 07 57.08 ID dwW3zh5xO [14/17] 京太郎「つきあってられない」コッソリ --- 京太郎「よし、追ってこないかな?」 0~70 憩ちゃんと合流 71~99 「なんや、連れない男になったな~」 985 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/22(日) 23 12 50.91 ID dwW3zh5xO [15/17] 鎖に囚われた感覚。 洋榎「浩子は大人しくうちにゆずってくれたわ」 洋榎「泣きながらブツブツ言っとったけど可愛い奴やったわ」 京太郎「~~っ!」 洋榎「ん?どや?」ツツーッ 京太郎「!」ビクビクッ 洋榎「京太郎が喜ぶ所、うちが一番知っとるんやで?」 洋榎「次は何に挑戦する……?」クスクス 0~60 脱出 61~99 憩の所、ICOCA
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2301.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363393348/ ――3月某日・須賀家―― 京太郎「もうすぐホワイトデーか……」 京太郎(咲達にはクッキー辺りでも渡すとして優希にはどうすっかなあ……) 京太郎「バレンタインの時はあいつから貰ったポッキーでポッキーゲームして、その後俺が渡すはずだったチョコで……」 ――…… 優希『あっ、み、耳噛んじゃ、や……』 優希『はぷっ、ちゅっ……』 優希『はっ…ぁ…ひょうたろー……』 優希『……最後は、いやじゃなかったじょ』 ――…… 京太郎「……」 京太郎「今思うと俺、よくあの時あのままあいつを襲わなかったな」 京太郎「とにかく、ホワイトデーは暴走しないように注意しよう……師匠の言葉を借りるなら男は紳士であれってな」 カピ「キュー」スリスリ 京太郎「おっ、お前もそう思うかカピ。 よしよし、今度は頑張るから応援頼むぞ」ナデナデ カピ「キュー♪」 ――同時刻・片岡家―― 優希「もうすぐホワイトデーかあ……」 優希「京太郎はなんかくれるだろうし、やっぱり私もお返しするべきなのか?」 優希「直接貰ったわけじゃないんだけどな。 あの時は……」 ――…… 京太郎『なんのことだ? ここにチョコレートがついてるのはお前がこぼしたからだろ?』 京太郎『ここも甘いな……もしかしてお前砂糖で出来てんのか?』 京太郎『口の中に、チョコレート残ってるだろ?』 京太郎『優希……お前、すっげえかわいいな』 ――…… 優希「……」 優希「あの時の京太郎、ちょっと怖かったけどかっこよかったじぇ」 優希「……また、あんな風にならないかな」 優希「……って、私は何を考えてるんだ!?」 優希「さっさと寝て変な事は忘れるじぇ……」 ――ホワイトデー当日―― 咲「京ちゃんいるー?」 京太郎「よぉ、咲。 なんか用か?」 咲「バレンタインのお返しを持ってきたんだけど……」 優希「んっ、どうした咲ちゃん?」 咲「ううん、相変わらず仲いいなあって思っただけ」 咲(もう皆慣れちゃったのか何も言わないしね……優希ちゃんが京ちゃんの膝に座って休み時間過ごしてるの) 男A「須賀のやろう、ニヤニヤしやがって……こっちはホワイトデーに返す宛もないのに」 男B「羨ましいぞ、こんちくしょう」 男C「死ねばいいのに」 咲(あ、あはは……気にしてないわけじゃあないんだね) 京太郎「じゃあ先にこっちの渡しとくか……ほら、クッキー」 咲「ありがとう、京ちゃん。 はい、私からもクッキーだよ」 京太郎「サンキュー」 優希「……」ジー 優希(見るからに手作りだな……むむむ、咲ちゃんに限ってそれはないとは思うけどなんか落ち着かないじぇ) 京太郎「んっ、なんだよ優希?」 優希「なんでもないじぇ……」 京太郎「んー?」 咲「あはは……そうだ、京ちゃん知ってた?」 京太郎「何をだ?」 咲「ホワイトデーって返す物によって意味があるんだよ」 京太郎「へぇ、そうなのか」 咲「たとえばキャンディーなら【好き】、マシュマロなら【嫌い】、それでクッキーは【友達でいよう】なんだよ」 京太郎「なるほど、だからお前もクッキーくれたのか」 咲「まあね。 京ちゃんは大切なお友達だから」 京太郎「俺としては咲は保護対象みたいなもんだけどなー」 咲「むっ、どういう意味かなそれ」 京太郎「迷子のお前を探す的な意味だ」 咲「……いつもお世話になっております」 京太郎「うむ、くるしゅうない」 優希(友達でいよう、か……じゃあクッキーが手作りなのに深い意味はなさそうだじぇ、ふふっ)モゾモゾ 京太郎「ちょっ、おい優希」 優希「なんだー?」 京太郎「人の膝の上で身体揺らすなよ」 優希「どうして?」 京太郎「どうしてってそりゃ……まあ、何というか」 咲「京ちゃん……」 京太郎「な、なんだよ、そんなかわいそうなものを見る目で見るなよ! しょうがないだろ、俺だって男なんだから!」 京太郎(ただでさえ最近優希を変な風に見ちゃう時があるっつうのに、こんな風にもぞもぞされたらヤバいに決まってんだろう!) 優希「ほほう、なんだかよくわからないけど京太郎の弱点を見つけたじぇ!」モゾモゾ 京太郎「だから動くな、やめろ、色々ヤバいから! 咲からも何とか言って……おいこら、逃げるな薄情者ー!」 男A「リア充爆発しろ」 男B「リア充不幸になれ」 男C「リア充に呪いあれ」 ――放課後―― 京太郎「ったく、さっきはひどい目にあった……優希のやつ、自分のしてる事にたいして無防備過ぎて困るっつーの」 ガチャッ 京太郎「ちわーっす」 咲「あっ、京ちゃん。 さっきぶりだね」 京太郎「さっきはよくも人を放置して逃げてくれたな、咲~」 咲「だ、だってチャイム鳴ってたし。 私にはどうしようもなかったんだもん」 京太郎「……はあ、いや別にいいんだけどさ。 ところで他にはまだ誰も来てないのか?」 咲「うん。 和ちゃんと優希ちゃんは来てすぐまた出ていっちゃったけど」 京太郎「ふうん、じゃあそんなにしない内に帰ってくるか……」 ガチャッ 和「今戻りました」 優希「ご帰還だじぇー!」 咲「おかえり、和ちゃん、優希ちゃん」 和「ありがとうございます、咲さん」 優希「おぉ、元気にしてたか、京太郎!」 京太郎「つい一時間前まで一緒だっただろうが。 よっ、和」 和「こんにちは、須賀君。 あっ、そうそう、バレンタインのお返しを持ってきたので受け取っていただけますか?」 京太郎「おっ、サンキュー。 和もクッキーかなんか?」 和「いえ、ホワイトデーというくらいですから白い物がいいかなと思いまして……はい、どうぞ」 京太郎「」 咲「あ」 優希「じょ?」 和「あ、あら? お嫌いでしたか……マシュマロ」 ――少女事情説明中―― 和「す、すいません、まさかマシュマロにそんな意味があったなんて……」 京太郎「いいんだ……お嬢様の和が知らないのも無理はないのわかってるし、わざとじゃないのもわかってるから……」 優希「のどちゃんだったらこんな回りくどい真似しないで、はっきり『あなたなんか嫌いです』って言うからな!」 和「ゆ、ゆーき! それではまるで私が血も涙もない冷血漢みたいじゃないですか! というか今の変な裏声は私のまねですか!?」 咲「あっ、そういえば私、昔和ちゃんに退部を迫られたような……」 和「咲さんまで何を言うんですか!?」 咲「クスクス、大丈夫だよ和ちゃん。 和ちゃんはちょっと生真面目なだけで優しい子なのは知ってるから」 和「もう……いたずらにしては悪質過ぎます!」プイッ ガチャッ まこ「相変わらず賑やかじゃのう」 優希「あっ、染谷新部長のご到着だじぇ!」 咲「新部長って……普通に部長でいいんじゃないかな」 和「染谷部長、こんにちは」 まこ「おう。 で、そこでうなだれてるのはどうしたんじゃ?」 京太郎「ああ、気にしないでください。 予想以上にショックがでかかっただけですから……」 まこ「ん? よくわからんが、まあこれでも食べて元気を出しんしゃい」 京太郎「これは?」 まこ「バレンタインのお返しじゃ。 ホワイトデーじゃから白い物がいいと思っての」 咲「あれ、なんかデジャヴ……」 優希「さっきもこんな光景があったような……」 和「まさか……」 まこ「ほれ、マシュマロじゃ」 京太郎「」 ――再び少女事情説明中―― まこ「いやあ、すまんすまん! マシュマロはよくホワイトデーに使っとるからそんな意味だとは思いもせんかった」 京太郎「普段そういうの見せる事少ないから、はっきり言う和よりダメージがでかくなりそうなんですけど」 咲「確かに和ちゃんと部長なら部長の方がショックかも」 優希「のどちゃんはクールビューティーだからな! やっぱり違和感がないんだじぇ!」 和「須賀君も咲さんもゆーきも私をなんだと思ってるんですか……!」 京太郎「それにしてもお菓子業界もわざわざ嫌いだなんて意味をお菓子につけんなよな……モグモグ」 まこ「確かにの。 まあそれはさておいてそろそろ練習を始めるとするか!」 咲・和・優希・京太郎「はい(だじぇ)!」 まこ「よし、それじゃあ一年組は卓につけ。 わしは京太郎を後ろから見ておくからのう」 京太郎「あっ、ありがとうございます」 まこ「気にする必要はないぞ。 京太郎には夏の雑用ばかりさせていた期間を取り戻す勢いで教えていくつもりじゃからな」 京太郎「はい!」 まこ「和、対局が終わったらわしと交代して京太郎を見てやってくれんか。 咲と優希は感覚型の打ち手じゃから教えるのは不向きじゃしの」 和「わかりました」 まこ「咲と優希はとにかく打って実力を高めていけ。 去年全国三位の辻垣内や チャンピオンの宮永照とやり合ったお前さんらは互いを相手にするだけでいい経験になるじゃろう」 咲「はい」 優希「……」 まこ「それじゃあ始めるぞ!」 ――…… 京太郎「えっと、これは……この牌かな」タンッ まこ「うむ、それで正解じゃな」 京太郎「やった!」 優希「……」タンッ 和「ゆーき、それロンです」 ――…… 和「須賀君、ここはこうした方が……」 京太郎「あっ、そうか……ありがとな、和」 和「いえいえ、どういたしまして」 優希「……」タンッ 咲「優希ちゃん、ロンだよ」 ――…… 京太郎「……よし、リーチ!」 咲「ごめんね、通らないよ京ちゃん」 京太郎「ぐへぇ!」 咲「が、頑張って!」 京太郎「おう……よっしゃ、仕切り直しといくか!」タンッ 咲「ふふっ、その調子だよ京ちゃん!」タンッ 優希「……」タンッ まこ「優希、それロンじゃ」 ――…… まこ「うーむ」 部内対局総合結果(半荘5回) 宮永咲……一位3回、二位2回 原村和……一位1回、二位2回 染谷まこ……一位1回、三位1回、 須賀京太郎……二位1回、三位4回 片岡優希……四位5回(その内二回はトビ) まこ「まさかの結末じゃなあ……」 優希「」チーン 京太郎「俺が一回もラスにならなかったなんて初めてだぞ……」 咲「ゆ、優希ちゃん、調子でも悪いの?」 優希「大丈夫、だじぇ」 和「……どこか対局に集中出来てないようでしたが?」 優希「っ……」 まこ「なんじゃ、何か気になる事でもあったのか?」 優希「それは……」チラッ 京太郎「ん?」 咲(あっ、もしかして……) 和(まさかゆーき、あなた……) まこ(ああ……そういう事か) まこ「京太郎」 京太郎「はい、なんですか?」 まこ「今思い出したんじゃが、今日わしは店に出なきゃいけないんじゃ」 京太郎「はあ」 まこ「じゃから後の事を頼んでもいいか? これ部室の鍵じゃ」 京太郎「あっ、はい」 まこ「じゃあまた明日な。 クッキーはありがたくもらっておくからのう」 ガチャッ、バタンッ 京太郎「なんなんだ、いきなり……」 咲「あー!」 京太郎「おわっ、なんだよ咲!?」 咲「図書館で借りてた本、返却日が今日までだったんだ! ごめん、私も帰るね!」 京太郎「はっ、おい、待てよさ……」 ガチャッ、バタンッ 京太郎「本当になんなんだ……」 優希「……京太郎」 京太郎「ん?」 優希「のどちゃんも用事があるって帰っちゃったじょ」 京太郎「はあああああ!?」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎(なんかすっげー気まずいんだけど) 京太郎「優希」 優希「えっ、な、なんだじょ!」 京太郎「いや、なんでもない……」 優希「そ、そうか……」 京太郎「ああ……」 京太郎(なんでこんな空気になってんだ、おい) 京太郎「あー……ネト麻でもやるか」 優希「……」ピクッ 京太郎「優希、前みたいに先生やってくれるか? 調子悪いなら今日は終わりにしてもいいけど……」 優希「や、やる! 喜んでやらせてもらうじょ!」 京太郎「お、おぉ、そうか。 じゃあよろしく頼む」 京太郎(急に元気になったな……さっきまでのあれはなんだったんだ?) 京太郎「……」カチカチ 優希「……」ジー 京太郎「えっとここは……なあ優希」 優希「……」ジー 京太郎「優希?」 優希「えっ」 京太郎「いや、えっじゃなくてここはこれでいいよな?」 優希「あ、ああ、うん」 京太郎「よし、じゃあ……」ロン 優希「あ」 京太郎「あっちゃあ、地獄単騎かよ。 竹井部長みたいな事しやがって……」 優希「ご、ごめん」 京太郎「いや、謝らなくてもいいって。 これはさすがに予想外だったしな」 優希「うん……」 京太郎「気を取り直して続き、続きっと」 京太郎「そういえばさ」カチカチ 優希「じょ?」 京太郎「久々にこうして2人きりになれたな」 優希「なっ!?」 京太郎「元部長……竹井先輩が卒業してから皆今まで以上に気合い入れて活動してたから、 あんまり2人きりで過ごせてなかっただろ?」 優希「……確かに京太郎の指導は染谷先輩とかのどちゃんばっかりがやってたな。 私は咲ちゃんとひたすら打たされてたじぇ」 京太郎「まあ、お互いに麻雀上手くなるために必要な事だったんだろうけどさ。 俺としては少し寂しくもあったわけだ」 優希「……のどちゃんにデレデレしてたくせに」 京太郎「それは誤解だぞ!? そりゃ確かに和が魅力的なのは認めるけどデレデレなんか……」 優希「ジトー」 京太郎「そ、そんな目で見なくてもいいだろ! ああ、じゃあ証拠にこれやるから!」 優希「これは……」 京太郎「部活前に急いで買ってきたキャンディーだよ。 お返しどうしようかなーって ずっと考えてたけど咲に教えてもらったし、そういう意味もこめてそれにしてみた」 優希「そういう意味……」 咲『ホワイトデーのお返しには意味があるんだよ。 キャンディーなら【好き】』 優希「……」 京太郎「しっかしわかんねえよな。 なんで一番安そうなキャンディーなら好きなんだ?」 優希「……」ガサガサ 京太郎「よし、これで今日は終わりっと……なんだかんだで7時近くなっちまったな」 優希「……」パクッ 京太郎「遅くなって悪かった、優希。 じゃあ帰るか……」 優希「んっ」チュッ 京太郎「」 京太郎「……は?」 優希「んんっ!」コロン 京太郎(なんか優希の口から転がってきた……ああ、さっきやったキャンディーか、これ……って!) 京太郎「ちょ、ちょっと待て待て、待って!」 優希「わわっ!?」 京太郎「い、いきなりなんだよお前! 別にするなとは言わないけどこっちにも心の準備って奴が必要だろ!」 優希「……甘かっただろ?」 京太郎「えっ、ああ……レモン味だったな」 優希「そういう事だじぇ」 京太郎「はい?」 優希「キャンディーが好きだって意味の理由。 キスはレモンの味だって言うからな!」ドヤァ 京太郎「……」 優希「京太郎?」 京太郎「っ!」グイッ 優希「えっ」ドサッ 京太郎「……」 優希「京太郎……?」 京太郎「お前さ、ちょっと警戒心低すぎだろ」 優希「な、なんの話……」 京太郎「いつも暇さえあれば人の膝の上に座って、抱きついてきて、挙げ句にこれ…… 俺が人畜無害なんかじゃないのはバレンタインの時に理解したんじゃないのか?」 優希「それは……」 京太郎「それでも我慢したよ。 ああ、我慢したさ。 お前を傷つけたくないし、 二度とあの時みたいな暴走だけはしないって心に誓ったから、 お前をこうして押し倒してやりたい気持ちをずっと押さえ込んできたんだ」 優希「……」 京太郎「なのにそんな事されたら我慢なんか出来るかよ! なんなんだよ、お前誘ってんのかよ、これ以上俺を勘違いさせないでくれよ……!」 優希「……」 京太郎「……変な事して悪かった。 悪いけど落ち着きたいから少しだけ1人にして……」 優希「勘違い、じゃない」 京太郎「……えっ?」 優希「私が、軽い気持ちでこんな事してると思ってたのか? 私が何にも考えないでこんな事出来る子供だとでも思ってたのか? 京太郎こそ、私を甘く見るな……!」 京太郎「優希、お前」 優希「恥ずかしくないわけない! 京太郎が狼な事なんか理解してるに決まってるじょ! それでも、それでも私は……」 京太郎「はは、じゃあなにか? お前、ずっとこうさせるために誘ってたのか?」 優希「……そんな事、言わせるな、バカ!」 京太郎「ああ、なんだよ……本当にバカみてえだ。 必要もない我慢だけずっと繰り返してたとかよ……」 優希「京太郎……ひゃっ!?」 京太郎「……もう、我慢なんかしねえ。 今さら泣き事言っても、止まってなんかやらねえからな」 ――…… 優希「んん、んっ!」 我慢なんかしないという言葉の通りなのか、今日初めての京太郎からのキスはバレンタインの時のような激しいもので。 最初は自分の中に入ってくる舌に優希も自分のそれで拙く対抗していたが、 そんなものはまるで通じずいつしかただ蹂躙され翻弄されるだけになってしまっていた。 優希「はふっ……はあっ……」 京太郎「っ……!」 京太郎はキスの勢いを弱めると、自分の首に回した優希の腕の力が 離さないと言うかのように強くなる事に気付き心の中で驚喜する。 自分は目の前の少女に求められているのだ、それだけで胸が熱くなり下手をすれば涙すらこぼれてしまいそうになる。 京太郎(……ああ、誰かに求められるってこんなに嬉しいもんだったんだな) 今年は雑用としてしか部の力になれなかった自分。 来年もやめずに麻雀部に残ると決めはしたものの、新入生も入部してくるだろうそこに はたして自分の居場所はあるのか……もうすぐ二年生となる京太郎は漠然とした不安を抱えていた。 優希「京太郎っ……京太郎ぅ……」 だけどもう、そんな不安はほとんどない。 わかるからだ、彼女は自分を必要としてくれている、どんな理由だとしても他でもない須賀京太郎を欲してくれているのだと。 優希「京太郎……なんで泣いてるんだ?」 京太郎「えっ……」 優希「もしかして、これから私とそういう事が出来るから感激のあまり涙が出てきたのか!?」 京太郎「……」 優希「なーんて冗d……」 京太郎「……ああ、そうかもな」 優希「うえっ!?」 自分で言い出したのに慌てふためいている優希がたまらなく可愛く見えて。 京太郎は一年近く前なら考えられなかったな、などとのん気に思いつつその小さな身体を抱きしめた。 優希「あの、京太郎」 京太郎「どうした?」 優希「あんまり見ないでほしいじぇ……」 部室にあるベッドに場所を移し、制服の上着を脱いでから急にそんな事を言い出した優希に京太郎は疑問符を頭に浮かべる。 はて、自分は何かマズい事でもしただろうか……少しばかり考えて、ふと優希が胸を必死に腕で隠してる事に気付いた。 優希「京太郎が大きいの好きなのは知ってるじょ……いずれはのどちゃんみたいになるけど、今はまだ小さいから」 優希が本気で将来和みたいな胸を手に入れるつもりなのかよくわからないが、 少なくとも今は小さい胸にコンプレックスがあるのだろう。 目をそらしながらそんな事を言った優希に、大きい胸が好きなのが周知の事実である京太郎の出した答えは…… 優希「ひゃああ!?」 優希の腕を半ば無理やり引き剥がし、その起伏の乏しい胸を愛撫する事だった。 京太郎「柔らかいな……」 優希「やっ、ダメ、そこはぁ……!」 その小さな身体に見合ってるとも言えるなだらかな丘に手を這わせれば、優希は常の彼女からは考えられないような声を漏らす。 物理的に小さく、また普段は精神的にも幼く感じられる優希の女の声に京太郎は頭の理性が2、3本焼き切れたような気さえした。 京太郎「優希っ……!」 優希「はっ、あぅ……!」 もう人などほとんどいないだろうとはいえ学校で、しかもいつも皆で過ごしている部室で こんな事をしているという事実は予想以上に2人の心を熱くさせる。 心臓は痛いくらいに鼓動を鳴らし、視界はお互いしか入らず、口を開けば出るのは睦言と互いの名前のみ。 京太郎「あっ……なんか硬くなってきた」 優希「い、言うんじゃない、バ……ああっ!」 手のひらで全体に愛撫を繰り返していた京太郎は優希の胸に起きた小さな異変にすぐ気付き口に出す。 酷く羞恥を刺激するそれに当然抗議しようとした優希だったが、 その言葉は京太郎が硬くなったその突起を指で摘まんだ事によって出た嬌声にかき消されてしまった。 京太郎「さっきより声出たな……な、なあ、ここがいいのか?」 優希「そんなっ、ふあっ、い、言えるわけ……ひうっ!」 京太郎「あー……大丈夫、態度でだいたいわかるから」 このままいっても問題ないと判断したのだろう、京太郎は重点的にそこを攻めていく。 指の腹で擦り、赤ん坊のように吸い、舌を這わせ、軽く歯を立てる……その度に身をよじらせ、 掠れた声を吐き、切なげに目を潤ませる優希に京太郎の興奮はますます高まっていった。 優希「はぁ、あうっ、んんっ!」 京太郎「……」 片手で胸を弄りながら京太郎は空いた手で優希の肌を撫でていく。 腹部から脇腹、さらに太ももに優しげな手付きで腕を滑らせていき、 一瞬迷うようにその手を止まらせた後……意を決したように下腹部へと手を動かした。 優希「えっ……あっ、そこは!」 ようやく優希も京太郎が何をしようとしているのかを察し、慌てて制止するが時すでに遅し。 優希が本能的に脚を閉じるよりも、京太郎の指先がスカートの下にある秘裂に触れる方が早かった。 京太郎「ん……?」 優希「うっ、あっ……」 優希が誰にも触らせた事のない場所への接触に身体を縮こませる一方で京太郎は違和感を感じていた。 京太郎(触ったの初めてだからよくわからないっちゃわからないけど……もしかして) 京太郎「濡れ、てる?」 優希「~~~!!///」 思わず零れた声に優希は顔を真っ赤に染め、手で見られたくないと言わんばかりに隠してしまう。 その反応と指先を濡らす汗とは違うだろう水に、京太郎はようやく納得した。 京太郎「感じてたのか、胸だけでこうするくらいに」 優希「聞くな、聞くなあ! うう、恥ずかしくて死んじゃいそうだじぇ……」 京太郎「悪い。 だけどさ……」 優希「ひあうっ!?」 京太郎が指で入口をほんの少し触るとそれだけで優希の身体が跳ね、腰が浮く。 指に漏れだした愛液を絡ませながら、何回も何回もピッタリ閉じた割れ目を 擦りあげてみれば全身の産毛が逆立つような感覚が襲いかかり、優希は身体を大きく震わせた。 京太郎「俺は、嬉しいぜ?」 優希「はっ、んっ、な、なにが、ああっ!」 京太郎「お前が、感じてくれててだよ!」 経験などない自分の、おそらく下手であろう愛撫に気持ちよくなってくれているという 事実は、男としてのプライドもある京太郎にとっては嬉しい事この上ないもので。 さらに自分がこうして触る毎に水音が大きくなり、手を濡らす愛液の量が 増しているというのも、京太郎に自信を与えてくれていた。 優希「やぁ、京太郎、私、なんか、変……!」 京太郎「いいぜ、イッてくれて!」 ガクガクと身体を一層大きく震わせる優希に限界が近いのを見て取った京太郎は、指での愛撫にラストスパートをかけていく。 優希「ああぁあぁぁっ!!」 そして人差し指を浅く秘裂の中に入れ、親指で入口の上にある小さな突起を 刺激すると優希は一際高い声を上げて絶頂を迎えた。 優希「はあっ、はあっ、はあっ……」 京太郎「……すご」 京太郎は初めて自分が絶頂させた女の肢体に半分見とれていた。 それが普段からはこんな姿を想像出来ない優希である事も相まって既に自分の下腹部は痛いくらいに熱を帯びている。 京太郎(おいおい、指だけでこんな風に出来るならこの先はどうなるんだよ……) 優希「京、太郎っ……」 京太郎「続き、いいか?」 優希「……いいじぇ」 許可は出た、だけど焦ってはいけないと京太郎は今すぐにでも襲いかかってしまいそうな自分の心を戒める。 指を浅く優希の中に入れた時、京太郎はそのあまりの狭さに一瞬凍り付いていたのだ。 京太郎(俺の方は比較対象がいるわけじゃないからなんとも言えねえけど……こいつが小さいのは間違いない) はたして優希が自分を受け入れられるのか……それに疑問すら浮かぶ2人の体格差。 だからこそ先に進むためには入念な準備が必要だろうなと、京太郎は優希の肉体を解すべく再び指を浅く中に沈めていく。 優希「痛っ……!」 だがそういう時に限って失敗するものなのか、少し深めに指を中に進めてしまったらしく、優希が痛みを訴える。 京太郎「あっ、悪い! 大丈夫か?」 優希「だ、大丈夫だじょ……」 口では大丈夫だと強がっている優希だが、その目は痛みで涙を浮かべ顔は少し強ばっていて。 京太郎(少し深め、それも指でこれか……これ以上は無理、だな) 今の優希はおそらくこの先の行為にまで進む事は出来ない、やったとしてもそれはきっとお互いに禍根を残す結果になるだろう。 残念ではあるが時間も時間だ、部室の鍵も返さなければならないしここいらが潮時だったのだ…… そう判断した京太郎は学ランを脱ぐとそれを優希に渡した。 ――…… 優希「えっ、京太郎?」 京太郎「ここまでにしとこうぜ、優希。 お前、もうこれ以上出来ないだろ?」 優希「っ……そんな、事」 京太郎「震えてるのにか?」 優希「あ……」 京太郎「無理、なんだろ?」 優希「……ごめんだじょ」 京太郎「いいって。 じゃあ俺ちょっと外出てるから服着といてくれるか?」 優希「……わかった」 京太郎「また、後でな」ガチャッ、バタンッ…… 優希「……」 優希「……ごめん、京太郎」グスッ 京太郎「あー、これどうすっかなあ。 トイレでも行くしかないか……」トボトボ ――…… 京太郎「すっかり遅くなっちまったな」 優希「おー……」 京太郎「明日も練習頑張らないとなー。 見てろ優希、今年こそ俺も全国出場してやるからな!」 優希「おー……」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎「優希」 優希「じょ?」 京太郎「んっ」ギュッ 優希「じぇ!?」 京太郎「本当俺は気にしてないから、お前も気にすんなって。 別に今すぐしなきゃ死ぬわけでもないんだから」 優希「……」 京太郎「な?」 優希「……うん」 京太郎「よし、それでいい!」 優希「だけど京太郎も変な奴だじぇ」 京太郎「どこがだよ?」 優希「こういう時男はがっつくものなんじゃないのか?」 京太郎「あー、そういうことか。 それはだな……」 優希「それは?」 京太郎「やっぱりちんちくりんだとがっつく気が起きな……」 優希「ふんっ!」ゴスッ 京太郎「ごふっ!?」 ――1ヶ月後―― ガヤガヤ…… 京太郎「うわあ、随分たくさん来たな」 咲「あわわわ、人がいっぱい……せ、先輩として恥ずかしくないようにしなきゃ……」 京太郎「……咲」 咲「な、なに京ちゃん」 京太郎「イメージを崩したくないならお前がやる事はただ1つ……何もするな」ポンッ 咲「ひどいよ京ちゃん!?」ガーン 和「たくさん来てくれたのは嬉しいんですけど、ミーハーなだけの人も多そうですね」 京太郎「全国優勝校だからなあ……まあ、有名税って事で諦めるしかないだろ」 和「さっきから胸元にチラチラと視線も感じますし……」 京太郎「あはは……」 京太郎(俺も元々そういう目的だったから責めらんねえや……ってあれ?) 京太郎「なあ、優希は?」 和「えっ、さっきムロと話した後タコスを買いに行きましたけど……」 京太郎「なんだよ、別に買いに行かなくてもちゃんと用意してあんのに」 咲「……京ちゃんって優希ちゃん大好きだよね」 京太郎「な、なんだよいきなり」 咲「いえいえ、なんでもありません」 優希「だーかーら、私は別にそういうのはいいじょ!」 京太郎「んっ?」 和「ゆーき?」 優希「あっ、京太郎、のどちゃん助けてほしいじょ!」 京太郎「どうしたんだよ?」 優希「さっきからあいつがしつこいんだじぇ!」 後輩A「い、いや僕はただ同級生同士交流を深めようと……」 京太郎「……あのな、こいつこれでも二年生だぞ?」 後輩A「ええっ!? こんなにロリっぽいのに」 和「……全国にはゆーき以上の年でもっと幼そうな人もいますけどね」 咲「衣ちゃんとかね……」 後輩A「だ、だけど年上だろうと関係ありません! 僕はあなたに一目惚れしました!」 優希「じぇ!?」 京太郎「……あ?」 優希「そ、そんな事言われても困るじぇ!」 後輩A「そんな、せめて携帯の番号だけでも!」 京太郎「……」 優希「だから私には彼氏がいるって何回言ったら……」 後輩A「略奪から始まる愛もありますよきっと!」 京太郎「……」ブチッ 優希「ううっ、こいつあの副会長より危険な匂いがするじょ……」 後輩A「はあはあ……先輩ー!」 京太郎「おいこら待て」ガシッ 後輩A「え」 京太郎「お前も麻雀部に入るつもりならさ、麻雀で話を付けようじゃねぇか」 後輩A「えっ、でも僕初心者……」 京太郎「安心しろ」 京太郎「俺達がたっぷり教えてやるからよ……なあ、咲、和?」 咲「そうだね、歓迎も込めてちょっと打とうか」ゴッ 和「……まあ、少々手荒くなってしまうかもしれませんがいいでしょう」ゴッ 後輩A「えっ、ええっ?」 京太郎「まぁ、頑張れ。 運がよければトバないから」 後輩A「ま、まさか片岡先輩の彼氏って……」 京太郎「俺だよ」 後輩A「」 京太郎「さあ早く打とうぜ、後輩君」 京太郎「ようこそ、清澄高校麻雀部へ」 咲(この後、私達と打った後輩A君が麻雀部に来る事はありませんでした) 咲(私と和ちゃんと京ちゃんの3人がかりでなにもさせないで散々トバしたからかも…… ちょっと危なそうな人だからってやりすぎちゃったかな?) 咲「反省してます」ペッコリン カン!